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日本国憲法に非常事態、国家緊急権を設けない理由は、昭和21年7月15日第13回帝国憲法改正委員会議事録の金森国務大臣答弁で、明白にされている。①民主主義:権力の濫用を防ぐ。②立憲主義:憲法の破壊を防ぐ。③衆議院で緊急集会で対応。解散時は参議院で対応可能。④平常時から法令で対処可能
原文は次のURL議事録だが、カタカナをひらがなに改め下記に転記した。
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/s210715-i13.htm

○北浦委員 此の憲法に規定ない事項で将来起り得ることは、三機関の何れかに依つて決定されるんだ、斯う云ふ御答弁でありますが是は不完全であります、併し是れ以上は議論でありますから申上げませぬ
 最後に現行憲法の三十一条であつたか、斯う云ふ規定があります今後は戦争はありませぬが、戦時又は事変の際には、臣民の権利義務は憲法に規定はしてあるけれども、一朝事変の際には停止するぞ是は行はない、天皇が総て大権を行使される、斯う云ふ趣旨の規定があつたことは、条文は探せば直ぐ分るのでありますが、是は間違ひありませぬ、そこで先程から同僚の代議士諸君も盛んに心配して居られまするやうに、戦争はありますまい、あつてはならぬ、併し国内事変は、是は金森国務相、夢でも或は想像談でもありませぬ、将来是は心配して置かなければなりませぬ、さう云ふ場合にはここに草案に色々国民に対して広範囲の権利を与へて居りますが、停止の必要あるのではないか、やはり私は第三十一条ですか、さう云ふ規定が必要ではないかと思ふ、なぜ此の憲法にそれを置かないか、此の点御伺ひ致します

○金森国務大臣 今御示しになりましたやうな場合を予想することは可能であると思ふのであります現行憲法に於きましても、非常大権の規定が存在して居つたことは今御示しになつた通りであります併しながら民主政治を徹底させて国民の権利を十分擁護致します為には、左様な場合の政府一存に於て行ひまする処置は、極力之を防止しなければならぬのであります言葉を非常と云ふことに藉りて、其の大いなる途を残して置きますなら、どんなに精緻なる憲法を定めましても、口実を其処に入れて又破壊せられる虞絶無とは断言し難いと思ひます、随て此の憲法は左様な非常なる特例を以て――謂はば行政権の自由判断の余地を出来るだけ少くするやうに考へた訳であります、随て特殊の必要が起りますれば、臨時議会を召集して之に応ずる処置をする、又衆議院が解散後であつて処置の出来ない時は、参議院の緊急集会を促して暫定の処置をする、同時に他の一面に於て、実際の特殊な場合に応ずる具体的な必要な規定は、平素から濫用の虞なき姿に於て準備するやうに規定を完備して置くことが適当であらうと思ふ訳であります、現行憲法に於きまして、二段にも三段にも斯様な非常な場合に応ずる用意があつて、謂はば極めて用意周到ではあつたのでありますが、実際左様の手段が明白に用ひられた場合はなかつたやうに思つて居りますでありますから余りにも苦労し過ぎるよりも寧ろ自由保障の安全を期した訳であります

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【2016/01/14 16:38】 | 政治・経済
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Re: タイトルなし
奈良たかし
> はじめまして諏訪緑と申します
> 緊急事態条項について、知りたいと思っていたことを知ることができました。ありがとうございます。私のfacebookにコピーを載せたいのですがよろしいでしょうか。

遅くなってすみません。もちろん、OKです。


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Re: タイトルなし
> はじめまして諏訪緑と申します
> 緊急事態条項について、知りたいと思っていたことを知ることができました。ありがとうございます。私のfacebookにコピーを載せたいのですがよろしいでしょうか。

遅くなってすみません。もちろん、OKです。
2016/01/28(Thu) 02:27 | URL  | 奈良たかし #-[ 編集]
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2016/01/21(Thu) 16:16 |   |  #[ 編集]
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