この、記事を見て力がなえ、なかなか次のエントリを書く気がしなかったのだ。逃避の気持ちがあったのかなと思う。でもそんなことは爆弾で殺される人たちにとったらたまったものではないので、死んでも傷ついてもいない私たちは書く以外ない。

 昨日、本屋で見ていてもパレスチナやイスラエルの問題を書いた新書も棚に並んでいない。これではいったいどういうことなのかわからないだろうな。そうしみじみ思った。

 イスラエルの言い方だとハマスが自分たちの国内のテロリストみたいではないか。それをやっつけてるんだてな感じである。本当はイスラエルというのは、パレスチナという国を占領し軍事支配している軍事勢力なのだ。それが封鎖しガザのパレスチナ人を飢えさせていて半年間停戦しても封鎖を解除するという約束も守らない。それで抗議のためもあってロケット弾を打った。
 そうしたら、それをだいぶん前から計画し口実を待ち構えていたイスラエルが、ハマスとガザのパレスチナ時の絶滅を目指して大殲滅攻撃を始めたのだ。

 もちろん、彼らがナチスのためにひどい目に会った人たちやその子孫などで、もとから欧米で差別されていた、だからもしかしたらまた迫害を受けるかもしれないから防衛のためにユダヤ人で国を作るべきだと考えた、ということは分かる。でも、ナチスはドイツ人であって、パレスチナ人やアラブ人は歴史的な古さでは彼らに何もしていない。
 ドイツを分割してそこに国を作るべきだったと思う。これは冗談みたいに聞こえるかもしれないが、第二次大戦後にはそういう意見もあったのだ。

 あんな危険なドイツ国の隣が嫌だというなら緩衝地帯を設ければいい。もし、ポーランドの人が納得するなら、今のポーランドの位置は戦前より東にずれた。ポーランドの領土というのは歴史的にずいぶん変遷していて、このときはソ連が西をとって領土を増やし、ポーランドを西寄りにドイツ側にずらしたのだ。これも古いポーランドの位置だった。このときソ連さえ我慢すれば、西側にユダヤ国家を作ることは可能だった。

 それを古い聖書の場所に造らせたのだ。ヨーロッパにとってじゃまな連中を異郷に追いやってせいせいしているのだろう。そして、迫害を受けたはずのユダヤ人も、さすが白人で、あっという間にアラブではかつてのナチスや欧米白人が植民地に対してやってきたのと同様のことをし始めたのだ。それはアラブ人に対する軍事占領と皆殺しと絶えざる抑圧だ。

 パレスチナ人への皆殺しを当然の権利だなんて言えるのか。言ってるブラウンやメルケルのような連中は、殺されているのがアラブ人でいいと思っているからそんなことが言えるのだ。

 まあ、もう少し詳しくは別にエントリを改めて書くが、この国際社会が反応が鈍いというのは、間違いなく世界にテロリストがあふれかえるということだからだ。世界から見捨てられた者たちのために、どちらかといえば上層に属する者たちが動き出すのだ。そして私たちの民主主義がまたいくつも減じられる。せっかく戦争狂のブッシュの時代が終わろうとしているのにだ。だから他人ごとではない。



<ガザ空爆>国際社会、反応鈍く 欧米「自衛」に理解
12月30日21時23分配信 毎日新聞

 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への空爆について、国際社会は暴力の即時停止要求では一致しているものの、非難を強めるイスラム諸国に対し、欧米主要国の首脳がイスラエルの「自衛」に一定の理解を示すなど、分裂の様相を示し始めている。国連は鈍い反応にいらだちを強めている。

 ヨルダンのアブドラ国王は29日、ブッシュ米大統領に電話で「空爆を中止させる国際的な努力が必要」と促した。インドネシアのユドヨノ大統領は「平和が引き裂かれている」と記者団に述べた。

 30日はイラン、インド、韓国、日本など世界各地で平和を求めるデモが行われた。

 しかし、米国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官は29日、空爆について「イスラエルの自己防衛に必要な行動」と述べ、事態の責任はイスラム原理主義組織ハマス側にあるとの見方を強調した。27日にはライス米国務長官が、ガザでの暴力再燃はハマスの責任だとする声明を発表した。

 また、ブラウン英首相は29日、イスラエルに強く自制を求める一方で「イスラエルには、自国民を守らなければならない義務がある」と理解を示した。

 独政府によると、メルケル首相は28日のオルメルト・イスラエル首相との電話会談で「事態の責任は一義的にハマスにある」との見解で一致したという。メルケル首相は「イスラエルが自国領を防衛するのは法的権利だ。ハマスがロケット砲撃をやめれば、イスラエルは速やかに軍事行動を終えることができる」と語ったという。

 一方、アラブ連盟は来月2日に緊急首脳会議を開く方向で調整しているが、サウジアラビアのサウド外相は29日、「影響力のある声明を出す条件が整わない会議に出席する意味はない」と発言するなど、アラブ諸国には無力感も漂っている。

 国際社会の反応に国連はいらだっており、潘基文(バンギムン)国連事務総長は29日の記者会見で、イスラエルの自衛権は認めるとしながらも、空爆が「度を越したもの」との見方を示した。そのうえで「周辺地域や国際社会の指導者は(事態収拾のため)十分なことをしていない」と不満をもらした。
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【2008/12/31 16:30】 | 中東、ユダヤ、パレスチナ
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