今回の胡錦涛主席の来日でわかったこと。朝日新聞で指摘されていたように、胡錦涛さんより上の世代はソ連、下の世代は米国だが、胡錦涛さんにとってもっとも近しい海外の国は日本だということ。だから福田総理の北京オリンピック開会式の参加への不明発言にあれほどがっかりとした強い反応を示したのだと思う。

 でも。関西と奈良県に来て今回の来日が成功だったと明るく語った。それは日本で特に受け入れてくれたと感じたようだ。奈良は唐招提寺と法隆寺が温かく迎えた。

 それでいいのだろうか。日中友好はだいじなのだが人権も大事なのだ。悩むところである。

 世界中どこへ行ってもブーイングの荒らしになりそうなので日本に来て成功だという。胡錦涛さんにとって実は得点が大きかったように思う。それでいいのだろうか。成功だというのは抗議運動を聖火リレーや今回の来日でも押さえ込んだからだ。何の権利でと思う。特に聖火リレーでの中国人留学生の暴力行為を黙って警察が見逃したのは最悪だ。韓国では抗議して国外追放にしようとしている。これが当たり前なのだ。

【ウイグルと内モンゴル】
 私はチベット独立には賛成したい。ところが東京の抗議集会とデモにはウイグルと内モンゴルの活動家が加わっている。これは納得できる話ではない。
 この2つは外国から独立を支援するわけにはいかないからだ。どういうことがあろうと国内問題なのだ。この2つまでとなると中国分裂をはかる策動となってしまう。どういうつもりだと思ってしまう。

 ウイグルは古代である漢、唐、元時代の直接支配による併合。モンゴル帝国の一部であるチャガタイカン国に支配されが、16世紀に至りヤルカンドカン国。そして、17世紀末ジュンガルに征服されたが18世紀になると清に占領された。こういう興亡の歴史をたどっている。これで独立では主権国家尊重の国際原則に抵触するので支援は無理だ。

 内モンゴルはモンゴルが中国に侵攻し、占領した。そしてモンゴル族が多く中国に占領者として暮らしたのだ。後に明を建国する朱元璋ら農民反乱が起きた時に今の北京当時の大都を追われてモンゴル草原に逃げ帰りそして何回かの応酬があり、今の国境線が決まっている。中原のモンゴル族の多くは漢族に吸収された。だか内モンゴルはモンゴル族を維持した。これをモンゴル族だから独立させろというのは無理だと思うのだ。
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【2008/05/12 17:13】 | 中国
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