アフガニスタンの国民の寿命は平均40歳、世界でもっとも低い。最貧国である。しかもその原因はソ連米国が介入した戦争とその際持ち込んだ大量の武器をすべて残して引き上げたための軍閥の内戦にある。大国のしわ寄せのための戦にあけくれるこれまでの国内の状況にある。

 アフガンは半砂漠で乾燥している。そのためイラン発のカナートアフガニスタンではカレーズという地下水路が整備され、果樹園など農業が行われてきた。農業収入が半分を占める農業国だった。
 それが戦争で塹壕に使用され手入れもできないままズタズタになり、整備し直す力も国民にはない。それで水があまりいらないで簡単に栽培できるものにはしった。アヘン・モルヒネを作るための芥子栽培だ。しかもこれは売買の際タリバンや軍閥を経由するので軍備資金ともなっている。

 だから農業の再生こそアフガニスタンにとってもっとも必要なものなのだ。そのため『医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む』の本で報告されたように病院の運営に続いて水路づくりと農業指導にNGO「ペシャワール会」は尽力してきた。アフガニスタン地域住民にとても信頼されている。その中心の一人が殺された伊藤和也さんなのだ。

 でも、日本がインド洋で米軍などのアフガニスタン派遣軍に給油する中で日本に不信感を抱く勢力も現れてきた。それが武装勢力でタリバンと名乗っている。伊藤和也さんを殺した連中だ。

 本当にほんとうになぜだと問い続けている。
 愚かしい自己責任論など書いているのは産経新聞だけのようだ。
 伊藤和也さんは私たちの代表として人々のために活動し続け、そして31歳という若さで死んだ。その意味の重さを私たちは問い続けなければならない。

 国葬などはいらない。でも国民葬でみんなで送りたい。
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【2008/08/28 00:24】 | 戦争と平和
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