昨日6月29日再放映のETV特集「人とうまくつきあえない~いじめ・虐待と自閉症スペクトラム~」「いじめや不登校、親からの虐待など、子どもたちの「心」に深刻な傷を負わせてしまう人間関係の問題。こうした解決が難しいと思われてきた問題の背後に、発達障害の一つ「ASD(自閉症スペクトラム障害)」が大きく影響していることが最新の研究から明らかとなってき」た。

2013年3月3日(日) 夜10時 初放送
【再放送】2013年3月10日(日)午前0時50分
【再放送】2013年4月13日(土)午後4時
【再放送】2013年6月29日(土) 夜11時
【再放送】2013年7月6日(土)午前0時45分 ※金曜日深夜
【アンコール】人とうまくつきあえない
~いじめ・虐待と自閉症スペクトラム~

しかしこういう言い方ではすべて学校や社会は免罪されてしまう。この「ASD(自閉症スペクトラム障害)」が重要だということは、わかる。しかし、だからといって全て子供の状態のせいだという言い方だけはしてはならないと思う。

不登校やいじめに社会的問題や学校と教育の問題があるのは、以前から指摘されてきた。軍隊をモデルにした日本の学校教育。世界でこの半世紀くらい模索されてきた自由度が無い。

それと30年ほど前から学校化社会が強まり、学校の教える「教育」のタイプに合わない人、覚えられない人や集団主義になじめない人は、はじき出される。特に学業が全てで序列化されている。昔は学校が全てではなかった。家庭や地域に教育力があり包容力があった。今は学校と成績が社会全体を覆い尽くし、学校の型から、はみ出す子どもたちは、居場所が無くなっているのだ。

例えば、1960年生まれの作家の宮部みゆきさんは、小学校・中学校と作文を褒められたことが無かった。一人行動タイプで集団主義にもなじめなかった。逆に作文で小学校4年の時に読書感想文を「感想でなく本の宣伝文だ」と直させられ、ずっと心の傷になっていた。中学でも「先生が求めている作文ではなかったようで評価されない」しかし、高校3年の時の担任で国語の先生に、「人に読ませようとして書いているから、小説家やライターになれるかもわからない」と初めて褒められそれが励みになった。
しかし、国民的作家になれるような巨大な文才があるのに、学校教育のタイプに合わない、あるいは単独型だからと貶められるのではどうしようもない。そしてこういう傾向は以後ますます強まっていくのだ。

学校と社会は悪くない。子供自体の病的なせいだと言えば全ての責任が放棄され、その対応だけが問題だということになる。「ASD(自閉症スペクトラム障害)」問題対応を口実にそういうことを言いたい官僚と財界の広報番組に堕落している。
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【2013/06/30 15:52】 | 政治・経済
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