周辺の本の『立花隆秘書日記』 佐々木 千賀子や批判本の『立花隆の無知蒙昧を衝く―遺伝子問題から宇宙論まで』佐藤 進も。
確か『「田中真紀子」研究』( 2002/8)を読んだとき、おかしく思い始めたのだ。それまでの批判が一転して期待感に満ちた結論に論理なくなるからだ。もう一冊そういうものがあって嫌になってしまった。
ただ「月刊現代」に連載された安倍改憲批判は面白く読んだ。
だが、今日の朝日新聞に掲載された「民主代表のまま裁判を続けるのか 師から何を学んだのだ」という論評は、現実を何一つ見ないで書かれた妄論である。
「失点だらけの麻生が」抜き返したから国民は「選挙民は「小沢抜きの政権交代」を望んでいる。」とか。小沢一郎の戦いが私的なものであるとか。
そして田中角栄がロッキード事件で真っ先に自民党を離党したのに小沢一郎は学んでいないとか。
これが政治弾圧でマスコミは形式微罪なのに検察リークで異様なバッシングしているのにそれが目に耳に入らないのだろうか。田中角栄は本当に裏でコソコソもらった賄賂だった。小沢一郎は表の政治資金でしかも法律の通りやった。他のほとんどがしているのにそれは問わず二階経産大臣の裏金6,000万円さえ問われない。その不公平とデタラメがわからない。これはもはやあのさっそうとしたロジカリスト立花隆ではない。ただの耄碌した抜けがらだ。
そのうえ、小宮山洋子と近藤洋介の辞任を求めた発言を高く評価し、民主党は小沢の私党ではないと結論付ける。
あの二人は政治弾圧の中で代表を降ろそうとする究極のエゴイストである。自分のことしか考えていない矮小な人物で政治屋なのだ。それを高く評価しておき、全党で代表を支えると言ったポッポ兄こと鳩山由紀夫らを非難する。
この人の頭は思考停止して、検察がすべて正義の味方で動かせない基準でそこからしか世の中を見ることができないのだ。
こんなことを言って悪いが、もう引退されることをお勧めしたい。世の中を論評するような段階ではない。
でも、敬愛する私としてはこんなことを書かねばならないのが悲しくて仕方がない。
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おびえる国民 そもそもロッキード事件で田中角栄のみを叩き「悪人化」させた張本人が立花氏である。しかしそれは、5億円の民間側(全日空)の金についてのみで、実は裁判においてもコーチャン氏の証言も疑問視されていた。田中氏の死去により途中止めとなった事案である。ところが、政府側(防衛庁)のP-3Cの50億の行方は何も解明されていない。
以降も官僚に対峙する「強い政治家」たち(経世会)が抹殺されていき、官僚に覚え愛でたき政治家グループ(福○派-清○会-・中○根派等々)はその勢力を拡大させている。もうそれ以上言う必要も無いだろう。大蔵族等と極めて折り合いのいい大勢力である。そしてそのグループの検察捜査もまた皆無である。今回の西松建設事件でも同様だ。官僚・与党の官僚協同派・財界・マスコミ・外資の既得権益勢力が取り仕切るこの国の社会・経済の仕組みの中で生きている知識人達が、自分達の生死をかけて必死になっているということだろう。
政権交代し、この国の本質や秘密が本当に明らかになれば過去の評価が大逆転するだろうと思う。ノーベル平和賞を取った佐藤栄作も、金権の汚名を着せられた田中角栄もその人たちだろうと思う。同様に数々の検察事案も。また併せて過去の著名知識人たちの評価も。是非とも我々が生きているうちに、この国の実態と本質が明らかにされていくことを期待したい。
そして、今回の事件で、誰が本当はどこを向いているのかかがよくわかりつつある。政権交代後も国民は、この手の組織や輩たちとは、「そのつもり」で対応していこう
天河水 物事を判断する時、一点から見るのではなく、あらゆる角度でみないと真実の姿は見えない。誰もが一度は人生の先輩や恩師から教わったことである。俯瞰することの重要さを示す教訓である。ジャーナリストはその最たる視点を持つ存在と思っていたが、それは買い被りすぎであった。
彼らは民主主義の本質に触れないからだ。事象を論点とし、支持率や政局ばかりの議論に集中する。資質なのか、メディア権力への迎合なのか。それとも圧力による萎縮なのか?イラクで亡くなった橋田信介氏を見習うべきだ。これぞジャーナリズムの魂である。暴力や権力に目をそらすことなく、命を懸けて真実を追求してきた姿である。
求められるのは評論ではなく、真実の追求であること。その一点である。
多くの大衆はジャーナリスリストやキャスターの“ごもっとも発言”で影響を受けることが世論調査の結果をみても明白である。国民はその問題の深層をじっくり考える暇がないから、メディアから流れる情報で判断していることだ。私はかつてこれほどメディアとジャーナリズムに不信感を持ったことがない。天下泰平で生きてきた遺伝子がそうさせるのか。利害得失が優先し、真相を覆い隠すようではジャーナリストと言わない。恥を知るべきである。
(追記)
と、疑っていたら、毎日新聞に、こんな「米国防総省:北朝鮮「ミサイル」、人工衛星の可能性高い」という記事が今日載りました。ええええええええええええええええっ。
麻生総理は始めから人工衛星だと知っていたということですね。それを国民の危機意識をあおり、麻生政権へと自民党への関心の集結のために政治的に利用して、わざとミサイルだと莫大な金をかけて準備させている。
たった今NHKの7時のニュースでも相変わらずミサイルだとあおっています。戦後最も景気が悪いという発表があった時にこんな経済につながらない無駄な金を使っている余裕は日本にはないはずです。3月末での派遣切りへの対応や、消費回復に回すなど使うべきところはいくらでもあります。なんということでしょう。
米国防総省:北朝鮮「ミサイル」、人工衛星の可能性高い
http://mainichi.jp/select/world/news/
20090401k0000e030030000c.html
【ワシントン小松健一】北朝鮮が「人工衛星」として発射準備を進めている長距離弾道ミサイルについて米国防総省当局者は31日、ロイター通信に対してミサイルの先端が球状になっており、人工衛星を搭載している可能性が高いとの見方を示した。
当局者は「先端の形状は人工衛星打ち上げ用のロケットとほぼ同じ」と指摘し、北朝鮮の予告通り「人工衛星を打ち上げるのだろう」と語った。
ただ米政府は北朝鮮のミサイル開発は核兵器計画の一環であり、将来の核弾頭搭載を目的としていると判断。人工衛星であっても国連安保理決議に違反するとの立場を取っている。
「北朝鮮のミサイルは人工衛星と政府が認識」(世田谷通信)
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-33a8.html
北朝鮮が4月4日から8日の間に打ち上げると宣言している改良型テポドン2は、北朝鮮の言う通りに人工衛星であったことを日本政府及び防衛省が把握していたことが分かった。北朝鮮、舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射施設を撮影した衛星写真は、マスコミを通じて公表されている真上からのものでは弾頭の形状を確認することができなかったため、何らかの爆弾が搭載されることも危惧されていた。しかし実は斜めから撮影されたもう1枚の衛星写真が存在し、こちらでは丸い弾頭部分が確認でき、人工衛星であることが分かるという。日本政府と防衛省は、米商業衛星企業「デジタルグローブ社」が撮影したこの衛星写真を米議会調査局から提供されており、すでに人工衛星であることを認識していた。しかしこの事実を公表してしまうと、莫大な予算をかけて行なっている地対空誘導弾パトリオット(PAC3)やイージス艦などの迎撃準備に対して国民から批判が出ると予想されたため、政府は真上から撮影された弾頭の形状が分からない衛星写真だけをマスコミを通じて公表していたと見られる。こうした情報操作の裏には、国民の危機感を煽り、自衛隊の戦力拡大や活動形態の多様化から憲法9条の改憲への流れを作りたいという政府の画策があると思われる。(2009年3月30日)
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peaceasia それで金持ちの贈与税は実質減税で
赤字国債とか言ったあげく、さらに消費税増税ですからね。
ほんと、麻生支持する人って何考えてるんでしょうか。
それは、ちょっと
パフ 検察の捜査批判については、全面的に賛成だったけど、これは、ちょっと・・・。
今の技術なら
scotti 今の技術なら衛星画像がもっとくっきりと写っているはずだと思うんですが、それを写すと解かる人には人口衛星ってバレバレになるから、テレビもピンボケ画像の人工衛星しか写さない。
嘘のうえに無駄を重ねる麻生政権。
それで海外ではまた2兆円のプレゼント。
そりゃ海外では誉められるよね。
日本国民の税金を人気取りのために2兆円も配っているんだから。
もう合計で30兆円は配ったかも?
ハァ~ってため息ばかり・・・
どうやら千葉県民の誰かが警察、検察に公職選挙法違反「虚偽事実の公表罪」と政治資金規正法違反で告発しない限り、彼らが独自に動くことはないでしょう。
もし千葉県民のあなたが動けなくても、誰か千葉県の政治家か弁護士、政党・政治団体に、告発をお願いしていただけないでしょうか。
それから、ブロガーの皆さん、どうか森田健作告発への千葉県民への呼びかけの掲載をお願いできないでしょうか。
「森田健作氏に公選法違反の疑い」(世田谷通信)
千葉県知事選で初当選した森田健作氏(本名・鈴木栄治、59)は、どの政党にも属さない「完全無所属」をアピールして無党派層の支持を集めたが、実際には自民党の支部長をつとめていた上に自民党から多額の寄付金を受け取っており「その者の政党その他の団体への所属」を偽ってはいけないとした公職選挙法235条1項「虚偽事項の公表罪」に抵触していると指摘されている。また森田氏が代表をつとめている政党支部「自民党東京都衆議院選挙区第2支部」と森田氏個人の資金管理団体「森田健作政経懇話会」とは同一の住所で登録されており、2007年までの4年間に政党支部へ献金された計1億6185万円のうち、ほぼ全額にあたる計1億5030万円が森田氏個人の資金管理団体へと迂回して寄付されていることから、この政党支部は企業献金を森田氏個人へ迂回させるためのダミーの支部であった疑惑も浮上している。民主党の小沢一郎代表の秘書は、個人で受け取ることのできない企業献金を個人の資金管理団体で受け取っていたために逮捕、起訴されたが、森田氏の場合は企業献金を個人事務所へと迂回させるためにダミーの政党支部をトンネルとして利用していた疑いが指摘されているため、小沢氏の秘書以上の厳しい調査が必要であろう。また森田氏はこれらの献金について「すべて自民党議員の選挙応援に使った。自分の選挙には使っていない」とコメントしているが、1億5000万円を超える巨額の献金をすべて他人の応援のために使ったとは考えにくく、すべての領収書を添えた具体的な説明がなければ有権者は納得しないだろう。(2009年4月1日)
年度 | 政党支部名 | 献金額 | 受入政治団体 |
平成16年度 | 自由民主党 東京都衆議院選挙区第二支部 | 43,888,867 | 森田健作 政経懇話会 |
平成17年度 | 自由民主党 東京都衆議院選挙区第二支部 | 80,571,420 | 森田健作 政経懇話会 |
平成18年度 | 自由民主党 東京都衆議院選挙区第二支部 | 14,204,313 | 森田健作 政経懇話会 |
平成19年度 | 自由民主党 東京都衆議院選挙区第二支部 | 11,644,003 | 森田健作 政経懇話会 |
合計額 | 150,308,603 |
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