直木賞作家の桜庭一樹さんが、入籍した。驚いた。結婚しそうにもない人だったからだ。それは私の偏見だったらしい。なにしろ新宿の古い9畳のワンルームマンションで机二つを並べてキチキチで暮らしていると思っていたからだ。
おめでとうございます。

 

続々・桜庭一樹 読書日記 【第11回】 2009年2月

2月某日

 じつは入籍した。
 しかし、そのまままっすぐ『赤朽葉』のスピンオフ『あいあん天使!(仮)』の缶詰に入ってしまったので、今日まで担当編集さんたちに言いそびれたまま原稿書きに追われている。でも、ずっとお世話になってる人にはもう言わなくちゃ……。
 夫はまったくちがう世界の人で、そのせいもあってか、こっちの業界では誰からも「……結婚した?」と聞かれない。でも、もう言おう……。

http://www.tsogen.co.jp/web_m/
sakuraba0903_1.html


 新作『ファミリーポートレイト』を図書館で借りたが、100ページくらいで見事挫折した。南米風のマジックリアリズムに弱かったのか。ああ。

 そのくせ、読書日記は全部完読している。とても桜庭一樹ファンなのである。

 桜庭一樹の母方の祖母は、戦争で家も財産も何もかもなくして島根の山奥にたどりついたという。直木賞の授賞式に招いた。「去年、祖母から「2月22日はわたしの生涯でいちばんの晴れの日でした」と手紙をもらったとき、床に膝をついてオイオイ泣いたのを思いだす。」祖母が子供だった桜庭さんに少年少女文学全集を1冊づつ贈って彼女は本の世界に親しむようになった。祖母こそ作家を生んだ源泉なのだ。

 勝手なことを書いて悪いが、まだまだ波乱万丈であろう。

 わたしも小学校のころ、少年少女文学全集を読んで本好きになった。それで身近に感じるのかもわからない。彼女が転機としたガルシア・マルケス『百年の孤独』を私も読みたい。はたしてどうなるか。

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【2009/03/06 00:06】 | 奈良たかし・本の話
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