小泉元首相の12日の会合「郵政民営化を堅持し推進する集い」には、元首相本人も入れて政治家18人が出席しただけだ。しかもそのうちあれほど小泉のいいなりだった小泉チルドレンは4人にすぎず、多くは見限ったのだろう。小泉元首相の力も衰えたものである。「麻生首相の発言を笑っちゃう」と言ったが本人は実は気が気ではなかっただろう。麻生首相が郵政民営化に賛成ではなかったと言ったことで、火の手が大きくなり「郵政民営化」の行方すら分からなくなってきたからだ。しかし小泉元首相の政治的な力の衰えから、これは小さいものになるはずだった。
 しかし、新聞・テレビだけは大騒ぎして実力以上の影響を世間に与えたようだ。相変わらず各新聞・テレビは小泉元首相の同調者である。

 小泉元首相は郵政民営化を歴史的な偉業だと考え、それで歴史に名を残せると考えている。いや、私も疑問には思うが本人がそういう示唆をしているのだ。それを花道に引退するつもりなのだ。
 ということで麻生首相の見直しやもともとは民営化反対だったなどの発言は許せなかったのだろう。

 しかし、麻生首相の意図はどうあれ郵政民営化はもう見直すべきだと思う。

 小泉元首相は事前にも唱えてはいたが、郵政を民営化しろというアメリカの意図に呼応して動いたとしか思えない。
 しかも、2004年秋の郵政選挙の直前まで国民は関心など無かったのだ。
 選挙少し前の2004年9月29日の朝日新聞の「内閣で一番力を入れてほしいことは」の問いに「年金・福祉」が52%、「景気・雇用」が28%に対し、「郵政改革」はわずか2%だった。
 小泉改革に協調的だった産経新聞の同年10月18日付けの「今週の世論調査から」の「最優先で取り組むべき課題は」の問いに「年金福祉」は51%、「景気・雇用」は30%に対し、「郵政改革」は4.8%にすぎなかった。
 そして私自身が国民にほとんど何の関心もなかったのを覚えている。

 すべては「郵政選挙」で見せた「刺客候補」劇場選挙や、嘘でも何回も言えば本当になるという「ヒトラー型」世論誘導のおかげなのだ。それでこれまで関心すらなかった郵政民営化が既定路線のように国民に思い込まされたのだ。国民は操作されやすく異様に一つの方向に怒涛のように進まされる。それを思い知ったのが「郵政選挙」だった。

 私は、いまも「かんぽの宿」問題は、雇用国会を葬るためのスピンだったと思っている。しかし、多くのブログの追及と、麻生首相のおかげで、郵政民営化の心臓部を問う形に進んできた。これはすばらしいことだと思う。ぜひ郵政改革と民営化を破棄していきたい。

  ただし雇用問題も、あの新自由主義で逃げまくっていた朝日新聞も、いよいよ今日18日に「派遣自由化 政治のツケ」「公貧社会」"厚労省の罪"として1面で取り上げた。雇用問題の追及もがんばりたいし多くの方にも追及をすすめたい。

 小泉改革こそ、多くの日本社会の機能破壊と格差社会を生んだ元凶である。この改革のひどさを小泉マジックで目をふさがれてきた多くの国民にぜひ見てほしい。

出席議員
【町村派】伊藤公介(9)、中川秀直(9)、小池百合子(5)、木村太郎(4)(以上衆院)、山本一太(3)(参院)
【津島派】伊藤達也(5)、棚橋泰文(4)
【古賀派】塩崎恭久(4)
【山崎派】武部勤(7)、石原伸晃(6)、広津素子(1)
【無所属】小泉純一郎(12)、水野賢一(4)、菅原一秀(2)、小野次郎(1)、片山さつき(1)、佐藤ゆかり(1)、藤田幹雄(1)(以上衆院)
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【2009/02/14 23:35】 | 政治・経済
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お上を公僕に変えることが、真の改革
愛てんぐ
奈良さん、みなさん、こんばんは

多くの人が騙されたと思いますが、私は小泉元首相が総裁選に出て、マスコミが大統領選の如く騒ぎ立てたときから、この人は同じ穴の狢のくせに、昨日の仲間を敵にし、自分はよい子ぶってよくも言えるなあ、この人は欺瞞に満ちている、信用できないと思っていましたが、当たっていました。

小泉、竹中改革は、「派遣自由化 政治のツケ」「公貧社会」"厚労省の罪"を読むと、この人達、新自由主義者には、心が全くありません。
人は単なるマス(塊や)、物件費、物でしかありません。
人を人とも思わない人達がリードすると、金にしか価値はなく、強欲だけが尊いう事になります。

小さな政府も構造改革もすべてまやかしです。
どっちにせよ、与党、官僚、大企業幹部、資本家、外資など「お上」が自分たちに都合良く、お国を操っていることに変わりません。
政治家や官僚が「公僕」として、国民目線に立って、国民に奉仕することが、未だ以て実現していません。

お上を公僕に変えることが、真の改革です。



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お上を公僕に変えることが、真の改革
奈良さん、みなさん、こんばんは

多くの人が騙されたと思いますが、私は小泉元首相が総裁選に出て、マスコミが大統領選の如く騒ぎ立てたときから、この人は同じ穴の狢のくせに、昨日の仲間を敵にし、自分はよい子ぶってよくも言えるなあ、この人は欺瞞に満ちている、信用できないと思っていましたが、当たっていました。

小泉、竹中改革は、「派遣自由化 政治のツケ」「公貧社会」"厚労省の罪"を読むと、この人達、新自由主義者には、心が全くありません。
人は単なるマス(塊や)、物件費、物でしかありません。
人を人とも思わない人達がリードすると、金にしか価値はなく、強欲だけが尊いう事になります。

小さな政府も構造改革もすべてまやかしです。
どっちにせよ、与党、官僚、大企業幹部、資本家、外資など「お上」が自分たちに都合良く、お国を操っていることに変わりません。
政治家や官僚が「公僕」として、国民目線に立って、国民に奉仕することが、未だ以て実現していません。

お上を公僕に変えることが、真の改革です。

2009/02/15(Sun) 19:05 | URL  | 愛てんぐ #PARia3Ic[ 編集]
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