いよいよ、政権交代が明日に迫っている。はっきりと国民が選択した政権交代であり、かつての非自民連立政権とは基本的に違う。

 14日にも、政権成立前にいろんな事があった。
 特に重要なのは最後の事務次官会議があり、1886年明治19年から続く123年間の歴史に幕を閉じたことだろう。20分間で特段の案件もなく終わった。毎週月曜日と木曜日とに首相官邸で定例開催されてきたがいっさいの法的な根拠はない。しかし、閣議にかける案件の事前審査がここで行われ、全会一致で調整が付かない案件は閣議にかけないことが慣例化していた。

 他の省庁が反対する案件は何も通らないということになる。現実に省庁間で食い違う案件は、「それなら次官のところに上げなければならない」という脅し文句が使われていた。つまりは、反対する部分を修正しないと通さないということだ。だから各省庁の既得権や予算配分はけっして変えることができない。1人の次官が反対しても閣議に上がらないのだから。予算は各省庁内で移動してもなかなか減らない。新しい施策もできない。官僚主導の象徴であり砦であった。そして行政膨脹と財政赤字の元凶でもある。

 各事務次官のほか、警察庁長官、金融庁長官、消費者庁長官が出席する。
 そして他には内閣官房内閣総務官及び指定内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補を助ける内閣審議官のうちからあらかじめ指定する者)が会議に同席する

 議事進行役は、代々官房副長官が務め、官僚機構のトップとして君臨していた。
 最後の進行役は当然漆間巌官房副長官であった。
最後の記者会見では「閣議は事前の調整が大事。それを役人が行ってきた象徴が次官会議だ。」と民主党への恨み言ばかりでたそうだ。

 先週のNHKスペシャルでも自民の竹下内閣から非自民の細川内閣を含め歴代最多の7人の首相に内閣官房副長官として仕えた石原信雄の文句など流していたので官僚の代弁者かとあきれた。

 いずれにしろ官僚支配の歴史はこれで終えたい。闇権力はしぶといから十分覚悟と細心の注意を払って官僚内閣制を解体してほしい。

 今財務省はもっとも民主党に近づいている。農水省も。油断しないことだ。

 政治家はもちろん行政の詳細に詳しくはない。しかし、総体的な政治力で調整したりコントロールは可能だ。官僚は制度の中に入れればとても優秀で一生懸命競って働く。逆に使われないことだ。あくまで使う側にいなければならない。政治家もその覚悟が必要だ。

 おそらく、官僚権力を支える数々の仕組みがまだ隠れていると思う。それをどうやって探り出し解体するかだ。

 財務省が出した予算明細でいちいちなぜ必要か問いただすことも大事だ。独立行政法人にため込まれた資金もいったん回収することが必要だと思う。まだまだ気は抜けない。
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【2009/09/15 21:45】 | 政治・経済
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