前々回の第4作「炎のゴブレット」であまりにダークになり過ぎ、その残酷さで、少年少女が見る映画としていいのか、という事まで言われた。しかも、原作も明るい部分はあったのに異様な灰色の画面に埋め尽くされた。

 それで前回「不死鳥の騎士団」は無理に明るくしようとして失敗。
 そのため、今回の「謎のプリンス」はダークさをきちんと描くが少し抑えめにして、演出と表現や映像を巧みにして闇に落ち込もうとする映画を支えた。それでうまく成功した。

 今回は何しろダンブルドアが殺されるのだ。あのハリーにとって最後の守り手であり導き手、ハリーの最大の擁護者が無惨に殺されるのだ。これは原作を読んだときでもショックで、私の心の中で大きく占めていた偉大な教師がいなくなった。

 それと、ヴォルデモートのよみがえってくる秘密が明らかにされる。ここを破壊しないとけっして倒せない秘密だ。一度赤ん坊のハリーと対した時に死んだはずなのに復活してきた。
 史上かつてない闇の魔法使いがどう見いだされ、ホグワーツに入学を許され教育されたとき迎えに行って見抜けなかった教師は誰か。ということも。

 それでも絶望的な映画にならなかったのは、監督の力である。

 ウィズリー役のボニー・ライトは前作であまりに顔や体形が崩れたのでどうなるかと思っていたが、今回はシェイプアップしたようだ。
 ハーマイオニー役のエマ・ワトソンはますます美しく魅力的だ。
 ジニーは、ハリーと近づいたが、みごとな指導力のある女性となる。
 ハリーポッターシリーズは共演やわき役もすぐれた俳優を老若含めて固めている。長く続くシリーズの特徴だが、ボニー・ライトもなんとか合格した。

 最終篇の「死の秘宝」は2010年11月と2011年5月の二つに分けて上映される。本と映画の大きな歴史を作る一つの大シリーズが終わるのだ。ホグワーツ学校を出て放浪する中で戦いが起こってゆく。
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【2009/07/21 18:02】 | 映画
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