「六ヶ所村施設でまた放射能事故」(世田谷通信)

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/01/post-26d9.html

 使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)で、21日、試運転中に高レベル放射性廃液が漏れる事故が起こった。

 日本原燃によると、事故があったのはガラス固化を行なっていた建屋内の外部と隔離された小部屋で、配管の下の受け皿に約20リットルの廃液が溜まっているのが発見された。調べたところ、配管先端のステンレス製のふたの金具がゆるみ、そこから高レベル放射性廃液が漏れていたことが分かった。昨年12月、ガラス溶融炉をかき混ぜるための金属棒が原因不明の変形事故を起こしたが、この事故による炉内の損傷を調べるために、原料供給器を取り外しその配管にふたをしていた。今回の高レベル放射性廃液は、この配管のふたがゆるんでいて漏れたもので、事故の調査がさらなる事故へと発展したということになる。

 2007年11月に始まったガラス固化試験は、これまでに別のトラブルで三度中断され、昨年11月の試運転完了時期を今年2月に延期したばかりだった。多くの住民が不安の声をあげている中、半ば強引に続けられてきた試運転だが、これほど頻繁に事故が続くと、計画そのものを根本的に見直すべきだろう。

 昨年12月には、監督官庁の経済産業省原子力安全・保安院の原子力事故故障対策室も、「原燃の原因分析を待つしかないが、こう何度もトラブルが起きると、どうなんだ、と思う」と事業そのものに対する否定的なコメントを出している。(2009年1月23日)


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 もはや、メディアは原子力については死んだも同じで、ほとんどなにも報じない。漏れたのは高レベル放射性廃棄物でガラス固化の装置室内だ。大変なことではないか。


東奥日報 2009年1月22日(木)

ガラス固化再開遅れる見通し

 日本原燃は二十二日、六ケ所再処理工場の高レベル廃液ガラス固化建屋で、配
管から高レベル放射性廃液が漏れるトラブルがあった―と発表した。漏れた場所
は、セル(コンクリートで密閉した部屋)内で、外部への放射能漏れなどはない
という。原燃は約二十リットルの廃液を回収し、漏れた量に相当するかどうか確
認している。

 二十一日午後に、配管を閉じている金具部分から廃液が滴っているのを発見。
遠隔操作で金具のボルトを締め直したところ、漏れは止まったという。原因調査
のため、中断中のガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)製造試験の再開は、さ
らに遅れる見通し。年度内のアクティブ試験終了(完工)も厳しい状況になって
きた。

 トラブルを受け、国の原子力安全・保安院は二十二日、原燃に対し、三十日ま
でに原因と再発防止策を報告するよう指示した。保安院核燃料サイクル規制課は
「法令報告対象ではないが、高レベル廃液の漏えいは看過することができない」
としている。

 原燃によると、二十一日午後三時ごろ、セル内にある漏えい液受け皿の液位上
昇を伝える警報が出たため、廃液を調べたところ、セシウム137で一ミリリット
ル当たり百六十億ベクレルという高い放射能濃度が出た。セル内を監視カメラで
観察したところ、溶融炉へ高レベル廃液を送る二本の配管から、廃液が滴ってい
るのが見つかった。

 廃液は、配管のすぐ下にあるトレー(幅十センチ、奥行き五十センチ、高さ二
センチ)に一リットルほどみられたほか、七メートル下にある受け皿でも約二十
リットル確認された。トレーからあふれた廃液が落ちたとみられる。

 原燃は昨年十二月中旬、攪拌(かくはん)用の棒が曲がったトラブルによる炉
内の損傷を調べるため、炉上部の「原料供給器」を取り外し、供給器につながる
配管をフランジと呼ばれる金具で閉じていた。

 フランジはそれぞれ三本のボルトで締めているが、どちらも十分に締まってい
なかった。一方、配管を閉じた際には、廃液が管に流れ込まないようにしていた
という。



日本原燃HP(2009年1月22日掲載)
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/
090122-recycle-b01.html


漏れた個所の概略図
http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/090122-recycle-b01.pdf

  高レベル廃液ガラス固化建屋固化セル内での滴下の発見について

 1月21日(水)、再処理工場高レベル廃液ガラス固化建屋の固化セルの漏えい液受皿内に滞留していた液体の分析を行ったところ、放射能濃度が高いことを確認しました。このため固化セル内をITVカメラで確認したところ、同日18時35分頃、保修のためにガラス溶融炉への高レベル廃液の供給配管を閉止していたフランジ部から、放射性廃液が滴下していることを発見しました。遠隔操作によって閉止フランジのボルト増し締め作業を行い、20時42分に滴下は停止しました。
 また、21時00分頃、固化セル内のもう一方の高レベル廃液供給配管の閉止フランジ部から滴下が発見されたので、同様にボルトの増し締め作業を実施し、21時52分に滴下の停止を確認しました。
 なお、固化セルの漏えい液受皿内の放射性廃液については回収しました。
 現在、詳細について調査中です。
 本事象による周辺環境への影響はなく、負傷者もありません。





「高レベル放射性廃液漏れる 青森、核燃料再処理工場」 2009年1月22日付け福井新聞より

 日本原燃は2009年1月22日、試運転中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)のガラス固化体を製造する建屋内にある密閉された小部屋で、高レベル放射性廃液が配管から漏れるトラブルがあったと発表した。漏れた廃液は既に回収され、周辺への影響はないという。




http://www.yomiuri.co.jp/national/news/
20090123-OYT1T00003.htm

六ヶ所村再処理工場で高レベル廃液漏れ…外部への影響なし
 日本原燃は22日、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場施設内で、配管から高レベルの放射性廃液が少なくとも約21リットル漏れたと発表した。

 外部への放射能漏れはないという。

(2009年1月23日00時06分 読売新聞)

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【2009/01/23 23:59】 | 原子力
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