幸福の科学のことは、1991年の講談社のフライデーの教祖大川隆法と教団の記事でもめたことで知った。
 このとき講談社へはFAXがまず次々と送られてくる抗議文で紙が無くなってしまう。そして「講談社フライデー全国被害者の会」(会長・景山民夫、副会長・小川知子)を結成して景山が広告塔として活動し、そして女優小川知子を先頭にヒステリックな社屋前での抗議運動、そしてシュプレヒコール。これで小川知子は女優としてほとんど終わってしまった。
 その後は名誉毀損で裁判に持ち込んだが2002年1月18日最高裁で掲載に公益性があると敗訴している。それは当り前で記事の内容は、幸福の科学側が気に入らなくても公益性のある事実だったからだ。反社会的なカルトとしての性格をあらわにした事件だったと思う。

 「幸福の科学」が、政党を設立して300小選挙区での候補擁立で総選挙に臨む。241人当選を目指すとのことだ。

 これでまず思ったのは、森田健作氏のこと。週刊現代の記事では以前から幸福の科学の応援を受けて、入信していたようだ。そして5月27日の知事記者会見では、3月の知事選に際し宗教法人「幸福の科学」(東京、大川隆法総裁)から支援を受けていたことを明らかにした。

 幸福の科学出版『ザ・リバティ』2009年6月号には、「貧すれば鈍した?『森田知事』告発者たちの“正体”」と言う記事が掲載され、「森田健作氏を告発する会」を攻撃した。あからさまなねつ造記事だが、森田知事の「完全無所属」については徹底して「問題なし」と擁護する一方、当会世話人メンバー吉川県議、大野県議、井代表については、いかにも怪しげな「左翼活動家」と描きあげる。これで電車の中吊りにまで広告された。
 自民党どころか、幸福の科学にまで応援されている。こんな形はおかしいだろう。

 週刊現代が、5月8日号に幸福の科学と森田健作氏との関係について掲載したとき少し書くのをためらった。それは自民党の政治家が形だけのつきあいで票をもらっていることを知っていたからだ。

 しかし、「幸福の科学」は、危険なカルトで、それが政治に乗り出してくることですべての民主主義の基本を破壊してしまう。これはきわめて危険なことなのだ。
 だいたい、大川隆法はもともと、改憲・再軍備・周辺国侵略(大東亜共栄圏実現)を主張する、国粋的な民族主義・侵略主義の人間だ。そして新著『幸福実現党宣言』でも第9条(戦争放棄)、第20条(信教の自由)等、憲法のなかの「改正すべき数多くの矛盾点」を書いて改憲を主張している。
 それに支援された森田健作も本当におかしい。「幸福の科学」の政治戦略の一環として森田健作を支援し両者は癒着しているといってよい。

 Wikipediaから、

日本で一般に説明される「カルト」とは少数であっても熱烈な信者が存在するような宗教的団体を指す。カルト教団、カルト宗教ともいう。教祖が絶対的な権威を持つカリスマであり、その教義に排他的な所や反社会的な内容があることが多い。また、教え自体が、教祖の宗教的な信念に基づく思想ではなく、経済的搾取等の自己の欲望のために信者を利用するための表向きの看板に過ぎないことも多い。

日本の各教団のその誘訪方法はほぼ同じで、まず美辞麗句で誘い、詳細を知らせず入信させ、実践させていくことで精神を変えてしまう、というもの。そして「辞めたら不幸になる」と脅される。」



 改めて考えてほしいのは、このように宗教団体が政治に介入し乗り込んでくるのは、憲法政教分離の原則への違反で憲法への挑戦だということだ。その意味で公明党と創価学会もおかしい。彼らが見過ごされていることで、政教分離の原則がおかしくなるのだ。しかも大川隆法は先に紹介したように著書『幸福実現党宣言』まで出して教祖自らが政党を主導している。完全な憲法無視である。

 フランスの下院がカルトについてまとめた「報告書」の定義は通常の宗教か、セクト(カルト)か」を判定する国際的な指針の一つとされている。この報告書は、調査委員会の委員長の名前を取って『アラン・ジュスト報告書』ともよばれている。

セクトの本質を「新しい形の全体主義」と定義した上で、「セクト構成要件の10項目」を定義した。

●精神の不安定化
●法外な金銭的要求
●住み慣れた生活環境からの断絶
●肉体的保全の損傷
●子供の囲い込み
●反社会的な言説
●公秩序の攪乱
●裁判沙汰の多さ
●従来の経済回路からの逸脱
●公権力への浸透の試み


そして、国民に警戒を呼びかけている。
 カルトの危険性は、その豊富な資金力で権力に浸透し国家を乗っ取りかねないところにある。

 「幸福の科学」政界進出は、きわめて危険であり警戒すべきで軽く見てはならない。

 1議席も与えてはならない。1議席でも取れば、それを基盤にして全国的に活動を始める。

 創価学会・公明党も併せて、憲法違反として政治活動を規制すべきである。

 そのきっかけとなった森田健作はただちに反省して「幸福の科学」と絶縁すべきである。

 そしてなることなら森田健作氏も辞職していただきたい。
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【2009/06/03 11:30】 | 政治・経済
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