イタリアのカルパッチョ、フランスを中心にタルタルステーキ、そして韓国のユッケ。いずれも生肉料理だ。これに生肉取り扱いの特別な基準があるか。それがないのだ。全て店に任され、抜き打ち検査で日本の「食品衛生法」に当たる法律で不備があれば処罰される。
日本には基準がある。「生食用食肉等の安全性確保について

 それすら罰則がないせいか守られず今回の焼肉酒家えびすのユッケでの大量食中毒で、2011年5月5日、富山県の70代の女性が亡くなり死者は4人となった。福井、富山、神奈川での発症者は計75人だ。うち重傷者は23人。しかもまだまだ予断を許さない状態だ。

それで「今回の件で罰則がないと守られないとわかった」と新しい罰則付きの基準を策定して検査など規制を強化する予定だ。まあこれまで何千軒もの焼肉店が何万食ものユッケを出していてまるで問題がなかったのだからうまく機能していたのだ。

 それがこんなことになるなんて、しかも外国ではお隣の韓国も含めてうまくいってるのに。

焼肉店えびすやへ肉卸の大和屋商店の加工場を立ち入り検査すると加熱用肉の加工台しかなく、取引先に応じた加工台や包丁、まな板の使い分けをしていなかった。安いわけだが、えびすや側も処理を簡略化していた。フーズ・フォーラス社の「精肉加工マニュアル」では、大腸菌などが付着する恐れのある生肉の表面を削り取る「トリミング」は、
(1)パックを開ける
(2)表面のドリップ(水分)をペーパーで拭き取る
(3)表面の皮、脂、筋の取りきれていない部分があればきれいに取り除く--と定めている。

 改定前のマニュアルでは、(3)が「表面の皮を取り除く」と記され、表面全体をほぼ除去することになっていた。
 生食用食肉の加工手順などを定めた厚生労働省の衛生基準はトリミングについて、「表面の細菌汚染を取り除くため、筋膜、スジ等表面を削り取る行為」と規定しており、それをやめて簡略化したわけだ。

 こんな激安肉を細菌検査もせず表面も削らずそのままユッケにして、安さだけを売り物に通常700円くらいの高級品なのに280円と言う異様な値段で売り重度の中毒を引き起こし4人が死んだのだ。

 焼肉酒家えびす経営の「フーズ・フォーラス」社は、ユッケ用と注文していると言い、その肉を卸した大和屋商店は「加熱用肉しか取り扱っていない」と食い違う証言をしている。だが、大和屋商店と住所、FAX同じ役員らしい人物がユッケ用と販売。「どこにでもある商品ですが価格で勝負します」単価1350円/kgと激安だ。なおWEBと出品者情報とも消されたのでWEB魚拓保存をリンクする。

http://megalodon.jp/2011-0508-1312-57/
www.m-mart.co.jp/search/
cate.cgi?type=buybuyc&id=meatlabo&num=20


販売店出品者情報
http://megalodon.jp/2011-0508-1312-30/
www.m-mart.co.jp/sup/top.php?id=meatlabo


法的な問題はともかく、衛生観念がないのは同様で両社とも悪いと思う。これで日本社会の衰退を感じないだろうか。
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【2011/05/09 00:12】 | 食・農魚業
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