脚本家の倉本聰さんが、テレビへの絶望を感じて、現在、脚本を担当するフジテレビの10月スタートの連続ドラマ「風のガーデン」(木曜後10・00)を最後に、ドラマ脚本の執筆をやめるそうだ。

「体力的なこともあるが、テレビへの絶望というのもはっきり言ってある」。

 「今回のスタッフは一生懸命取り組んでくれている」が「かつては知恵を使って作っていたが、今は知識でものを作るようになった」
「(一緒にやってきたスタッフが)役付きになり、現場から離れ、技術や知恵が伝承されず、役者を含めて現場がものすごく悪くなった」

 そのうえで「質は考えず、視聴率だけで評価するようになってしまった。脚本家、演出家、役者を悪くしていったのはテレビ局に責任があると思う」とこれまでのしがらみを破って原因を指摘した。

 確かに昨年後半から優れたテレビドラマが激減し、意欲作は、「ラストフレンズ」しかない。しかしこれも広い層がみれるようなドラマではなかった。
 私も合うようないいドラマは「のだめカンタービレ」以降見ていないのだ。期待した蒼井優主演の「おせん」もピントのずれたできばえだった。なぜこうなるのか。

 視聴率のみを追い求める姿勢でテレビは悪くなっていったが、とうとうスタッフの代替わりで昔を知って育ってきた人々が現場にほとんどいなくなったのだ。刹那的に適当に今だけの処理でつくる人ばかりになったのではないか。それなりに知恵を絞り、人の機敏を知らなければいいドラマなどできるわけがない。

 これは倉本聰さんでなくても絶望するしかない。

 倉本聰氏「これが最後」テレビ局に絶望-スポーツニッポン

 ドラマだけでなくバラエティも、同じお笑い、テレビ芸人がふざけるだけであまりにひどいという声がこれまで見てきた人たちからも聞こえるようになった。私ははるか以前から見ていないが、とうとうこまできた。異様である。末期的症状だ。

 もっともいまさらテレビ関係者に視聴率を気にするなといっても無理だろう。
 もう惰性で見ないで視聴率を下げて反省させる以外にないのでは。
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【2008/08/05 23:32】 | テレビ
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