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アムネスティ日本支部声明 : 中国当局はチベット人抗議者たちに自制をもって対応を

アムネスティ・インターナショナル日本(理事長・搆美佳)は本日付で、中国当局のチベット人抗議者への弾圧に抗議する書簡を、駐日中国大使館の孔鉉佑臨時大使代理宛に送付しました。

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中華人民共和国大使館
臨時大使代理 孔 鉉佑 殿

中国当局はチベット人抗議者たちに自制をもって対応を

私たちアムネスティ・インターナショナル日本は、世界中の220万人以上にのぼるアムネスティの会員・支援者とともに、チベット自治区と隣接するチベット人居住地域における人権状況について深く憂慮し、自制をもってこれに対応することを貴国に要請します。

非暴力の抗議行動に参加した人びとへの中国当局による厳しい弾圧は、チベットの首都ラサで3月10日に行われた400人にものぼる僧侶のデモに始まり、現在も拡大が懸念されています。抗議行動の発端は、ダライ・ラマの非難を紙に書かせることを強制するなどの政治的プロパガンダ・キャンペーンを緩和するよう要求する僧侶たちのデモ行進で、平和的な方法による訴えでした。 これにより50人以上の僧侶が路上で拘束されました。後日、捕らわれた僧侶たちの釈放を求めて集まった群集に向けて警察と軍は催涙ガスを発砲、電気棒などを使用して抗議行動参加者を殴打し、群集を解散させるために実弾を発射しました。 

中国当局は厳戒態勢を徹底し、警察と軍隊によって包囲されたラサにある3つの主要な僧院では僧侶たちが院内に監禁され、外出禁止令下にある市内全域では市内への立ち入りを武装車両や武装警察部隊が封鎖しています。その一方、ラサ市内の一部では散発的な抗議行動が続き、隣接する青海省、甘粛省、四川省にまでチベット人の抗議活動が拡大していると報じられています。チベット自治区と上記3省のチベット人居住地域では当局との衝突により多数の死傷者を出しながら、依然不安定な状況が続いていると報告されています。

アムネスティ・インターナショナルは、当局が非暴力の抗議活動に参加したチベット人に対して過剰な武力を持って弾圧したことを強く非難し、継続中の抗議活動に対して自制をもって対応するよう貴国に要請します。抗議行動に参加する人びとには平和的に反対の意を表明する権利があり、集会の自由と表現の自由を認めない中国の姿勢は国際人権基準の違反行為であり、許されるべきではありません。

私たちアムネスティ・インターナショナル日本は、今回のチベットにおける人権の危機的な状況を深く憂慮し、事態の改善を求め貴国に以下を申し入れます。

1.抗議行動の弾圧において、ラサやチベットのそのほかの地域で拘禁された人びとの消息を明らかにし、自らの意見や表現の自由、集会・結社の自由を主張したために拘禁されたすべての人びとを速やかに釈放すること。

2.中国当局は、ここ数日の同地域の封鎖と、長期にわたってチベットの人権状況の調査が制限されている状況を特に踏まえ、現在チベットで起きている事件について、独立した国連の調査を受け入れること。

最後に私たちは、チベットの人びとの根本的な不満や憤りを生み出した政策の問題について、貴国が真摯に取り組む必要があることを、お伝えいたします。

2008年3月18日

社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
理事長   搆 美佳
アムネスティ日本支部声明


そのほかのアムネスティ国際ニュース
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中国 : チベットへ独立した国連の調査が必要

「中国当局は、ここ数日の同地域の封鎖と 長期にわたってチベットの人権状況の調査が制限されている状況を特に踏まえ、先週末にチベットで起こった事件について、独立した国連の調査を受け入れるべきである」。15日、アムネスティ・インターナショナルはそのように述べた。「国連人権理事会も、現在の会期中に、このチベットの状況について取り組むべきである」。


アムネスティは、中国当局に対して、継続中の抗議行動に対して自制をもって対応するよう要請する。また、先週行われた抗議行動への弾圧において、ラサやチベットのその他の地域で拘禁されたすべての人びとの消息を明らかにし、自らの意見や表現の自由、集会・結社の自由を平和的に主張したために拘禁された人びとを釈放するよう要請する。

「また、中国当局は、チベットの人びとの根本的な不満や、人びとのそうした憤りを生み出した長期にわたる政策の問題に取り組む必要がある。」アムネスティのアジア太平洋部長キャサリン・バーバーはそのように述べた。今回表面化した長期にわたるチベット人の不満には、経済発展の利益から排除されているという認識と、宗教活動が制限され、チベットの文化や民族的アイデンティティが中国政府の政策によって弱められているという問題がある。

背景情報:
抗議行動は、先週月曜に約400人の僧侶がデプン寺院からラサの中心部に向かって、政府が強制したキャンペーンを緩和するよう要求する行進を開始したことから始まった。このキャンペーンは、ダライ・ラマへの非難を書くよう僧侶に強制し、政府の政治的プロパガンダに従わせようとするものである。50人以上の僧侶がラサ市内の路上で拘束された。それに続く抗議行動は、その他の僧侶たちが拘束された僧侶を支持して起こしたもので、ラサやその他のチベット全土で一般の人びとが参加し、全面的な騒乱に発展した。隣接する青海、甘粛、四川の各省でチベット人による抗議行動が報告されている。

警察と軍は催涙ガスを群集に向けて発砲し、抗議行動参加者を殴打し、群集を散会させるために実弾を発射したと報道されている。金曜日にはラサでの抗議行動が激化し、一部の抗議行動参加者が警察車両に火を放ち、特に中華系企業を対象に焼き討ちするなど暴徒化した。中国の当局筋によれば10人が死亡し、その大半がラサの実業家であると伝えている。より多くの犠牲者がいるとの未確認情報もある。

外出禁止令が市内全域に出され、全ての店舗が閉鎖されていると伝えられている。市内への立入りは市周辺の検問所で封鎖されており、ラサのいたるところに武装車両や武装警察部隊がいる。報道によれば、本日も市内の一部で散発的な抗議行動が続いているという。

警察及び軍隊がラサ地域にある3つの主要な僧院を包囲し、僧侶を院内を監禁し、外に出ようとする者を殴打している。セラ寺の僧侶たちは、僧院からの軍隊の撤退を求めてハンガーストライキを始めたと伝えられている。

今週は、ネパールやインドでも、チベット人による平和的抗議活動が行われている。インドでは、中国国境まで行進しようとした抗議行動参加者たちが制止命令を受けて拘禁された。ネパールでは、カトマンドゥで行われた抗議行動が暴力的に散会させられ、一次的に拘禁された抗議参加者は殴打され、または劣悪な処遇を受けていると言われている。

アムネスティ国際ニュース発表
2008年3月15日
アムネスティニュース中国 : チベットへ独立した国連の調査が必要



中国 : チベット人抗議者たちへの弾圧に高まる懸念

アムネスティ・インターナショナルは本日、チベットの首都ラサで非暴力の抗議活動に参加した人びとに対して厳しい弾圧が行われたことを非難する。目撃者の報告によると、3月11日、前日の抗議で捕らわれた僧侶たちの解放を求めて集まった500人を追い払おうと、中国の警察は催涙ガスと電気棒を使用したという。

アムネスティ・インターナショナルは本日、チベットの首都ラサで非暴力の抗議活動に参加した人びとに対して厳しい弾圧が行われたことを非難する。目撃者の報告によると、3月11日、前日の抗議で捕らわれた僧侶たちの解放を求めて集まった500人を追い払おうと、中国の警察は催涙ガスと電気棒を使用したという。

3月10日には、9人の僧侶を含む11人の抗議行動参加者たちが、ラサの中心にあるツクラカン大聖堂(ジョカン寺・大昭寺)の外で激しく殴打され拘禁されたと報告されている。参加者たちは、中国の支配に反対して行われた蜂起が失敗に終わり、ダライ・ラマがチベットから亡命して49周年を迎える日を記念して、抗議行動を行っていた。同様に約50人の僧侶が首都全域で拘禁されている。

「抗議行動に参加する人びとには平和的に反対の意を表明する権利がある。集会の自由と表現の自由を認めない中国は国際人権基準に違反している」と、アムネスティ・インターナショナル・アジア太平洋部のティム・パリット副部長は述べた。

「人権侵害が北京の路上で起ころうがチベットの山中で起ころうが、アムネスティ・インターナショナルはその行為を非難する」

アムネスティ・インターナショナルは、平和的に自らの権利を行使しただけで拘禁された人びとを速やかに解放するよう、中国に要求する。

アムネスティ発表国際ニュース
(2008年3月12日)
アムネスティニュース中国 : チベット人抗議者たちへの弾圧に高まる懸念
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【2008/03/24 00:51】 | 軍事支配
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