大阪で2日間、「派遣切り相談村」開村へ

 やるのは、派遣切り相談と炊き出し2日間です。宿泊はできません。

 管理職ユニオン・関西など5労組でつくる「非正規労働者のための協働センター」(仲村実代表)が28日と3月1日の2日間、大阪市西区のユニオン会館旧館で「派遣切り相談村・関西」を開く。派遣切りや雇い止めされた人たちからの相談を受け付け、炊き出しも行う。

 東京・日比谷の「年越し派遣村」の運営に携わった全国ユニオン(東京)から提案され、同センターが応じた。

 「相談村」は28日午前9時に開村。組合役員や行政書士らが同10時から電話と面会で生活支援などの相談を受ける。両日とも炊き出しは午前11時と午後5時からの2回。ともに午後7時で閉村し、宿泊はできない。仲村代表は「3月末までに、数十万人の非正規労働者が職と住居を失うと言われており、今後も活動を続けていきたい」と話している。

 当日の電話相談と問い合わせは同センター(電話06・6586・5005、メールsodan@c-c.or.jp)へ。


日時:2月28日(土)午前9時 開村
            午前10時 午前の炊き出し開始
            午後5時 午後の炊き出し開始
            午後7時 終了

   3月1日(日)  午前9時 開村
            午前10時 午前の炊き出し開始
            午後5時 午後の炊き出し開始
            午後7時 終了

◆炊き出し場所:ユニオン会館旧館(大阪市西区川口2-4-2)
        1階で炊き出し、休憩・食事場所として3階会議室を用意します。
        300食を用意します。多い場合は追加します。

◆相談場所:非正規労働者のための協働センター(ユニオン会館旧館2階)

◆電話相談:06-6586-5005

派遣切り相談村・関西 村長  西山 直洋 
 事務局  仲村 実   

◆連絡先:非正規労働者のための協働センター 

◆住所   大阪市西区川口2丁目4番2号

◆電話 06-6586-5005  メール:sodan@c-c.or.jp
 
 西山直洋 村長の携帯電話 090-6918-6146




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【2009/02/28 00:00】 | 政治・経済
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 小沢一郎が、24日に、神奈川県横須賀市に拠点を置く米海軍第7艦隊を引き合いに「第7艦隊で米国の極東におけるプレゼンスは十分だ」と発言した。それで自民党からわかっていないと批判が殺到。
 さらに今日27日「ごく当たり前の話をしただけだ」と反論した。そのうえで「在日米軍の役割のうち日本の防衛に関係する部分は、できる限り日本が役割を果たせば、米軍の負担が少なくなり、それだけ在日米軍も少なくて済む」と語った。そして日本の防衛力強化に関連し、朝鮮半島や台湾有事などに自衛隊が関与する可能性については「私どもは他国の有事に参加することはあり得ない」と否定。削減の具体化については「政権をとって米国に具体的なことは聞いてみなければ分からない」と述べた。

 いやいや、小沢一郎はそれなりにウォッチしているけどそんな持論があるなんて聞いたことも読んだこともない。突然何を言い出すんだと思わず耳を疑った。でもこれはかなり勇気のある発言だ。しかも、総選挙前ということでよりすごい。
 つまりは、空母を中心とした制海権を支配する重武力の海軍だけで十分だということだ。空軍や陸軍、あるいは個別の中規模のミサイルはどうなるのか。

 しかし、これを肩代わりして現在の在日米軍の規模で自主防衛するとなるとあまりに負担が重い。それに民主党のマニフェストでは防衛費削減でしょう。もし第7艦隊だけにするとなると大幅に日本総体の防衛体制を縮小して政治的な転換をせねばならないのでは。

 アメリカは、米国のケビン・メア駐沖縄総領事は25日の記者会見で、民主党の小沢一郎代表が日本に駐留する米軍は将来的に海軍関係だけで十分との認識を示したことに関し「極東における安全保障の環境は甘くない。空軍や海兵隊などの必要性を分かっていない」と批判し、陸・空軍や海兵隊も含めた即応態勢維持の必要性を強調した。

 この小沢一郎第七艦隊だけというのは賛成したい。在日米軍が限りなく限定的であってほしいと思っている。在日米軍が日本を重要拠点に「不安定の弧」などと言って、世界を監視支配しているのはまことによろしくない。 だからといってこれ以上自衛隊をどかどか増やしてほしいとも思わない。

 まず人工衛星を増やして日本周囲の防衛監視を大きく強化する。島国なのでこうすれば特殊部隊の侵入を早期発見して撃退できる。入られても追えるし見つけられる。あとは空挺部隊の都市侵入を阻止する対策を考える。自衛隊は現在予算の3分の2を維持する。どれだけ減らせるか段階を踏みたい。

 なに、どこからか艦隊で攻めてきたらどうする。ミサイルを撃たれたら。

 そういうときのために艦船は通常の自衛隊で戦えるし、日米安保条約があって、第七艦隊が控えているのだ。
 自衛隊含めて、信じられないほど時代錯誤の侵攻イメージと対応戦略を考えている人が多い。たとえば第二次大戦の時のように艦隊が砲撃して上陸艇(上陸用舟艇)で乗り込んでくるとか。

 まず大都市中心部に空挺部隊が降下、一番ねらわれるのは、東京都千代田区の国会、霞ヶ関やその周囲の政党本部、そして放送局、新聞社、皇居など。ここをねらえば中枢はマヒする。しかも反撃に爆撃もミサイル攻撃もできない。
 首都中枢部は押さえて周囲の厚木基地などの軍事拠点は巡航ミサイルや特殊部隊の背負式の小型ミサイルで管理部門をポイント攻撃する。
 降下部隊の後続が来て中枢支配の確立がされる。
 地方はどうするか。放っておく。何しろ日本としては早く和解しないと4千万人から5千万人近い人の飢餓が始まる。政治だけでなく、流通も過度の中央集中している弱点が出るのだ。それを見据えて交渉に持ち込む。こういう経過をたどると思っている。そんなに日本防衛に地域的な広範にわたると思えないのだ。大都市中心に防衛する形になると思う。

 アメリカ側が怒ってもいい。とにかく何でも言うことをきく飼い犬であってはならないのだ。これを機会にいろんな論議が出ればと思っている。
 それから、私は憲法9条を大切に思っているし、できたら非武装でいきたいと思っています。その道のりのためにまず軍事的に対応できる範囲で軍事小国を目指します。


在日米軍再編に関する小沢一郎民主党代表の発言要旨は次の通り。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/
CN2009022601000609_Detail.html

 ただ米国の言う通り唯々諾々と従っていくということでなく、私たちもきちんとした世界戦略を持ち、どういう役割を果たしていくか。少なくとも日本に関係する事柄は、もっと日本自身が役割を分担すべきだ。そうすれば米国の役割は減る。この時代に前線に部隊を置いておく意味はあまりない。軍事戦略的に(米海軍)第7艦隊が今いるから、それで米国の極東におけるプレゼンス(存在)は十分だ。あとは日本が極東での役割をしっかり担っていくことで話がつくと思っている。(24日、奈良県香芝市で記者団に)

 (米空軍は)いらないと言っているのではなく、日本もきちんとグローバル戦略を米国と話し合って役割分担し、その責任を今まで以上に果たしていかなければいけないという意味で言っている。日本も米国におんぶに抱っこになっているから。自分たちのことは自分たちでやるという決意を持てば、米軍が出動部隊を日本に置いておく必要はない。ただ、どうしても東南アジアは不安定要因が大きいので、米国のプレゼンスは必要だ。おおむね第7艦隊の存在。あとは日本の安全保障、防衛に関連することは日本が、自分のことなんだから果たしていく、そういうことだ。(25日、大阪市で記者団に)


第七艦隊発言と民主党山岡国対委員長の米中等距離外交発言


小沢一郎、他国有事には参加しない言明

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【2009/02/28 00:00】 | 政治・経済

まだ詳しく小沢一郎が説明してないので
奈良たかし
愛てんぐ様
 いつもありがとうございます。社民党の福島瑞穂党首が「あとは日本でやるという真意なら自衛隊の増強になる。軍備拡張にはとにかく反対だ。」と心配していました。

 とにかくいつものごとく言葉が足らないので詳しく説明してくれないとわかりません。

 だいぶ以前米国務副長官が、沖縄の基地について縮小しろとかの日本政府からの要求や意見は一切ないと、太田前知事がアメリカに基地縮小要請に行くと返答されました。とにかく何一つ言わないのです。その意味で小沢一郎は貴重な存在です。


愛てんぐ
奈良さん、皆さん、こんばんは

小沢代表の話、今すぐには無理ですが、将来はありうる話で、目指すべき方向の一つと思います。

米軍基地が日本各地にあるというのは、日本を守っているという言い方もになりますが、見方をかえれば、米軍が日本を占領しているとも言えます。
だから、日本はものが言えないのかも知れません。
しかし、安保条約締結後半世紀近く経っても、屈辱的な地位協定を改善できていないのは異常です。
ドイツ、あのイラクでさえ、駐留されていても、アメリカに対して、ものが言えるのに、言えない日本の指導者達(自民党)が情けない限りです。
弱い相手(隣国)には偉そうにするが、強い相手にはモミ手、これが日本のお上の質ではないでしょうか。

米軍が守ってくれているから安全ではなく、北朝鮮のミサイルの標的となっているように、米軍が居るから、危険になっているのではないかと思います。
米軍基地は今では日本を守るのではなく、中東までを守る基地となっており、その片棒を担がされようとし、安保条約を大きく逸脱したものとなっています。

将来的に、日本が自立するためには、アメリカの傘から離れ、アジアの諸国と密接な関係になるべきと思います。
近隣国と仲が悪くて、遠方のアメリカと仲が良いというのは、日本は積極的に、身を危険にさらそうとしていることと同じです。
近隣国と仲良くなることが、安全保障上、最も有効で、大幅に防衛費を抑制でき、それを経済発展に回せることもできます。
経済交流、文化交流、草の根交流がとても大切になります。
将来、近隣国の政治制度が民主主義へと進むようになれば、EUのような経済圏を極東と東南アジアで形成することが、一番の安全保障のように思います。



Watcher
小沢氏はコペルニクス的転回ができるから面白い。小泉氏と似ている。

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 英国の日刊紙フィナンシャルタイムズが、社説で日本の政治について意見を書いていると聞いて「ケッ、ほっといてくれ」と思ったのは私だけではないでしょう。海外から何でそこまで言われねばならないのだと、ふだんとは違い突然愛国的になったのだ。それで見なかった。

 ところが今度は翻訳までされた。それで否応なく目に入った。そして脱帽した。
 解散総選挙は日本の新聞でも言っている。財界の広報紙化してけっして言わない企業の内部留保の制限政策、株価維持政策が愚策であるという指摘、銀行の公的資金注入は直接やるように(間接策を考えていたのか、知らなかった)

 いずれも優れた意見である。
 内部留保の利用や制限など朝日新聞を先頭に、設備投資しているから不可能だとか嘘ばかりついている。実はトヨタ銀行という言葉があるように長期短期利益を求めて運用しているのだ。長期運用ならそれを市場で処分すれば現金化できる。いくらでも雇用確保に使えるのだ。それを嘘をついて恥じない。フィナンシャルタイムズの方が新聞としてずっとまともである。

 朝日新聞などこういう海外紙に買収されたほうがまともになるのかな。と思わず思ってしまう。まあ、株式の譲渡制限があるので不可能だが。

日本にもまだ政府は必要だ――フィナンシャル・タイムズ社説
2009年2月26日(木)12:46
(フィナンシャル・タイムズ 2009年2月24日初出 翻訳gooニュース) 
http://news.goo.ne.jp/article/ft/
politics/ft-20090226-01.html

 最初のころ、日本は信用危機から守られていた。日本の保守的な銀行は、不良資産まみれの海を泳いではいたものの、それでも外国の同業他社に比べればまだましな状態だったからだ。しかし日本は慢性的な輸出依存体質のせいで、信用危機の衝撃を受けやすい状態にあった。国際的な需要低迷に伴い、日本経済はひきつけを起こしたように固まり、政界は呆然と立ちすくんでいる。証券市場の下落は今、金融セクターに問題を引き起こしているが、公的資金による株価維持という経済界団体の提案は間違っている。

日本の輸出高が昨年12月に35%減というショッキングな急落を示したとき、その時点でゲームオーバーだったのだ。当然のように、08年10~12月期の実質成長率は前期比3.3%減だったし、下落ペースは息をつく様子もない。過去35年間で最悪となるだろう危機は、政治の無為と麻痺によって深刻さを増している。

哀れな麻生太郎首相率いる政府による対応は、もうずっと不十分だ。ほんの数カ月前には、ただの見せかけでしかない景気浮揚策を後押しして、世界経済の回復を待つべしと主張していたのだ。しかし今や麻生政権は弱体化しすぎていて、政策措置を国会通過させられない。けれども与党・自民党はあまりにも不人気なため、法的に必要となる9月よりも前に選挙をするなど、考えられない状況にある。

政府がバタバタと動き回るあいだ、実体経済で深まる危機は金融機関を汚染しつつある。すさまじい株価急落を経て、日経平均は今年だけで2割近い下落率を記録。そしてTOPIX(東証株価指数)は1980年代初頭の水準にもどってしまっている。日本の銀行はまだ相当な資産を保有しているが、足元は心もとなく不安定だ。悪化する資本比率を支えるために何十億ドルもの資金づくりを余儀なくされている。

現在検討中の対策のひとつに「株価維持」がある。株価を支えるために25兆円もの公的資金を投入するというものだ。これは日本の政策決定者にとってはお馴染みの手段で、もっと小規模な景気対策案はすでに国会提出されている……が、大方の予想通り、国会で足止めをくらっている。どちらの景気対策案も金がかかりすぎるし、実施されても銀行は一息つけるだけで、効果は一時的でしかない。

日本はむしろ、経済の均衡回復に集中すべきだ。国民の消費を刺激する真の財政出動に加えて、企業が非生産的な資金を内部留保しないよう政府が止めさせる必要がある。銀行に資本注入しなくてはならないのなら、証券市場を支えて間接的にするのではなく、直接やるべきだ。しかしこうした政策のメリットはいずれも、麻生政権がこんなに弱体化したままの状態では、机上の空論に過ぎない。今こそ選挙が必要だ。麻痺した政府には、ほとんど何の意味もない。


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フィナンシャル・タイムズの本サイトFT.comの英文記事はこちら(登録が必要な場合もあります)。

(翻訳・加藤祐子)




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【2009/02/27 00:40】 | 政治・経済
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 麻生総理が、正直オバマに会いに何しにいったのだろうと思う。昼食も無しに1時間。この無しというのは、実は日米会談後に米有力テレビの、ABCテレビなど3大ネット、CNN、FOXの夕方と日曜日のニュース番組のキャスターたちと、昼食懇談会をするためだった。テレビ関係者より格下だったのだ。
 この異様な冷たさは、こんなに支持率が低くて総選挙による国民の信託も受けていないしだいいち選挙を逃げ回っている外国首脳と大々的な形で会談すると自分の支持率や人気にも響くからだろう。

 アメリカにとっては何とかこの不人気首相を利用してやろうという魂胆しかない。そのくせ、「アフガニスタン」戦争、「ドル信任、基軸通貨維持」と言いたいことを言われて約束してきたようだ。本当に馬鹿じゃないのか。

 ところが、朝日新聞では、「異例の厚遇」だと書いている。なにがだ、どこがだ。もう本当に朝日新聞を取るのはこんどからは止めようかと思う。

 気になるのは、アフガニスタンで
「◇日本がアフガン安定化への支援を強化、加速。
 大統領 これまでの支援に感謝。開発、治安分野、インフラ整備などやることは多い。日本の積極的な役割を歓迎。」
となっている。しかし、これでは「治安分野」を「積極的な」協力となると、直接戦闘以外のアフガニスタン戦争のほとんどということになる。そのうえに「開発」、「インフラ整備」まで。

 このような形で、事実上のほぼ戦闘区域のみの国で、ここまで踏み込んで「積極的協力」を求めたのはアメリカ大統領では初めてではないか。
 ブッシュ政権下で2005年1月までのアミテージ元国務副長官が以前から提唱していたように、日本を英国と同様の戦争パートナー化させる構想はあったが、日本により協力させる民主党政権下で遂にそれを現実に求めてきたのではないか。これは非常に危険である。

  そのうえ、ドル基軸通貨維持まで、かなりのことを要求している。具体的には何か。ドルの基軸通貨としての信任なら米国債を買えということなのだろうか。

 新しい世界を見据えた日本の政策が必要でアメリカ追随では済まなくなったのだ。

 ただ人気取りしか考えていない麻生首相にはこんなことはわからないか。

日米首脳会談:要旨
 (日本側説明に基づく)

http://mainichi.jp/select/world/news/
20090226ddm007030103000c.html


 ■日米同盟

 ◇在日米軍再編の着実な実施を含め、日米同盟の一層の強化で合意。
 オバマ米大統領 日米の友好関係は米国に極めて重要。大統領執務室を訪ねる初の外国賓客が首相なのは、このためだ。日米同盟は東アジアにおける安全保障の礎石で、私の政権として強化したいものだ。世界中の問題で連携する機会がある。日本は気候変動からアフガニスタン問題に至るまで、偉大なパートナーとなってきた。

 麻生太郎首相 最初の公式な賓客として招待いただき、感謝する。世界第1位、2位の経済大国である日米が手を携えて取り組まなければならない。

 ■経済・金融

 ◇日米が取り組むべきは金融、世界経済との認識で一致。基軸通貨であるドルの信認維持が重要。国際金融システムの安定化、成長促進のため協力の加速で一致。
 首相 世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の早期妥結に努力する。日米経済対話の新たな枠組みの検討を進めたい。

 大統領 日本、中国など大規模な経済を持つ国は内需拡大をしてもらいたい。

 ■北朝鮮

 ◇6カ国協議で、検証可能で完全な北朝鮮の非核化実現のため協力。(弾道ミサイル発射など)北朝鮮は緊張を高める行動を取るべきではないとの認識で一致。
 首相 拉致、核、ミサイルなど諸懸案の包括的解決が重要。

 大統領 同意する。日米間の緊密な連携が重要だ。

 ■アフガニスタン

 ◇日本がアフガン安定化への支援を強化、加速。
 大統領 これまでの支援に感謝。開発、治安分野、インフラ整備などやることは多い。日本の積極的な役割を歓迎。

 首相 アフガンだけでなく、隣国パキスタン、イランという地域的広がりをもって取り組むのが重要。

 ■環境・エネルギー

 ◇日本が目指す低炭素革命と、クリーンエネルギーを重視する米国の経済再生策は方向性を共有すると確認。クリーンエネルギーに関する日米協力を具体化させる協議を開始。(温室効果ガス削減のための)13年以降の枠組み構築に向け、緊密な連携で一致し、25日に日米実務協議を始める。
==============

 ◇麻生首相会見要旨
 オバマ大統領は、一緒に手を携えていける、信頼に足る指導者との印象を受けた。会談は率直で内容あるものだった。今後も率直に話し合えると感じた。

 会談は景気対策、経済問題が中心。北朝鮮の拉致・核問題、アフガニスタン問題も話した。大統領はエネルギー、気候変動に極めて関心が高く、提案もいろいろあった。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射は初動が大事。発射された場合、各国の対応を話した。オバマ大統領は、拉致問題をよく知っており、大統領の方が多く述べた印象だ。

 (内閣改造は)今の時点で考えていない。


政権浮揚、期待できず=日米首脳会談、自民にも厳しい声 (時事通信  02月25日)

麻生太郎首相とオバマ米大統領との日米首脳会談について、政府・自民党内では25日、「非常に意義深い」(河村建夫官房長官)などと評価する声が相次いだ。しかし、与党からは「形だけでは政権浮揚にもならない」と厳しい声も出ている。日米首脳の緊密な関係をアピールして失地回復を狙った首相だが、思惑は空振りに終わったようだ。

外務省幹部は記者団に「ホワイトハウスの最初の客として迎えられ、日米同盟強化を確認できた。サプライズはなかったかもしれないが、よかった」と成果を強調した。公明党の北側一雄幹事長も記者会見で「米国のジャパンファーストの姿勢が示された。世界的な課題に対して重要なパートナーとしての協力関係を確認し、非常に意味があった」と評価した。
 しかし、首脳会談と大統領の施政方針演説が同じ日で、米メディアの関心もほとんどがオバマ演説。両首脳の昼食会や共同記者会見は行われず、「強固な日米同盟」を十分に世界に発信することはできなかった。

自民党内からは「国民に伝わらない」「アピールがいまいちだ」との声が相次いだ。党幹部の1人は「これまでの失点が大き過ぎて、今回の訪米も起死回生の一打にならない」と指摘した。
 一方、野党は「国民の支持の低い首相が大統領と対等の話し合いができたのか」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと酷評。同党の山岡賢次国対委員長もCS放送の番組収録で「(米国は)『基軸通貨ドルの信認維持』を日本に言わせるため、首相を一番先に呼んだ。特に米国債を日本にはしっかり買ってもらおうということだ」などと指摘していた。 


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【2009/02/26 17:14】 | 政治・経済
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納棺夫日記 増補改訂版
青木 新門
文藝春秋 ( 1996-07 )
ISBN: 9784167323028
おすすめ度:アマゾンおすすめ度


 映画「おくりびと」が、私の予想を超えて大ヒットして、しかもアカデミー賞外国映画賞も受けた。そして国内の日本アカデミー賞も10部門を受けた。多くのこれまで見に行ってなかった人も見ようとしている。

上映劇場
http://www.okuribito.jp/theaters.html

 きらめく極寒の中の清涼な思い。人の死を看取ることをこれほど迫って描いた映画はない。死をみとることで差別される。その激しい現実と周囲の覚醒。本木雅弘さんが、子供の出産後インドに旅行したことで深く生と死を考えるようになり、いろんな本を読んだ。その中の一冊が、映画の事実上の原作である『納棺夫日記』青木新門 文春文庫だ。「準原作」とよびたい。

 現実に、関わりのない飲酒店の経営から納棺夫になった青木新門さんの日々と、死と生の思索の本だ。しかし、これは原作とは名乗っていない。「おくりびと」のエンドタイトルをじっと目をこらしていたが、『納棺夫日記』の名前は出てこなかった。
 『納棺夫日記』の帯にも、
「本木雅弘さんが、この『納棺夫日記』に感動して、映画「おくりびと」が誕生しました。」
と、ある。しかし、原作とは入ってない。
 ところが、他で読んだ青木さんのメッセージでは、本木雅弘さんと協力したとのこと。ではなぜ原作ではないのか。わからないところだ。青木新門さんのそういう思いなのでしょうか。

 後にわかったのは、脚本ができた段階と封切り直前本木さんが青木新門さんに原作として入れたいとお願いしたが、「「原作者」とされることは拒んだ。一番描いてほしかった「『おくりびと』が(死者を)どこに送るのか」が描かれていなかったからだ。」(毎日新聞)正直よくわからない。

 また次の原本の出版社桂書房のブログに、青木さんの評価は高いが富山が舞台でないという不満があるそうだ。

完成試写会から戻られて直ぐに来社された際も、映画のチラシを数部置いていかれ、「自分の著書とはまったく別個の作品だが、映画作品としてとても良いものになっていた。役者の力を見てきた」と嬉しそうに推薦していかれましたよ。
----
「真摯に死に対峙し、いのちの伝達、人と人のきずなという僕のテーマをも曲げることなく演じていた。本木君の熱意は凄いものだ。」(北日本新聞9月3日朝刊)

と、昨日の地元の新聞にも写真入でコメントされていました。

ただ、昨日来社された際に何度も口にしておられたこと・・・

「“今朝、立山に雪が来た。”で始まるんだよ、私の納棺夫日記は・・・」

“今朝、立山に雪が来た。”の一節は、『納棺夫日記』の第一章 みぞれの季節の冒頭の文章です。

ここは、確かにとても『納棺夫日記』にとって重要なところで、毎年この日が来ると富山に暮らす人々にとっては、特別な思いが脳裏に過ぎる瞬間なんです・・・私もこの冒頭文にはいつもなんとも言えないものを感じます。

郷土への思いは人一倍熱い方なので、映画の制作上の都合と折り合わず、自分の名前も作品タイトルも使用を断られた大きな理由のひとつなんだろうかと想像しています。

「“立山”の名前が世界に届いたのに・・・」

昨日も凄く残念がっておられたのが印象的でした。

映画は庄内での撮影だったと聞いてますので、“立山”ではない撮影地の山の名前でも冒頭にでてくるのでしょうかねえ?


 最初に出版したのは富山の地方出版社、桂書房ですが、初版はわずか2500部だった。その出版社のブログ「千の縁結物語」だ。現在も2006年3月に発行された『定本納棺夫日記』(1,500円)として引き続きロングセラーを続けている、とのこと。

http://blog.auone.jp/enmusubito/entry/detail/?EP=27241529

桂書房ホームページ
http://www.katsurabook.com/

青木新門さんのプロフィール

青木新門 (アオキシンモン)

1937年富山県(下新川郡入善町荒又)生まれ
早稲田大学中退後、富山市で飲食店「すからべ」を経営する傍ら文学を志す。吉村昭氏の推挙で「文学者」に短編小説「柿の炎」が載るが、店が倒産。
1973年冠婚葬祭会社(現オークス)に入社。
専務取締役を経て、現在非常勤監査役1993年葬式の現場の体験を「納棺夫日記」として著しベストセラーとなり全国的に注目される
著書に「納棺夫日記」小説「柿の炎」詩集「雪道」童話「つららの坊や」随筆集「木漏れ日の風景」など
なお、「納棺夫日記」は「おくりびと」と改題され映画化されている
現在は主に、著述と講演活動。日本文藝家協会会員。

青木新門さんホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shinmon/


 この本を読んで違うのは、青木さんの納棺夫となった経緯と、経歴だ。そして差別問題の深刻さ。

1. 映画ではチェロ奏者となっていた。そして解雇になってふるさと山形県庄内市に帰って職探しで知らずに、納棺会社を訪れる。

 しかし、準原作では、大学で上京中に母親が調子が悪くなりふるさと富山県へ帰る。そして中退してしまう。母親がやっていた飲み屋の店を手伝うが、やがて自分でパブ喫茶を開き、8年間経営する。
 ところが、丼勘定で運営して大きな負債を抱えてつぶれ、生活にいき詰まり子供の粉ミルクも買えない。夫婦ゲンカで妻が投げつけた新聞の募集広告「冠婚葬祭互助会 社員募集」に目がとまり応募する。

2. 差別は映画でもあったではないかと言われそうだが、その深刻さが違う。結局、準原作では火葬場、焼き場の人も含めてもっとも最底辺なのだ。奥さんに「触らないで汚らわしい」と言われるのは、映画でも出てくる。しかし辞めろと言われ父方の叔父さんにも義絶される。
 この叔父さんへは、迷いながらもご本人の瀕死の病床に駆けつけて「ありがとう」と言われ、心の溝が溶けていった。

3. 青木さんの本では、第3章「いのちとひかり」で、死を巡る人々の意識と、命と宇宙と人間存在、そして親鸞の思想について、思索する。「ひかり」こそが人間のいのち、宇宙を照らし真実を与えるものだということに気づく。 そして、死体の蛆にも、群れ飛ぶ卵をもつトンボにも生の光を見る。青木さんは死を見つめ、生死を分けられないものと見るようになる。

4. 青木新門さんは、1937年富山県生まれ。4歳の時、両親と共に満州に渡り、敗戦時に8歳。父親はシベリアの前線へ行き戻らない。引き上げを待つ難民収容所で、母親は腸チフスで半死状態。中国で生まれた弟、妹は次々と死んでいった。青木さんがまだ幼子なのに、弟妹の死骸を背負い死体の野焼きの上に置いてきたのだ。
 作家、高史明さんが解説「光の溢れる書『納棺夫日記』に覚える喜び」で、この原体験と青木さんが死をとおして達した深みにふれている。

 私は思う。人間は必ず死ぬ。しかし、敗戦後は、死を嫌い、生のみに執着するようになる。すべての文化と生活がそう塗りつぶされる。そして死を直接触れ取り扱う者はこの本には出てこないが、江戸時代も、今も忌み嫌われる。
 しかし、青木さんは死を見つめ、生を特別なものとはとらえない。

 実は、この映画が受け入れられるのは、厳しい格差社会の時代で、生命を考えるようになったからではないか。

 古代の縄文時代は、東北の遺跡では、集落の入り口から族長の墓が、先代から順番にずっと螺旋状に村の中側まで墓が建っている。村は死者と共に暮らしている。また別の住居遺跡でも床下から子供の墓が発見されている。幼くして死んだ子と共に生活していたのだ。
 こういう世界では死と生は別の訳がない。
 死が忌み嫌われない社会とは何だろうか。それが認められる社会とは何か。
 それは、物欲と金融利益追求に明け暮れる社会では少なくともない。この映画がヒットしたのはそれらへの拒絶なのか。

 映画「おくりびと」が大ヒットするような、どうかこの動きがつまらない精神社会商売に消費されないように祈る。私たち人は地球とこの宇宙の中で多くの生命と共に歩み進化してきた。人は社会と産業を作る中で、富を偏在させ、格差を生み、争い、戦争をするようになった。たしかにこんなことが起こるのは社会の仕組みが悪いとはよく聞く。

 でも社会進化も人間のあり方の一つだ。社会進化としても、ぜひ人間の精神の一つの深い段階を下ったところにいきたい。そして社会のあり方でも平和な社会が築けないだろうか。またそれはいけると思うのだ。

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【2009/02/25 02:30】 | 映画
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 中川昭一元大臣の問題で新聞記者がコンパニオン化して、男性記者は政治家官僚との宴会と外遊時の随行で豪遊旅行して癒着しきっていることが明らかになってきた。
 もちろんこれは東京の問題であり、地方にとってはぴんとこないという方もいらっしゃるだろう。だがこれは地域の問題とコインの両面のようにくっついている。それで地方の新聞記者と新聞の問題を書いてみたい。これは知られてはいないが、どこの地方でも同様のことが起こったのだと思う。

 奈良では過去の新聞記者は、少しは地域とつながっていた。奈良という地域は朝日新聞が圧倒的なシェアを誇っていた。今はどうなったか、縮小してシェアは同率かも。

 基本的に新聞記者は各地地方勤務は3年で、中には2年と早い人もいる。そして新聞社の用意したマンションに住んでいた。しかし転勤での交代のときでも、記者はお互いライバルということで、案件や地域とのつながりなどまるで引継をしない習慣なのだ。それでは地域のことは何もわからないのではと思うだろう。そうだ。現在は少なくともそうだ。まあこれは後記する。しかし過去にはそれを乗り越えて地域関係を作っていたのだ。

 だから市民運動や地域住民は、新聞記者とつながりをもっていた。確かに集会にも来ない。電話取材だったりする。でもある程度リベラルな人ばかりで付き合いやすかったのだ。そして様々の情報が新聞記者に集まった。

 新聞記者の夜は遅い。ところが地域のポイントになるような飲食店に行くとそこで晩飯と酒を飲んでいた。そうして人脈を作っていくのだ。

 その中でも朝日新聞はもっとも地域との縁が薄い。なかなか載らなかった。なにしろ記者会見にいっても載せないことも多いのだ。朝日の人でほんの変わり者のみが、例えば街づくりの会などに地域のサロンになっていて意見交換や情報などが得られると参加していた。でもそれは例外だった。逆に新聞全体の姿勢とはあまりに違うが、産経新聞のほうが地域や市民活動取材には熱心だったりした。


 ところが10数年ほど前から記者の態度が変わり、地域の問題がなかなか載らなくなってきた。どうも朝日新聞化(!)したのだ。そしてとうの朝日はもっと地域の問題がかけらも載らなくなった。開発や問題のある規制解除など起こっているのに記者は何をしているのかと思うくらいだ。おそらくまったく取材に行かなくなったのではないか。当然先に書いたような人脈作りもできなくなったように思う。

 このころゴミの問題などが、10年前に起こってきた。しかしなにも記者に縁がなく地域情報が載らない状態だった私たち市民運動側は個人的な縁を頼って大阪本社の記者に書いてもらった。
そうすると朝日新聞の奈良県記者クラブの記者が烈火のごとく怒りもう私たちの情報など載せないとわめきまわったというのだ。いや縄張り根性というやつらしい。でもほとんど付き合いが無くなり地域の問題情報も載せなくなった原因は朝日奈良支局・クラブの記者側のせいなのだ。それを私たちを隷属する者のごとき扱いをするとは何事だろう。

 もともとほとんど載っていなかったし、ゴミ問題での朝日新聞と私たちはお互い相手にしなくなった。他の新聞は必要な時は記者会見など行った。

 その後、5年前「無防備都市宣言」条例制定の運動を起こした。これは2万人6千人近くの署名を集めた大きな運動となった。集める人たちの広がりと情報交換は、ビラをまき、そこにURLを載せて、もっぱらホームページを使っていた。ただそれだけでは地域全体の人々にやっていることがわからないので記者会見や記者クラブへFAXなどで情報を送った。もはや付随的な扱いだった。しかもこのころから新聞は目に見えて部数を減らし始めたのだ。

 そして現在、相変わらず新聞記者は取材をしない。これは地域で出会わないことでわかる。地域の人々とのネットワークを作らないだけではない。そのうえ役所にも取材に行かなくなったようだ。昔はもっといろいろ取材に来ていたそうだ。取材して自分で切り開いていたのだ。これだけネットワークを自分で作れないのなら、引き継ぎをしないことがネックなら組織として習慣を改めたらいい。しかし、そういう声も出ないようだ。むしろ地域の問題点や情報を集めるという、問題意識とやる気がなくなったのでは。

 つまりは記者クラブでの行政や企業の広報に頼り切っているということだ。これでは人との役所の下部の人とか付き合いがなくなり、直接的なリークや耳打ちなどしてくれなくなる。組織の上からの都合のいい情報しか来なくなる。ここにも記者失格と思う状態がある。

 東京の政治家官僚との酒宴と海外豪遊とコンパニオンとはちがうが、いずれも権力ある者から与えられる情報のみに頼り切り、人々のほうを向いてないということは共通している。

 フリーライターの上杉隆氏が『ジャーナリズム崩壊』(幻冬舎新書)で提案しているが、新聞記者は新規採用からしか取らないということはやめたほうがいいのでは。とにかくひよわ過ぎる。米国紙のように色が付いていてもいい。プロとして情報を集め、そして切り込む、そういういろんな分野からの中途採用を基本にするべきではないか。

 これ以上部数が減ったら地域の取材体制も崩壊してしまう。しかしこれだけ地域取材しない記者よりは、通信社に任せて取材してもらったほうがましではないかとしみじみ思ってしまう。

 そして数を絞った新聞記者はより深い問題追及を行うのだ。しかし、今の記者にそれができるだろうか。とは思ってしまう。

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【2009/02/23 20:17】 | 戦争と平和
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これを読んでいただいているブロガー様

お願いがあります。
それは中川昭一担当女性記者の問題です。
前回2つの記事を書いていて少しうんざりする面はあったのですが、

http://isiki21.blog45.fc2.com/blog-entry-170.html

http://isiki21.blog45.fc2.com/blog-entry-169.html
どうやらこの新聞記者をめぐる問題は、下品さはあり腐臭は漂うものの、今の新聞の堕落の根本ではないかと思うようになりました。下記「世に倦む日々」も読んで、現在の日本の問題解決のためにはどうあっても追及しなければならないものだと思いました。そういうものが目の前の裂け目に現れたのです。

 「世に倦む日々」「コンパニオン記者に関する二つの疑惑と読売記者の2年前の記事」
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-27.html

 新聞は朝日新聞の新自由主義、郵政民営化賛成、かんぽの宿オリックス払い下げ賛成などを先頭に目も当てられない堕落の状況です。この大きな原因が新聞記者のコンパニオン化と政治家官僚との酒飲みゴッツアン構造にあると今回のことで透けて見えるようになりました。

 これらの記者たちが毎晩政治家、官僚と宴会をして、海外へは随行して豪遊する中で取り込まれていってる。それが新聞堕落の大きな原因のようです。

 私は運動経験は長い。だから日本の論者であれ運動者であれとても淡白で上品で傷つきやすいことは知っています。
 しかし、ここで経験上知っておいていただきたいのは、権力者はたいそうな武器と金を持ちながら綱渡りをしている者たちであり、ぼろを出して落ちそうになったら綱を思いきり揺らしに行かねばなりません。
 そして水の中に落ちた権力者は、このときとばかりに叩きに行かねばなりません。

 何ということを言うんだとお思いでしょう。しかしブログ論壇にいろいろな形で参加するものとして日本の問題は解決せねばなりません。私たちは権力者に比べたら力は弱く金もありません。だからこそ、そういうしつこさが必要なのです。そして相手が中枢の弱い部分をさらけ出した時にはかみつきに行かねばなりません。その時しか私たちが打撃を与えることはできないのです。

 どうかつまらないことなのですが、メディア・新聞の堕落追及に、ミニブロガーの私からですが「中川昭一担当女性記者問題」追及にご参加をお願いしたいのです。

 突然いろいろとお願いしてまことに申し訳ありません。

奈良たかし

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【2009/02/22 14:57】 | 政治・経済
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愛てんぐ
奈良さん、こんばんは

中川大臣、かんぽの宿、日本の中枢機構は完全に腐りきってしまい、自ら腐敗していることさえ、気付いていないというような気さえします。
女性記者達は中川大臣(酒)を酩酊させた共犯です。
罠と言うより、日常習慣が常識化し、大事なときでも出てしまったというのが素直だと思います。
女性記者達の会社は読売新聞、日本テレビ、いずれも読売系、ブルームバーグ はシティグループでユダヤ資本。

中川前大臣の件で見えたことは、マスコミも政府とつるんでいたことです。
日本の支配階級、お上が、機能不全に陥っていることも分かってきました。

いつも言いますが、お上ではなく公僕にすることが最も大事と思います。
その為には特権を剥奪し、国民と同等、国民目線にすること、その為には徹底的な情報公開です。

関心があります
散策
奈良たかし様
私は、この問題に大変関心を持っています。私は、マスコミ関係の仕事ではありませんので、政治とマスコミの密着度合いについては、わかりません。しかし、記者クラブ、政治家用のマスコミの原稿書きなど話題にことかきません。今日、電車の中吊りに、サンデー毎日に【「ヘベレケ中川」同行記者批判でネット炎上】という記事がでるとありました。植草さん、ぐっちーさんのときは、雑誌はスルーしました。自身(マスコミ)の問題にどの程度マスコミが踏み込んで書いてくれるのか注目しています。

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 すでに紹介しましたが18日の毎日新聞で、
「中川氏は、女性記者らとの会食について「たまたまそこにいて、話を聞かれたから」と説明したが、中川氏は昨年9月の財務相就任以降、G7などの海外出張では同行の女性記者を集めて飲食を行うことが恒例化していた。」とまで書かれました。

 新聞記者は、政治部記者を中心として官僚や政治家とべったりと交友して酒を飲むことが仕事になっています。それで情報をいただくのです。当然権力の追及などできず番犬のようになってしまう。朝日新聞がこのごろひどくて、社説でも記事でも新自由主義と消費税アップの先頭に立っています。でも他の新聞もやっています。中川昭一元大臣のときも一緒に酒を飲むために行ったのでしょうか。何のための新聞記者という仕事でしょうか。権力批判がなければジャーナリズムは終わりです。

 この中川昭一前大臣と懇談した女性記者は3人で、その会社は、読売新聞社、日本テレビ、ブルームバーグです。

 「村上春樹イスラエル批判講演と中川失態報道」-「団藤保晴の「インターネットで読み解く!」」 から
http://dandoweb.com/backno/20090219.htm

 公共性があるので読売新聞記者の名前も出します。読売経済部の記者、越前谷知子(えちぜんや ともこ)さんです。彼女は中川氏がローマに到着した夜にホテルで開いた懇談会にも出席し、連日です。他の日本テレビのHさんや、ブルームバーグのSさんは確証がとれません。
「二階堂ドットコム」より
http://www.nikaidou.com/2009/02/post_2349.php 

 いま、読売新聞はこの件で急速な情報隠しをやっています。

 まず、このときの懇談で酒を飲んだかということに、読売新聞は「女性記者は出席していたが、酒を飲んだかどうか見ていない」、という内容の報道をしました。しかしどうみても逃げであって嘘でしょう。さらにこの記事はネット上にはありません。

 そして、読売新聞東京本社広報部は、女性記者の食事への参加を「取材の一環」とした上で「記者によると、14日の昼食はあわただしく、ボーイがグラスにワインを注いだ」「記者は携帯電話に原稿の問い合わせの電話がかかり、数回にわたり席を外し、中川氏がワインを飲んだところは見ていない。記者はグラスに口をつけていない」と回答しています。

 下記の記事は、この懇談会を詳細に描いてますが、中川氏が「担当の中でもお気に入り」(永田町関係者)」としていてこれでは、やはり酒を飲むためにイタリアに行ったとしか思えません。
日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090220-462833.html

 いったい何のために同行しているのです。現場にいて嘘を書く。あるいは書かせる。何のための新聞なのでしょう。権力の太鼓持ちのためにいるのでしょうか。
 そして越前谷知子記者の顔写真の掲載された記事をネット上から消し、そのキャッシュまで写真を消させました。それが下記の記事のキャッシュです。これも表示期間は短いのでやがては消えます。
このレポートと現実にやっていることとはなんという違いだろうと絶句します。

 2007年の読売新聞


「"働く"を考える大学生のためのLET'S」「活躍中の現役社会人直撃レポート」

「自分の書いた記事が読者に届くことで、誰かが変わったり、何かが動き出したりする。これが新聞記者の醍醐味」と語る越前谷記者。
“継続は力なり”という言葉を信じ、日本経済の最前線を取材する日々。
http://72.14.235.132/search?q
=cache:http://www.weblets.jp/
interview2007/21.html

--就活は社会へ出る前の大切な勉強だった
私が本格的に就職活動を始めたのは、年が明けた大学3年生の冬でした。自分に何が向いているのかわからなかった私は、できるだけいろいろな業種の方にお会いしようと考え、マスコミ、金融、メーカー、商社、IT企業などの会社説明会に参加しながら、OB・OG訪問も積極的に行いました。今振り返れば、私にはやはり取材が性に合っていたのでしょう、さまざまな職業の方にお会いして話を聞く、そのこと自体を楽しみながら、各業界のことを学んでいったように思います。

大学生の皆さんも、就活は社会へ出る前の勉強だと考え、少し肩の力を抜いて臨むと、自分らしさが出せるのではないでしょうか。私の場合、読売新聞の面接ではリラックスして話すことができ、この会社にすんなり入れる予感がしていたのです。これが「ご縁」というものなのでしょう。そんな感覚的なものも、何かを決断する時には大事なのかなと思います。

--考える前に走り出していた新人時代
新人記者の私が赴任したのは栃木県の宇都宮支局。警察署を担当しながら、パトカーや消防車のサイレンに即座に反応し、事件や事故の現場へ駆けつけていました。激しい雨が降っていたある日、あまりに気がせいていた私は傘も差さずに火災現場へ飛び出し、カメラをずぶ濡れにしてしまったのです。燃え盛る炎を前にシャッターは1度も下りてくれず…。デスクは“怒る”を通り越して呆れていましたね(笑)。あれこれ考える前に走り出していた、そんな新人時代の思い出です。

決定的な一瞬を切り取る難しさに手が震えた高校野球地区大会の写真撮影、子供たちの心の闇に向き合った少年犯罪の取材、古来の祭りや農作物の収穫を通した心温まるふれあいなど、赴任中の5年間に県内を取材し尽くした私にとって、栃木は第2の故郷と思えるほど愛しいものになっていました。

--私のモットーは「継続は力なり」
壁にぶつかったり、仕事で悩んだりすることは、社会人なら誰もが経験すると思います。私自身を振り返っても、会社を辞めようと思ったことは1度や2度ではありません。悔し涙を流した時もありました。でも、これまで新聞記者を続けることができたのは、「継続は力なり」という言葉を信じて仕事に向き合ってきたからです。そして、仕事と家庭を両立させる立場になった今思うことは、やりたいことは欲張る!諦めない!細く長くでいいから歩き続けるのが大切だということなのです。大学生の皆さんも欲張って、諦めずに、やりたいことにチャレンジしていってほしいと思います。

--”働く”とは社会と関わっていくこと
私にとって”働く”とは、いかに社会と関わりをもっていくかということであり、その関わりを実感できる瞬間が多くあるから、新聞記者として働いているのだと思います。

私は現在、東京本社の経済部に所属し、流通業界を担当する経済記者として取材に飛び回っています。皆さんはこれから新聞の経済欄を読む機会が増えるのではないでしょうか。読売新聞の経済欄には、難しい内容をわかりやすくまとめた解説記事があり、その辺から読んで頂くと日本経済の動向が理解しやすいと思います。約70名の経済記者たちがわかりやすさを追求して書いていますから、ぜひ、参考にしてください。

編集局経済部 記者
越前谷 知子氏

1996年入社。入社後、宇都宮支局で5年余勤務したのち、東京本社の地方部編成を経て経済部へ異動。現在は、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの流通業界を担当し、取材に飛び回っている。



 でも隠されると見たくなる少し下品な心理が働くので、まだ残っているかも。
http://images.google.co.jp/
images?sourceid=navclient-menuext&q
=%E8%B6%8A%E5%89%8D%E8%B0%B7%E7%9F%A5%E5%AD%90&um=1&ie
=UTF-8&sa=N&hl=ja&tab=wi

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【2009/02/21 12:15】 | 政治・経済
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 イスラエルから絶滅作戦のような激しい攻撃を受けたパレスチナのガザ地区を取材に行かれたフリージャーナリストの志葉玲さんの、報告がネット上で公開されました。

 多くの一般市民が殺戮され、大けがをさせられ苦しんでいます。学校や国連施設、病院も集中的に狙われました。無差別殺傷兵器が当たり前のように使用されました。

 ほとんどの働く場まで破壊され、攻撃後も働き口もなく、イスラエルの封鎖は続き、国連の救援物資も運べません。これだけのことが行われたのにイスラエルは何も制裁されない。

 「報道ステーション」などのテレビ取材クルーは入ったのに全く何を取材しているんでしょう。ほとんど明らかになっていないパレスチナガザ地区の人々の被害をぜひ知ってください。
「Cont Act」というネットテレビサイトで見ることができます。

「志葉玲のパレスチナ・ガザ報告」
http://www.ourplanet-tv.org/video/contact/2009/20090218_18.html

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【2009/02/21 12:00】 | 戦争と平和
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 もう、あんな愚かな中川昭一氏の事は書かないでおこうと思ったのだが、あの問題のG7閉幕会見の後、1時間40分も、大使館員に随行され財務省幹部と共にバチカン観光をしていたことが判明して、さすがにあきれた。中川前大臣の希望で当初から予定していた、というが、これほど国際的に問題を起こしておいてあんまりではないか。よほどホテルには帰りたくなかったのでは。

 大使館側は古代の彫刻が展示された「大燭台(しょくだい)」のギャラリー、「タペストリー」のギャラリー、「地図」のギャラリーのほか、ミケランジェロの天井画や「最後の審判」などで世界的に有名なシスティーナ礼拝堂といった主要部分だけを回る1時間の見学コースを用意した。そして会見から15分後の午後4時20分から中川大臣と高木、諏訪園秘書官、玉木林太郎財務省国際局長、上野景文在バチカン日本大使ら10人で回った。

 しかし、ふらふらとしていて、大使館員はずいぶんお疲れだなという印象を受けたと言ってる。そのうえ、立ち入り禁止箇所に入ったり、特に有名な「ラオコーン」像の台座に手で触ったり、美術品を鑑賞する際、周囲に柵があり、立ち入り禁止になっていたにもかかわらず、中に入って美術品に近づき、警報機が作動したり。会見でのもうろうとした状態が続いていたとみられる。それで時間がかかったようだ。

 しかし、異様である。なぜこんな状態で回っているのか。何か酔いを醒ますために時間稼ぎをしているとしか思えない。本来ならホテルに一刻も早く帰って酔い覚ましの休養を取りたいところだろう。しかしホテルに帰ったら一緒の建物内にいる海外の要人たちと出会うからだろうか。おそらく通常は非公式協議や意見交換などが多数行われるからだろう。
 何しろ博物館には通常、午後4時までに入館しなければならないが、中川氏らが訪れたのはその後だったため、システィーナ礼拝堂以外では一般の観光客の姿はほとんどなかったのだ。つまりどんな状態であろうと一般の人には見られないのだ。
 ということは、「当初から予定」などまったくのウソだということになる。

 中川氏は博物館見学後、まだサンピエトロ大聖堂を訪れている。そして午後6時前にホテルに戻り、午後7時半に日本に向けローマ空港を出発した。


 ここで二世議員の問題があまりに大きいのでこれまで書かなかったことを書かせていただく。

 中川昭一、安倍晋三、麻生太郎総理と世襲議員であり、考え方の似た近しい存在だが、中川氏以外は華麗といってもいい代々の永い政治家一族である。
 ところが、やっていることは実に似ている。いずれも核武装やタカ派で身勝手で、国民のためより家業として一族の血のために政治をやっている。それぞれ、まことにあきれた日本を腐らせた世襲政治家である。

 ところが、中川昭一も世襲政治家だが経緯は他の人たちとずいぶん違う。父親の中川一郎は官僚出身で1947年に九州大学農学部卒業。同年、農林省に技官として入省して、やがて1963年に転じて衆院議員に初当選する。そして当選回数を重ねて青嵐会を結成してそれをベースに中川派という小派閥をつくる。

 ところが、総裁予備選に出馬して落選してからしばらくして1983年1月9日ホテルで自殺するのだ。長男の昭一が30歳の時だ。
 このときの異様な感覚ははっきりと覚えている。総裁選に出馬したほどの小とはいえ派閥の代表の政治家があっさりと自殺したのだ。他殺説も飛び交った。
 自殺の原因は発表されなかったが取りざたされたのは、

1.総裁選出馬で選挙費用として莫大な借金をしていた。

2.公設第一秘書が独立して中川一郎と同じ中選挙区に出馬しようとしていたことで悩んでいた。
 

 中川昭一氏は後継で出馬して、元公設第一秘書と近親の争いを繰り広げたが、みごと二人とも当選する。ちなみにこの元公設秘書とは現新党大地代表の鈴木宗男氏である。

 案外苦労していることがわかるだろう。しかも父親の借金があったといわれている。

 だから始めの頃は他のおぼっちゃま世襲議員とは違うと思っていた。ところがその後は、核武装発言や河野談話見直し、従軍慰安婦番組で安倍晋三と共にNHKに圧力をかけるなど何も変わらない無責任タカ派なのだ。
 そしてG7酩酊会見へとつながる。
 世襲議員がいかに本人も堕落するし、日本をダメにするか、典型ではないか。

 やはり普通の人が出やすい選挙制度をするべきである。

 それから、鈴木宗男氏は個人のブログで中川昭一氏の心配はしている。それと薬を飲んだというのは、逆に薬物中毒扱いされいっそう問題視されると指摘している。
http://blog.goo.ne.jp/kouich3big/e/
d26ac35bee525246a1e1ff8e0d71c5c7

 

中川前財務相:会見後バチカン観光 「予定の日程」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/
20090220ddm002010136000c.html

 ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後に、ろれつが回らない状態で記者会見して辞任に追い込まれた中川昭一前財務・金融担当相が、14日の会見終了後、同行した財務省幹部や現地大使とともにバチカン市内を約2時間、観光していたことが19日分かった。財務省によると、礼拝堂などバチカンの主要施設を見学したという。

 記者会見での失態ぶりが世界のメディアで報じられ、日本の経済財政運営に対する国際的な信用を大きく傷つけた直後の行動だけに、新たな批判を呼びそうだ。バチカン観光について、財務省は「中川氏の希望で当初から予定していた日程」と説明している。

 また、G7初日の13日夜に開いた懇親会には財務省幹部に加え、男性記者2人、女性記者2人が出席していたことが判明。懇親会は深夜0時半まで約1時間50分にわたり、中川氏はこの場でジントニックを3、4杯飲んだという。翌日は午前8時15分からG7の2日目の会合が始まった。


 中川氏が14日のG7昼食会を途中退席し、ローマ市内のホテルのレストランで食事をとった際には財務省幹部や通訳のほか、前日の懇親会にも参加した女性記者1人が加わっていた。【赤間清広】


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【2009/02/20 02:00】 | 政治・経済
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 オバマ大統領が、選挙公約のとおりアフガニスタンへの約1万7千人の大幅増派を命令した。状況によるが3万人を限界とした増派を予定している。8月20日実施のアフガン大統領選への現職カルザイ大統領再選への応援を兼ねたものだ。なにしろカルザイ政権は汚職のまん延や、武装勢力タリバンの再台頭と対立で国内情勢は内戦が再発してきわめて人気は低いのだ。

 外国の大使館を標的とした自爆テロが起きたり、国際部隊の死者の数が過去最悪となり、日本のNGO「ペシャワール会」メンバーの伊藤和也さんが殺されるなどタリバンにほぼ負けつつある。さらに「テロとの戦い」のカギを握る隣国パキスタンも国内情勢が悪化している。
 すでにアメリカの軍事支配下で大統領選は2回目だが、1回目の時はカルザイ候補など国民のほとんどが知らなかったという、アメリカの傀儡政権なのだ。外出時や平常でも、たえず米軍に警護され続け、それ無しではいられない存在だ。

 すでにオバマ大統領は敵対するものとも外交で話し合うという公約を掲げている。それにはイランが前面に出ている。
 しかし、空想的に見えるかもしれないが、本当はタリバンと外交調整ができて政権に取り込むことができればすべてが解決する。

 アフガニスタンの争乱の歴史を見ると、1979年ソ連が侵攻したのが始まりだった。これは自らの影響力のある前年成立した共産主義主義政権がイスラム勢力との内戦で崩壊しかけそれを直接軍事占領して傀儡政権を作るのが目的だった。
 そのときアメリカが隠密に介入して、軍事費はサウジアラビアから調達したが、そのときのサウジ側からの代理人となり、同国を始めとする義勇兵の窓口となったのが、ビン・ラディンである。そしてイスラム勢力を軍事指導してソ連とアメリカの支援によるイスラムゲリラとの代理戦争化し、大量の武器が双方から持ち込まれた。そのうえでソ連軍が引き上げたとたん、山積みの武器をそのままにして一切を放置してアメリカも忘れ去りアフガン国内は軍閥の内戦と群雄割拠状態となった。

 アフガニスタンは世界最貧国の一つだが、周囲の国への交通の要衝で、関税が主要財源だった。それと国内は半砂漠だが、ペルシャ生まれのカナート、地下水路により果樹栽培など農業は盛んで繁栄していた。それが軍閥による内戦の中ですべてが荒廃と社会悪のスパイラル化していった。人々は戦場の中で暮らす状態になり、麻薬栽培とその密輸にはしったのだ。 そしてアフガン人は平均寿命40歳だった。子供たちは戦争の中での生活しか知らなかったのだ。

 この荒廃と内戦が、後背地で同じイスラム国なので波及すると危険視したパキスタンが、アメリカCIAの協力を得て訓練を施したのがタリバンなのだ。たちまち彼らは軍閥を倒して、席巻して国内をほぼ握った。そのときタリバンの代表団が米国に招待され各地を回っている。今となっては信じられないだろうが、米国の友好的な勢力だったのだ。

 それが反米的敵対存在となったのは、アメリカ有力婦人団体がその女性を閉じこめ教育も受けさせない復古的な反女性的政策に批判を強めて攻撃キャンペーンをしたのが始まりである。絶縁され、孤立化した彼らはやがてアラブのイスラム原理主義勢力と結びついたのだ。そしてテロリストの温床となり、ビン・ラディンも再度やってきてアメリカ攻撃をした。そして9・11にいたる。

 9・11テロ攻撃が明らかになったときに、タリバン政権はビン・ラディンがやっていたことを知らなかった、ビン・ラディンを引き渡すと釈明していた。これは事実のようでタリバンも彼の財力によりたぶらかされていたようなのだ。だからタリバンがテロやその支援をしていたわけではない。米国ブッシュ政権は信用せず、問答無用で報復攻撃をした。

 アメリカ軍は、現在アフガニスタンだけでなくタリバンと同族のパシュトン人のパキスタン側国境付近の独立的自治地帯に、タリバンを支えている、ビン・ラディンを匿っていると無人機による頻繁な爆撃を繰り返している。ブット元首相暗殺後にザルダリ氏が大統領になった後も攻撃を強め反米主義がいっそう高揚している。

 オバマは、大統領選挙中、もしパキスタンが混乱状態になったとき、直接介入にも言及している。

 今回その無人機がパキスタン南西部のシャムシ空港を利用して発進していることが明らかになり、自国民攻撃へのザルダリ政権の積極的な関与は明らかで、いっそう問題になろうとしている。パキスタンも含めて反アメリカのカオス状態になろうとしているのだ。

 難しいだろうが、いずれはタリバンと和解し、そして話し合いが重要になると思う。そして挙国一致政権ができるかがすべてを握っている。そうでないとベトナム戦争的泥沼化が始まり際限ない闘いが続く。もしかしたらパキスタンも崩壊するかもわからない。

 これをたいていできっこない。だいいちアメリカ世論が許さないと思うだろう。でもタリバンが大きく分裂して別の名前のグループができたらどうだろう。女性に対する復古政策は取り下げたイスラムグループだ。もちろん何らかの働きかけの上だ。それでもだめだというだろうか。つまりは方法はあるわけだ。

 オバマは軍事政策は、ブッシュと変わらないと言われる。このままではやはり果てしない戦争狂への道になる。

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【2009/02/19 01:50】 | 戦争と平和
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 中川昭一財務・金融担当相は、G7昼食会でワインを口に含んだが飲んでいない、それ以後閉幕会見まで飲んでいないと「16日の記者に囲まれての会見では、G7記者会見前の飲酒については「前の日はパーティーでは飲んだが記者会見の前には飲んでいない」と強く否定した。しかし、午後の衆院財務金融委員会での中川大臣の釈明では、昼食にワインで乾杯して口に含んだ程度と飲んだことを認めた。」とお伝えした
 しかしである。それも嘘であることが判明した。
 次の毎日新聞の詳細な報道である。だいじな各国との昼食会を突然抜け出して、毎日新聞以外の女性記者たちと高級ホテルのイタリアンレストランで懇談し、赤のグラスワインを注文していたのだ。そして閉幕会見前には泥酔状態だったのだ。

 何ということだ。中川昭一氏は酒を飲むためなら手段を選ばず、まったく制御もきかない。そしてそれについて咎められると平気で嘘をつく。

 こういう状態を何というか。真性のアルコール中毒である。これでは政治家としてはやっていけないから引退して療養につとめていただきたい。しかしアル中を経済政策のトップにするとは何事だ。


中川財務相:G7昼食会抜け出し、同行記者とワイン
http://mainichi.jp/select/seiji/news/
20090218k0000m010139000c.html


(前略)
 G7昼食会でもワインが出たが、中川氏は「口はつけたが、ゴックンはしていない」と説明している。

 ただ、中川氏は午後1時50分まで予定されていた昼食会を1時ごろに途中退席し、宿泊先の高級ホテル「ウェスティン・エクチェルシオール」に戻った。

 予想外の行動に財務省同行筋は対応に追われたが、中川氏はホテルの1階のイタリアレストラン「ドニー」に移動、財務省の玉木林太郎国際局長や日本から取材で同行した女性記者、イタリア人通訳など数人で会食した。

 レストランの支配人によると、中川氏らは午後2時ごろから、ビッフェ形式のサラダとパスタとともに赤のグラスワインを注文。中川氏はここでの飲酒について「本当に口をつけた程度」と話す。

 中川氏は、女性記者らとの会食について「たまたまそこにいて、話を聞かれたから」と説明したが、中川氏は昨年9月の財務相就任以降、G7などの海外出張では同行の女性記者を集めて飲食を行うことが恒例化していた。今回のG7でも、中川氏と麻布高校の同期で、東大法学部の同窓でもある玉木局長が一部の女性記者を招いたという。

 「約30分ほど」(レストランの支配人)だった飲食後に中川氏は午後2時50分から約15分、同ホテル内でロシアのクドリン財務相と日露財務相会談に臨んだ。この際、麻生太郎首相を「麻生大臣」と言い間違えるなど、言動に不安定さもみられた。

 その後、部屋に戻り30分ほど財務省幹部らと打ち合わせをした。中川氏は「打ち合わせは仕事であり、酒を飲むことはない」としている。だが、午後3時45分からの内外記者会見の前にはすでにろれつが回らない状態だった。政府・与党からも「あんな状態の中川氏になぜ会見させたのか」と財務省の対応を疑問視する声も出ているが、「G7という世界が注目する会合であり、すでに会見の時間も設定されていた。欠席させればよかったというのは後知恵で、とうていできる状態ではなかった」(幹部)と財務省は説明している。

 毎日新聞の記者は、中川氏との会合には、いずれも出席しなかった。


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【2009/02/18 12:39】 | 政治・経済
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 中川昭一議員の財務・金融担当相辞任を受けて与謝野馨経済財政政策担当大臣が兼任することになった。つまり経済政策のあらゆる権限を握ることになる。これはいくらなんでもおかしい。
 その与謝野大臣の世界金融危機への言行である。
2008年9月17日 リーマン破綻の影響は「ハチが刺した程度」
 日本経済のファンダメンタルズの健全性というのは、相対的には高いと私は思っております。

2008年9月25日 麻生内閣再任後の初閣議後、「日本は重篤な病ではない」と追加財政出動を否定、「8月に策定した緊急対策で」対応し、「次の財政出動の機会は2009年度予算編成過程の話になる」と述べた。

2008年10月3日 日銀の金利誘導水準引き下げは効果ない
「潤沢な資金供給が日銀の金融政策としては正しく、効果がある」と述べ、利下げによる景気浮揚効果に疑問を呈した。

2008年10月7日 日本経済は底堅く健全、円買いの背景に相対的な安全性
 米国発金融不安による世界同時株安や円高進行が日本経済に与える影響について、よい材料はそろっていないが、日本経済自体は底堅く健全であるとの見解を示した。外為市場で円高が進んでいることに関連して、相対的に安全な円が買い進まれているとの認識を明らかにした。

 これでわかるのは一貫して世界危機への楽観である。それを受けて麻生首相は、「世界の中で、最も早くこの不況から脱するのは、日本です。」などと今年の年頭所感で宣言していた。
そのうえ、麻生首相や中川前財務・金融担当相とは、政策方向がまるで違う超緊縮財政論者なのだ。
 つまりは、世界金融危機の中で財政対応が必要なのに、必ず遅れるか異様に少額となるのだ。
 最悪の人事といってよい。日本破滅への道をひた走る気がする。
 小泉政治で世界第2の貧困層を抱える格差社会化して、中間層が崩壊する中で購買力もなくなり、日本はもっともアメリカを震源とする金融破綻に弱かったのだ。それが全く理解できない自民党政治家ばかりなのだが、そのもっともわかっていない人が与謝野馨なのだ。
 麻生首相はもはや政権担当者とは言えないほど意欲も能力も低下したのではないか。


 ただし、与謝野馨自体は悪い人ではない。それはこういう発言をしているからだ。

与謝野馨氏:自民、実は社会民主主義…新自由主義に疑念
http://mainichi.jp/select/seiji/news/
20090211k0000m010127000c.html

 与謝野馨経済財政担当相は10日の参院財政金融委員会で「この10年間の自民党の政策は外国から輸入したものを無理やりに移植してきたのではないか」と述べ、新自由主義的な経済政策に疑念を呈した。峰崎直樹氏(民主)の質問に答えた。

 与謝野氏は「この10年間の経済界の動きは決して我々が目指している社会ではない」と指摘。「『強者が栄え、弱者が滅びる』という感じは自民党内にはあまりない。自民党は実は社会民主主義の政党だと思っている」と述べた。【田中成之】

毎日新聞 2009年2月11日 0時06分


 ではなぜこの日本の惨状がわからないのだ。なぜ死にかけた社会を的確によみがえらせる経済政策がとれないのだ。不思議な政治家だ。結局安逸な時だけの政治家なのだろうか。

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【2009/02/18 03:00】 | 政治・経済
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 中川昭一財務相兼金融担当相は、予算が成立した後に辞任するとしていたが、野党は世界中に恥をさらしたと、すぐ辞任するよう求めた。参院での問責決議案が準備され、今日は中川大臣の出席する衆院予算委員会と参院財政金融委員会の審議にも野党が出席しない状態となり、自民党だけで審議した。これに追い込まれた中川昭一氏は、17日夕方に、首相官邸を訪れ、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議G7閉幕後の記者会見に、ろれつが回らない状態で会見したと、麻生太郎首相に辞表を提出し、受理された。

 中川氏は辞表提出後、「辞めた方が国家のためになると思った。首相から慰留の言葉はなかった」とコメントした。

麻生総理は、会見で、「あくまでも健康問題での辞任であり、任命者として優秀な人を選んで、四か月よくやっていて世界からの評価も高い」、と信じられないようなことを発言した。このひとは自分がやることはすべて絶対いいのだろう。

 空席となった財務相と金融担当相は与謝野馨経済財政担当相が兼務することになった。

 小沢一郎民主党党首は「この体たらくでますます選挙をやるべきだと国民からの声が高まるだろう」、と述べた。

 麻生総理も解散して辞めるべきだと思う。本当にもう限界では。

 私もあまりにひどいことを追ってきてくたびれてしまった。これでも国の指導者なのだろうか。本当になんという人々だろう。

 ところが、この愁嘆場はまだ続きがある。
 中川昭一財務・金融相が辞任する原因となった先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の共同記者会見をめぐり、財務省がホームページ上の会見録から問題視された部分を削除していたことが今日分かったのだ。ホームページを見ても辞任につながった発言を確認できないのだ。都合の悪いことを隠す情報隠しと言われても仕方ない。

 まず、G7閉幕後会見では情報を間違えたし、しどろもどろだった。それを全部削除したのだ。こんなことをしていてどうなるというのだ。

隠しておけばみんなやがて忘れてないことになるという役人の処世術をやっているわけだ。世界中に流れたのに穴の中にこもっているから世界の人が忘れないということすら理解できないのだ。



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【2009/02/17 21:15】 | 政治・経済
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  中川昭一財務・金融担当相は17日、ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)終了後、ろれつが回らない状態で記者会見したことなどの責任を取って、09年度予算の衆院通過を待って辞任する意向を明らかにした。財務省内で同日午後、記者会見した。野党が参院に中川氏の問責決議案を提出することを検討しており、08年度第2次補正予算関連法案や09年度予算案の国会審議に与える影響を考慮した。麻生太郎首相の任命責任が問われるのは必至である。
ただし辞任の理由を「健康上の問題」とし、早ければ今日にも入院するという。

 これだけ世界に日本の恥をさらして、政治家も引退すべきだと思う。


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【2009/02/17 12:43】 | 政治・経済
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(劣化ウラン研究会/たんぽぽ舎 山崎久隆氏よりの情報、転載歓迎)

 ガザ攻撃でのイスラエルの公式見解は「国際法上違法とされる兵器は使用していない」と、木で鼻をくくったひと言のみである。

 下記の、リンは、DIMEは、劣化ウランは、と、様々な質問や批判が出されているのに具体的には何も答えていない。このことは米国のイラク・アフガニスタン軍事行動とも全く同様である。このようなことが繰り返されれば、国際人道法も様々な禁止条約も骨抜きにされるだろう。

 米軍などが実際に行っている禁止兵器に代替するように兵器と攻撃法を組み合わせる手法は、歴史的にも行われてきているがそれを喝破しなければ今後も法令や条約と軍事技術開発のイタチごっこは終わらない

1 リン弾(ウィリー・ピート、WP、白リン弾、黄リン弾、リン酸弾、焼夷弾、
発煙弾、照明弾、チャフ・フレア)

 いずれもリン(フォスフォラス)の燃焼による煙、光、熱を利用する兵器。化学兵器のように国際法上、直接違法兵器とする条約はないが、ジュネーブ第四条約により「無用な苦痛を与える兵器」として人に使用することは禁じられる。従って、対人兵器として使用すれば違法となるが、イスラエルは対人兵器としての使用を否定している。

 大戦中は焼夷弾としても大量に使われたが、現在はそのような使い方は違法とされる。

 しかし当初はリン弾を使用したことも否定したため、英国タイムズ紙やイスラエルハーレツ紙などまでも批判した。当初は「M825A1(米国製の155ミリ白リン砲弾)の中身は空っぽである」などと軍の報道官が説明をしていた。

 リンによる健康被害、特に火傷の予後は悪い。まして現地の医療関係者は当初、リンによる火傷とは全く知らないで治療に当たったため、献身的努力にもかかわらず救命できなかった被害者が多く出た。
 火災現場では水を掛けたりしたため、かえって大きな被害が出たところもある。


2 高密度不活性金属弾(DIME dense inert metal explosive)

 「小直径爆弾SDB スモール・ダイアメーター・ボブ」の一種。被害半径を小さくすると共に爆心の破壊力が最大になるように設計された爆弾や砲弾。
 イスラエルが使ったのは2006年のレバノン攻撃以来。高密度金属とは比重の大きい金属で、鉛やウランも含む。ただし不活性金属ということで、高温になっても容易に化学反応を起こさないタングステンを指す。つまりタングステン散弾である。

 爆発中心では爆発と共に高温になったタングステン粒子が飛び、対象物を引き裂くが粒子径が小さいため空気抵抗で数メートル飛ぶとエネルギーを失う。そのため爆心から10メートルも離れれば打撃はないとされる。そのことから「人道的兵器」などと言う者もいる。

  しかし爆発の影響を少しで設けると、その組織はずたずたに引き裂かれるため足や手を引き裂かれる犠牲者が多数出て治療が極めて困難であった。さらに米国の報告ではタングステンには発ガン性があり、体内に止まった場合発ガンリスクがあるという。従来のタングステン弾の場合、燃焼しないことから微粉末になって体内に侵入する可能性は低かったが、DIM兵器に曝された場合劣化ウランのように後日ガンや白血病を発症する可能性もある。


3 フレシェット弾(矢弾)

 長さ1インチ(2.5センチ)ほどの小さな矢を5000本(M546 105ミリ弾)仕込んだ対人攻撃兵器。94×300メートルが攻撃範囲となる。高密度で浴びれば体がバラバラに引き裂かれる。一種のクラスター兵器。ただし残留する矢そのものには健康被害や爆発を引き起こすものではないと思われるので、クラスター兵器禁止条約は及ばない。

 人口密集地のガザで使えば、子どもたちや民間人を多数を巻き込むことは明らかであった。この兵器の使用についてもイスラエルは公式には何もコメントしていない。

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【2009/02/17 01:20】 | 戦争と平和
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 前回アップした中川しどろもどろ会見だが、一言も「酩酊」とは使わなかった。画像で見る限り判断がつかなかったのだ。ふだん大酒している人が脳の一時的な障害でああいうことがあるように思ったのだ。

 しかし、釈明会見など見たりすると、病気ではないようだし、しかも内科医の方の説明を見ていると、やはり酩酊会見ではと判断するようになった。

 中川氏は風邪薬を飲みすぎてあのような状態になったと釈明したが、2倍ほど飲んだと言っている。
しかし、内科医の方の話では規定量の5~10倍くらい飲まないとあのようにはならないとのこと。もし少し多めに飲んであのようになるのなら、何という製薬会社のどういう風邪薬をどれだけ飲んだのか明らかにすべきだと要請している。

 しかも16日の記者に囲まれての会見では、G7記者会見前の飲酒については「前の日はパーティーでは飲んだが記者会見の前には飲んでいない」と強く否定した。しかし、午後の衆院財務金融委員会での中川大臣の釈明では、昼食にワインで乾杯して口に含んだ程度と飲んだことを認めた。このときに、かなり飲んだのではという疑いが濃くなってくる。これでは酩酊会見としか思えず、即時辞任すべきだ。
 なぜ、こんな人が金融、財政のトップになっているのか。昨年10月~12月期で3.3%もGDPが落ち込み、年率換算では12.7%で戦後最悪の不況となる状況を呈している。どう思っているのだろう。これだけのことをやらかした中川大臣に、いかに盟友とはいえど続投を命じた麻生総理も本当にどうしようもない。
 一桁しか支持率がないわけが良く分かる。中川泥酔会見はこの内閣の象徴だ。

 国民から見放された内閣の終焉が近付いているのだ

 麻生政権も、いかなる自民党政権にもこの不況対策などできはしない。この世界的な危機の中で、今の世の中の崩壊を国民に隠さずに語り、その上で指導者として新たな道を示してともに歩もうと呼びかけねばならないのだ。

 それが麻生総理や自民党にできるだろうか。だから政権交代をしなければならない。選んだから悪いことがあっても我慢する、などということはない。私たちは、市民が平和で、豊かさを味わえる、一定の平等な基礎の上に立ち、そのうえで努力する者にはそれなりの報酬が与えられる極端な格差のない世の中を求める。

 もし民主党政権が、そういう私たちの願いに反して財界主導の新自由主義を進めて、ダメならどうするか。それなら私たちがやると、国民が立ち上がり新たな政権担当者を内部から生み出すことになる。見ているだけの劇場政治は終わりなのだ。


 

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【2009/02/16 20:55】 | 政治・経済
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 ローマで14日午後に閉幕した先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の結果報告の記者会見の席上、中川昭一財務・金融担当相は、体調が明らかにおかしい状態だった。時折ろれつの回らない口調がみられた。時差ぼけの影響か、疲労によるものか、様子から見てあるいは病気なのか原因は不明だが、初めて目にしたイタリア人の政府職員からは「彼はどうしたんだ」という声が出た。

 中川氏は、白川方明日銀総裁らと会見に臨んだが、終始眠そうにまばたきを続けていた。そして知覚までおかしくなったのか、白川総裁に対する記者の質問に「何、もう一度言って」と割り込んだり、いきなり強い語調で「どこだ」と質問した記者の位置を確認するなど、周囲もとまどう不自然な態度だった。

 また「アメリカの対策も……、一応……説明を、説明を……受けましたし」と、かなりろれつの回らない遅い口調で語った。しかもこの異状な様子が世界に配信されてしまった。この世界的な経済危機の中でその対応の日本側の責任者の一人であるのに何ということだ。

しかも、質問への回答も、「アジア開発銀行(ADB)に10億ドル(約900億円)の支援をすると約束した」と発言。しかしこれは実際にはしていないことだ。
 無担保コール翌日物金利の誘導目標が0・1%程度である現行の日銀の政策金利についても、「ゼロから0・25(%)ですか。非常に低い状況になっていらっしゃる」と返答した。内容もデタラメだった。

 中川氏は酒好きで知られ、体調管理も言うのはきついが本人の責任である。政治家は結果責任を取らねばならず言いわけが聞かない激務である。

 14日の「G7財政リーダーのミーティングで居眠りしていたようだった」とABC Newsのマット・ジャフィー記者に報告されているように、既に事前からかなり調子が変だったのだ。
 スタッフと話し合い代役を立てることもできただろう。国際的な場でこんな状態でつとまらないのなら引退すべきである。


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【2009/02/16 02:06】 | 政治・経済
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優雅なハリネズミ
ミュリエル・バルベリ
早川書房 ( 2008-10-09 )
ISBN: 9784152089632
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

 『優雅なハリネズミ』を読んだ。おもしろかったがいろいろ複雑な思いが交差した。
 この小説は本国フランスでは、発売した時は注目を集めなかったが、書店員の推薦と口コミでロングセラーとなり、フランス版本屋大賞の「書店員賞」を受賞した小説である。
 しかし、百万部も売れた時点であげてもほとんど何の意味もないと思うが。それ以後30万部売り上げたがこの書店員賞のおかげではないだろうし、日本とシステムがだいぶ違う。「書店員の推薦」とあるのは、何か事前推薦をして広める仕組みがあるのだろうか。

 著者ミュリエル・バルベリさんはフランス人女性で、日本趣味として一部で有名である。私もそちらのほうで、まず知ったのだ。なにしろ、現在はご主人とずっと夢だったという日本の京都で暮らしている。

 しかし、フランスは強烈な階級社会なのだなと思わざるを得ない。主人公管理人のルネは、貧しい階級の生まれで美人でもない。学歴もなし。しかし、知性は高い。それで高級アパート(日本の億ション)の管理人になると、「愚か者」(そういう描かれ方)を装い、テレビなどの音声を流して一人閉じこもり本や熱烈なファンとなった小津安二郎の映画を見て過ごす。
 美人だった姉は貧しい階級だった故に悲劇に見舞われたということもある。しかし、このお姉さんの悲劇は、現代の小説で描かれることとはとても思えない。16世紀の農奴制社会みたいだ。しかし、書かれるというのはあるということなのだろう。恐ろしいところだ。

 英国の労働者階級と上流階級社会は部分的に知られている。まあ、日本で描かれる寛容なイギリス社会のエッセイや紹介本はすべて上流階級の中を描いたものにすぎない。それはあまり知られていない。すべて言葉も違い労働者階級では排他的で保守的なのだ。サッカーのベッカムが、億万長者になっても反発を恐れ労働者階級の発音しか使わなかったように。

 しかし、フランスでもより深く階級社会なのだとは知らなかった。階級が下の者は知識や教養があって、知っていてはいけないのだ。

 一方の住人の娘、12歳のパロマも天才的な少女だが隠している。そして早くも世の中に絶望して自殺願望を強めている。

 しかし、やがて引っ越してきたばかりの日本人オズ・カクロウが二人の知性を見抜いたことで物語が動いて行く。知性あるものの姿が少しどうかな、優越的に描かれすぎではと思ってしまう。

 日本趣味が横溢していて深い影響を与えている。それはフランス社会の在り方が当たり前なので描かれないので対比しにくい。だから日本の良さが日本人の読者では分かりにくいと思う。
 しかし、ラストは納得できるものではない。知性を明らかにしてはやはりいけないのかなと思ってしまう。そんな書き方だ。ミュリエル・バルベリとフランス人読者の限界なのか。

 それと金持ちで寛容な日本人オヅ・カクロウも、フランス人が思う期待する日本人でありすぎる。
 ミュリエル・バルベリの日本に関しての訳者の伝聞「著者は現在、ご主人とともにずっと夢だったという京都で暮らしていて、日々、日本が好きになっていくそうです。ある日、著者からもらったメールにこう書いてありました。「どうしてそんなに日本が好きなの? と、日本の人に不思議そうに訊かれることがあるけれど、好きになるというのは、良くない部分に目をつぶることではないのよ。本質的な部分を愛するということなの」完璧な日本を求めているわけではないし、日本の人々は日本人としての誇りをもっと持っていいのだといつも励ましてくれます。」
 これは、疑い深い私としては話半分なのだ。

 確かに、フランス社会は、知り合いでない普通の対人接遇や社会サービスの面では最悪に近いようだ。冷たいし、何が起こっても責任などかけらも認めない。だからこそより高次な社会の不正に関して社会の人々が集まって変えていこうとする意欲と力は日本よりもはるかに高いのではないでしょうか。
 一時期をのぞいて日本では変革を基本的にあきらめていると思う。

 日本社会も10年ほど前、そして何より小泉改革前までは基本的にいい国だった。人を大切にして見守っていた。基本的に信頼と友愛の国でした。それが今や40万人以上を寒空の中に放り出して路頭に迷わせても何もせず素知らぬふりをする。これは最悪に近い国のあり方ではないでしょうか。今の日本を好きになれないでいる。
 読んでしみじみ思うのは、愛せる日本にしたいなという気持ちだ。
 ミュリエル・バルベリさんが、日本人としての誇りをもっともっていい、といったら、そうですねと素直にうなづける国でありたいということなのだ。

 第3作となる次回作は、いよいよ日本の京都を舞台にして、庭園や美をモチーフにしたものになる予定。しかし、できることなら日本からフランスにつなぐエッセイをどこかの出版社が連載依頼してほしい。ぜひ読んでみたいのだ。


2. 梅まつりさんから「京都に住んでおられます」というコメントをいただいて、下記の記事でミュリエル・バルベリさんが京都で家を購入されたことを知った。講演先の日仏学館の半年の予定で滞在というのは初めの予定だったようだ。ということで京都に住んでおられると認識しました。コメントをいただいた梅まつりさんありがとうございました。

仏ベストセラー作家 京で構想次回作
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/
news/20090228-OYT8T01093.htm

「シンプルで自然な日本の庭が好き」と話すミュリエル・バルベリさん(左京区の関西日仏学館で)  フランスでベストセラーになった「優雅なハリネズミ」(邦訳・早川書房刊)の作家ミュリエル・バルベリさん(39)が次回作準備のため京都暮らしを始めた。テーマは日本の庭という。(森恭彦)

 「優雅な――」は、並み外れた知性を隠して高級アパルトマンの管理人を務める未亡人と、住人で自殺志願の12歳の少女が、新しく入居した日本人紳士オヅさんと出会い、変わっていく物語で、250万部というフランス小説では今世紀最高の売り上げを記録。

 関西日仏交流会館・ヴィラ九条山(山科区日ノ岡)に招かれて昨夏来日し、今年から左京区吉田に購入した家に移った。「思いがけず本が売れたおかげで、世界で一番好きな場所に住むことができる」とバルベリさん。

 日本との出合いはマンガだった。「特に谷口ジローが好き。恥ずかしいけれど小説はあまり読んでいない」と照れる。それでも谷口の「『坊っちゃん』の時代」に触発されて最近、夏目漱石を読んでいるという。

 「日本人はユーモアがないと言われるが、漱石の『吾輩は猫である』は、ヨーロッパのどのユーモア小説より笑わせてくれた」

 前回2006年に来日した際、訪れた桂離宮庭園が「最初の衝撃だった。これほど洗練された素晴らしい庭は初めてだった」。その後、京都や金沢の庭を見て回り、「今ではよりシンプルで自然な庭が好き。大徳寺の高桐院は、一面のこけをカエデが囲む。竹林の中、石畳がまっすぐ延びる参道もいい。ここはきっと次回作に使う」と話す。

 「フランスの庭は幾何学的で、自然を支配、所有する気持ちの表れ。日本の庭は調和を重視し、自然と人間の垣根がない。夢の中のような気分になる」

 庭以外にも「いろいろ素晴らしいものに出合った」という。「能、琴や尺八の音楽。囲碁は日本に来る前から好きだった。日本人の優しさも発見の一つ。そうそう、イチゴ大福にもびっくりした」と笑いながら教えてくれた。

 次回作の刊行は未定。「締め切りがあると書けないたちなので」。

(2009年3月1日 読売新聞)


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1. おや、2008年11月14日の時点で、半年の予定で滞在だと書いてある記事を見つけたので引用する。このとおりだとすると、第三作の為の長期取材滞在だということになる。本にも訳者後書きに書いてある「現在はご主人とずっと夢だったという日本の京都で暮らしている」というのは、嘘だということになる。話題作りのためか、あざといではないか。


 現在、6ヶ月の予定で来日。京都の関西日仏交流会館(ヴィラ九条山)に滞在し、3冊目の作品を準備中、扱われるテーマは日本庭園である。

「判っているのは、この小説は、日本を、その殆どは京都を舞台にし、私にとって大切なテーマ、つまり美的な完璧さ、芸術的深さ、絶対性の探求などを扱うことになるだろうということだけです。けれども、日本の文化に触れる機会が増えたことから、自分と日本文化との関わりを通じてその小説を書くことになるでしょう。日本の文化について私は何らの専門知識も持たず、ただ深く通じ合えるだろうという予感がしているだけですけれど。」
http://www.ifj-kyushu.org/jp/event/2008/
ev_jp081114190000.html




ミュリエル・バルベリ ブログ(フランス語版のみ)
http://muriel.barbery.net/

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【2009/02/15 19:36】 | 奈良たかし・本の話
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Re: 京都に住んでおられます
奈良たかし
> 3月1日の読売新聞京都地域面に彼女のインタビューが載ってました。「昨夏来日、今年から左京区吉田に購入した家に移った」とあるので、定住先が決まるまで一時的に関西日仏交流会館に滞在したということではないでしょうか。

 梅まつり様
 教えていただいてありがとうございました。読売京都版確認しました。エントリも追記修正しました。九州日仏学館の「半年の予定で滞在」という記事は最初の予定だったのではないでしょうか。

京都に住んでおられます
梅まつり
3月1日の読売新聞京都地域面に彼女のインタビューが載ってました。「昨夏来日、今年から左京区吉田に購入した家に移った」とあるので、定住先が決まるまで一時的に関西日仏交流会館に滞在したということではないでしょうか。
日本庭園にかなり衝撃を受けたみたいですね。いちご大福にも驚いたとか(笑)
「締め切りがあると書けないたちなので」次回作の刊行は未定だそうです。

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 小泉元首相の12日の会合「郵政民営化を堅持し推進する集い」には、元首相本人も入れて政治家18人が出席しただけだ。しかもそのうちあれほど小泉のいいなりだった小泉チルドレンは4人にすぎず、多くは見限ったのだろう。小泉元首相の力も衰えたものである。「麻生首相の発言を笑っちゃう」と言ったが本人は実は気が気ではなかっただろう。麻生首相が郵政民営化に賛成ではなかったと言ったことで、火の手が大きくなり「郵政民営化」の行方すら分からなくなってきたからだ。しかし小泉元首相の政治的な力の衰えから、これは小さいものになるはずだった。
 しかし、新聞・テレビだけは大騒ぎして実力以上の影響を世間に与えたようだ。相変わらず各新聞・テレビは小泉元首相の同調者である。

 小泉元首相は郵政民営化を歴史的な偉業だと考え、それで歴史に名を残せると考えている。いや、私も疑問には思うが本人がそういう示唆をしているのだ。それを花道に引退するつもりなのだ。
 ということで麻生首相の見直しやもともとは民営化反対だったなどの発言は許せなかったのだろう。

 しかし、麻生首相の意図はどうあれ郵政民営化はもう見直すべきだと思う。

 小泉元首相は事前にも唱えてはいたが、郵政を民営化しろというアメリカの意図に呼応して動いたとしか思えない。
 しかも、2004年秋の郵政選挙の直前まで国民は関心など無かったのだ。
 選挙少し前の2004年9月29日の朝日新聞の「内閣で一番力を入れてほしいことは」の問いに「年金・福祉」が52%、「景気・雇用」が28%に対し、「郵政改革」はわずか2%だった。
 小泉改革に協調的だった産経新聞の同年10月18日付けの「今週の世論調査から」の「最優先で取り組むべき課題は」の問いに「年金福祉」は51%、「景気・雇用」は30%に対し、「郵政改革」は4.8%にすぎなかった。
 そして私自身が国民にほとんど何の関心もなかったのを覚えている。

 すべては「郵政選挙」で見せた「刺客候補」劇場選挙や、嘘でも何回も言えば本当になるという「ヒトラー型」世論誘導のおかげなのだ。それでこれまで関心すらなかった郵政民営化が既定路線のように国民に思い込まされたのだ。国民は操作されやすく異様に一つの方向に怒涛のように進まされる。それを思い知ったのが「郵政選挙」だった。

 私は、いまも「かんぽの宿」問題は、雇用国会を葬るためのスピンだったと思っている。しかし、多くのブログの追及と、麻生首相のおかげで、郵政民営化の心臓部を問う形に進んできた。これはすばらしいことだと思う。ぜひ郵政改革と民営化を破棄していきたい。

  ただし雇用問題も、あの新自由主義で逃げまくっていた朝日新聞も、いよいよ今日18日に「派遣自由化 政治のツケ」「公貧社会」"厚労省の罪"として1面で取り上げた。雇用問題の追及もがんばりたいし多くの方にも追及をすすめたい。

 小泉改革こそ、多くの日本社会の機能破壊と格差社会を生んだ元凶である。この改革のひどさを小泉マジックで目をふさがれてきた多くの国民にぜひ見てほしい。

出席議員
【町村派】伊藤公介(9)、中川秀直(9)、小池百合子(5)、木村太郎(4)(以上衆院)、山本一太(3)(参院)
【津島派】伊藤達也(5)、棚橋泰文(4)
【古賀派】塩崎恭久(4)
【山崎派】武部勤(7)、石原伸晃(6)、広津素子(1)
【無所属】小泉純一郎(12)、水野賢一(4)、菅原一秀(2)、小野次郎(1)、片山さつき(1)、佐藤ゆかり(1)、藤田幹雄(1)(以上衆院)

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【2009/02/14 23:35】 | 政治・経済
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お上を公僕に変えることが、真の改革
愛てんぐ
奈良さん、みなさん、こんばんは

多くの人が騙されたと思いますが、私は小泉元首相が総裁選に出て、マスコミが大統領選の如く騒ぎ立てたときから、この人は同じ穴の狢のくせに、昨日の仲間を敵にし、自分はよい子ぶってよくも言えるなあ、この人は欺瞞に満ちている、信用できないと思っていましたが、当たっていました。

小泉、竹中改革は、「派遣自由化 政治のツケ」「公貧社会」"厚労省の罪"を読むと、この人達、新自由主義者には、心が全くありません。
人は単なるマス(塊や)、物件費、物でしかありません。
人を人とも思わない人達がリードすると、金にしか価値はなく、強欲だけが尊いう事になります。

小さな政府も構造改革もすべてまやかしです。
どっちにせよ、与党、官僚、大企業幹部、資本家、外資など「お上」が自分たちに都合良く、お国を操っていることに変わりません。
政治家や官僚が「公僕」として、国民目線に立って、国民に奉仕することが、未だ以て実現していません。

お上を公僕に変えることが、真の改革です。



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 中国が、6万トン級の原子力空母中型艦2隻建造を突然発表した。今回の原子力空母建造表明とその姿勢に抗議する。

 中国の未来にいささか懸念が出てきた。中国は平和台頭を約束してきた。それは覇権国にならないということだ。しかし、今回の6万トン級の原子力空母中型艦2隻建造のいきなりの発表は、その約束を逸脱するものである。

 原子力空母は燃料補給無く遠洋での行動が行え、これは広大な制海権を持つという意味である。朝日新聞の報道では、「中国軍は将来的には日本列島からグアム島、インドネシアに至る「第2列島線」内の西太平洋海域の制海権を確保したうえで、インド洋や太平洋全域で米海軍に対抗することを目標に掲げている。」「日本列島から始まり沖縄、台湾、フィリピンなどを結ぶ防衛ライン「第1列島線」を越え、沿岸防衛からの脱却を目指す。」とある。

 この報道内容も得心できる。原子力空母を保有するのは米国のほかはフランスだけだ。これでは東アジア、西太平洋を治める完全な覇権超大国を目指しているとしか、思えない。
 これは、日米との激しい紛争と軋轢が予想される。1月20日に発表された中国の国防白書には初めて「遠洋での作戦能力向上をめざす方針」と明記されたが、空母には触れていない。

 このような計画を発表する以前に日米との今後をどうするか政治的な調整が必要だったはずだ。あるいは平和条約の締結もやがては必要だ。それが平和台頭ということなのだ。あるいは特使派遣があってもいい。それなのにいささかの検討すらもされていない。
 どういうつもりだろう。群雄割拠のただの軍事国家なのか。
 日本の軍事的な過剰反応が心配だ。

 中国、明の永楽帝時代に国家プロジェクトとして鄭和は1405~1433年の間7回にわたる世界規模での遠洋航海を実現し、大航海時代以前400年前にその戸口を開く偉大な事業を達成した。しかし、その死後に儒学者たちの権力闘争と反撃に遭い、海禁政策(準鎖国)が行われ、鄭和の事業の日記と資料のすべてが廃棄され闇に葬られた。

 ソマリア沖の海賊対策の中国艦船の派遣に「中国国防大学戦略研究所の全一南所長は「国際社会で中国の地位を高める政治的な意味がある」と分析した。中国の軍艦によるソマリア海域進出は、約600年前にアフリカ東方まで進出した鄭和(1371-1433)の艦隊以降初めて、軍事作戦目的で派遣されるという意味もある。」朝鮮日報 北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員
としている。

 それなら、中国は歴史的、世界的に、覇権だけでなく、いかに平和に導くかという観点から見て行動すべきである。ただの暴れ竜では困るのだ。

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【2009/02/13 03:16】 | 戦争と平和
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 月刊誌「世界」の3月号の特集は"雇用の底が抜ける-<派遣切り>と<政治の貧困>"だ。そして小特集は"ソマリア沖自衛艦派遣への疑問"だ。ところが、今やこの二つの問題は消え失せたような状態になっている。
 国会では何一つ質問もしない。ひたすら、「かんぽの宿」だ。いっとくが、続々と派遣切りが続き、今年前半で少なくても40万人、多いと100万人が、放り出されようとしている。正社員にもその波は大きく及ぼうとしている。日本社会が破たんしかけているのだ。だのに何も問題にしようとしない。国会だけでなくメディアも同じだ。

 ソマリア沖派遣もあまりに問題は大きいのに何も問題にしない

 やっと雇用問題は2月7日(土)NHKスペシャル「製造業派遣で何が起きたか」と、手ぬるいがその後の「日本のこれから」で取り上げたくらいだ。

 しかし、政治の世界で異様だ。特に新聞と民放がひどい。

 「かんぽの宿」は問題だが、すべてをつぶして取り上げることではない。これは、麻生総理ではない自民党の与謝野馨広報本部長が中心になってスピン(世論を他の問題に振り向けたり、差し替えることで操作する手法)を仕掛けて、野党も協力しているとしか思えない。

 確かに問題は大きいが国会で本当にかんぽの宿を追求するなら特別委員会を設置して継続的にやればいいのだ.

 ブログも、担当するところに任せて、ただちに雇用問題とソマリア沖海賊自衛隊派遣の問題にUターンすべきだと思う。

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【2009/02/11 23:59】 | 政治・経済
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[ソマリア沖海賊とは]
 ソマリアの海賊たちとは、どんなものか。日本政府も報道以外何もつかんでいないが、その実情が分かってきた。

 それは、崩壊国家の中で、自治政府と名乗った地域支配集団と海洋警備会社が合作した末にフランケンシュタインのように生み出された超犯罪集団だった。

 まず、ソマリア海賊はこれまで伝えられたような元漁民ではない。母船を用意し、ソマリア海岸から沖合数百キロのインド洋やアデン湾で海賊行為を行う。母船にはGPSと衛星電話、小型レーザーを用意している。強い季節風が周囲から吹き付け荒波の中で使いこなすのは素人ではできない。母船には20人前後の小グループに分かれ、自動小銃AK-47などで武装して銃撃しながら船を襲い乗っ取る。そして乗員を人質にとり身代金交渉。その受け取り方法も、ソマリア付近へ誘導した船からヘリコプターで回収したり、飛行機で来させて海上のポイントに投下させたりする。
 これは、腕っこきのプロの仕事なのだ。
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[ハート・セキュリティ社の意図せざる関与]
 2008年10月に海賊被害が世界的に増える中、民間の海上安全保障コンサルタント会社と保険ブローカーが合弁して海賊保険が誕生した。海賊の襲撃から守るノウハウと、商船に元軍人のガードマンを用意し、しかも海賊の襲撃による被害額補償をパッケージにした総合商品だ。
 これを売り出したのが英国民間安全保障コンサルタント会社のハート・セキュリティ社と、同国の保険ブローカーのスィングルハースト社だ。
 ところがこのハート・セキュリティ社がソマリア沖海賊の誕生に偶発的に関与していることが分かってきた。

 ハート・セキュリティ社は、総合安全保障プログラムを提供するが最も得意とするのは海洋安全保障である。同社は英国を中心にして元軍人を大量に採用して全世界の紛争地に派遣する。とりわけ特殊部隊隊員の将校クラスを雇用してきた。イギリス以外ではオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなど旧イギリス連邦国の元特殊部隊隊員を雇い入れ、民間版イギリス連邦防衛システムを作り上げようとしてきたようだ。

 その設立後の第一に手掛けたのがなんとソマリアでの仕事なのだ。同国のプントランド地方の有力者が内戦下で一方的に「自治政府」として独立を宣言。これでは私的な占領集団だ。ところが莫大な金をかけて沿岸警備隊設立をこの有力者と人脈のあったハート・セキュリティ社に依頼したのだ。

 ソマリア沖で中国、台湾、ロシアなどのトロール船が遠洋漁業を行っており、それを「自治政府」が、密漁船として取り締まることで高額の罰金を米ドルで取り、ていのいい資金源とするものだった。
 これら密猟や違法操業を摘発し、漁船員を事情聴取して逮捕する一連のノウハウを50~70人のソマリア人に教えたのがハートセキュリティ社だったのだ。
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[犯罪集団化と密輸ネットワーク参加]
 どうやらこれらの沿岸警備隊がやがて身代金をとる海賊稼業へと、密輸シンジケートなどの犯罪集団と結びつく形で、拡大し海賊化したのが現状のようだ。アフガニスタンの麻薬アヘンとパキスタンで大量に作られる小型武器がパキスタン南部の国際貿易港カラチから国家崩壊して税関も警察もないソマリアへ運ばれ、各地へ流されている。そのソマリア間の密輸に加担しているのがソマリア沖の海賊らしい。

 ソマリア沖海賊は、50人の精鋭部隊を中核に、末端も含めると1,000人規模の大規模な集団へと拡大しているようだ。そして関係者は数万人に上る。

 簡単に軍隊を送って撃沈破壊だ捕して逮捕しても、新たな海賊船が用意され人はいくらでも補充がきく。それは困難で長い戦いとなるのだ。ことは即効性しかできない軍隊派遣で済むことではない。
 やはり、ソマリア国内の安定化をすること。そしてイエメン、オマーン、ケニアなどと協力して海上保安協力体制を日本を中心とする先進国と築き上げることだ。

 かつて海賊の頻発していたマラッカ、シンガポール、インドネシア多島海では、日本を中心としたアジア地域の海上保安協力と海上保安外交により、今や安定した。これは協力体制を確立し、情報共有センター設置やODAによる巡視艇提供、共同訓練・哨戒などで海賊を摘発した成果なのだ。日本は海上保安では世界でも有数で、しかもこの地域ですぐれたモデルを作り上げた。

 今回もぜひ、自衛隊派遣などという見当違いのことをせず、このモデルを生かすべきなのだ。


◎参考資料
「世界」2009年3月号岩波書店刊”ソマリア沖自衛艦派遣への疑問”
「ソマリア海賊の真相に迫る」竹田いさみ(獨協大学国語学部教授)

「海賊対策にはソフトパワーを」前田哲男(軍事史研究家・評論家)

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【2009/02/09 23:59】 | 戦争と平和
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愛てんぐ
奈良さん、みなさん、こんばんは

資本主義は地益を求めて、行き着くところ、死の商人と化すのでしょうね。
海賊は非合法ですが、合法でも戦争ビジネスのように、あくどいことは行われます。
こういう質の悪い資本主義は、世界で規制すべきと思います。

ソマリア沖は海賊です。これは警察の範疇であって、軍隊の出番ではないと思います。
被害は特定の国ではなく、航行する多くの国が狙われています。
個々の国が対処するのではなく、連帯して、連携して、対処すべきです。
国際的な組織は国連しか無く、こういうときこそ、国連が各国を組織して、取り締まるのが筋だと思います。



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『童話を書きたい人のための本』上條さなえ 角川学芸出版

 深くふかく感じてしまった本。本屋で見つけて、ひさしぶりにどうあっても手から離れなくなった本。

 上條さんがなぜ童話を書くようになったか。「童話を書くことによって、長年の劣等感から解放され、癒され、他人にもやさしくなれた一人の中年女性作家の記であります。」それが心に突き刺さってその痛みが私を打ったから。

 上條さんは、中学校時代まったく学校でしゃべらなかったそうだ。それでいじめにあう。なぜしゃべらないのかホームルームで2週間にわたり討議されたほどでした。しかし、10歳の小学校5年生までは明るくよく笑い木登りの好きな活発な少女だった。なぜそこまで変わったか。

 それは、小学校5年の時でした。高尾山に楽しい遠足に行って小学校に帰ると、父親がボストンバッグを下げて待っていた。今日から2日お泊まりしなくてはならなくなったというのだ。親友のがおちゃんにさよならする、と言うのに2日お泊まりするだけだし、急ぐからと、そのまま行った。その時が上條さんの楽しかった小学校時代の終焉だった。親友にも最後なのに何も言えなかった。

 その晩、宿屋で父親から事業に失敗して帰る家がないことを聞かされた。そして半年間いろいろな家に預けられた。そして父親の元に戻ると池袋の簡易宿泊所を転々とするホームレスになった。さらに半年たった家を出てから1年後にもう一度5年生をやり直すという条件で千葉県の養護施設に送られた。放浪の日々というだけでも10歳の子供には耐えられない生活なのに、自分が私生児だということも聞かされた。そうしてめったに笑わない無口な少女となって残りの小学校生活を過ごした。そして養護施設でも激しいいじめの対象だった。

 出生と少女時代の過去を隠すようになって、大学を出て小学校教員となったが、青春時代なのに幸せではなかった。それで幸せでない自分が、心から子供たちを愛せないので、教員には向かないと辞めた。いつの日か子供たちを愛せる人間になろうと心に誓う。
 そして結婚して妻になり、出産して母になって幸せの切符を手に入れたと思う。人並みな人間になれたと思う。でも劣等感から解放されない。どうしても夫にすべてを話せない。まだ父母が生きていた。それでまた過去を隠す。

 31歳のとき、夫の勤務先の山梨県甲府市の地方紙で投稿童話欄に応募を始める。そして童話を書くことで少しずつ癒される。6年後童話が出版され、それから21年たって50冊の童話の本を書いた。そして58歳になってようやく自分らしい10歳の日の少女に戻れたような気がするようになる。

 しかし、いかに上條さんの心の傷が深かったかを思う。昔のテレビドラマの「家なき子」でもひどい目にあう子などは出てくるが、現実の子供たちの心の傷はあまりに深い。

 上條さんがこの本を書いたのは、人が人としてのやさしさを見失い、ギスギスとした人間関係に悩む時代だからこそ、格差社会の中で、本来の心を取り戻してもらいたい、と考えたから。ということ。
 つまりは、ひどい時代に生きているからこそ、童話を書くことが必要なのではというのだ。

 運動や反撃しても人は厳しい現実の中で激しく傷つく。ニュースを見てもそこから血が出るのだ。普通ではいられない。そして癒しが必要なのだとわかる。それはいろいろあっていい。

 みなさん、ぜひ癒しの方法を探してほしい。何か必要なのだ。

あとがきから「この本を読まれた方全てに倖せの風が吹きますように」

【2009/02/08 23:57】 | 奈良たかし・本の話
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 元水産庁長官、佐竹五六氏(78)。佐竹は東大法学部を卒業後、1955年に旧農林省に入省した。構造改善局長、水産庁長官を経て、87年1月に退官すると、天下り生活をスタート。退職後の天下りで22年間に農水省所管6団体を渡り歩き、計2億6,900万円以上の退職金や報酬を得て、国民が怒りのあまりに呆然とするような新記録を樹立した本人である。なお、スポニチや日刊ゲンダイ、ライブドアニュースなどで既に実名が紹介されている。
 ところが、追求が始まると、先月の1月30日に(社)全国遊漁船業協会を慌ただしく辞任して記録は終わったようだ。ただし退職金の額はまだ未確定だが。

 農水族の若林 正俊参議院議員の後援会「東京正風会」代表を務めたこともある。若林議員は、松岡農水大臣の自殺後に大臣臨時代理や赤城徳彦、遠藤武彦同大臣の問題辞任後農水大臣を務めた。
 佐竹氏が農水省所管の社団法人「全国遊漁船業協会」の会長を務めた時、協会は2005年度に1,777万円、06年度に1,809万円の補助金を受けとり、逆に若林元農相側に献金していた。
 政治資金報告書では、2002-2004年ごろ、法人名義で2万円のパーティー券を年に1枚程度購入。
別の政治団体「正風産業政策懇談会」には、04-06年で計12万円を個人献金、構造的なシステムという臭いがする。

 ところがもっと不思議なことがある。東急の田園調布駅から環8方面へ徒歩5分の閑静な住宅街の地上3階建ての自宅。建物込みで約2億円という高級住宅を在職時に林野庁林政課長だった79年11月、しかも無借金で建築。いったいどこから金を工面したのだ。
ただし、土地は妻名義にしている。奥様がポンと出したわけではなさそうだが。土地の現在の不動産価値は坪当たり250万円、200平米、ざっと1億5千100万円。

 今回の問題に関して、テレビ取材に、「農水省から“変わってもらえないか”と言われ、天下り先を転々とした」「何ら恥じることはない」と開き直り、ヘラヘラと笑っていた。

 これだけ国民が派遣切りで困り果て路頭に迷おうとしているのにいい気なものである。これではまともな対策など取るはずがない。先日も書いたが、これらは結局は価格に上乗せされて、私たちの懐から盗られている。国民にたかる吸血鬼のような連中である。

◎渡り先/肩書/報酬・退職金計/期間/

1.水産庁長官/-/5,600万円(退職金)/-

2.(財)海外漁業協力財団/理事長/1億500万円/4年半(88.2.16~92.7.31)

3.(特)地方競馬全国協会/会長/6,500万円/3年(92.8.1~95.7.31)

4.(社)配合飼料供給安定機構/理事長/5,000万円/3年(95.10.1~98.9.30)

5.(財)日本軽種馬登録協会/理事長/3,200万円/3年3カ月(98.10.1~01.12.31)

6.(財)魚価安定基金/理事長(非常勤)/3,000万円/3年5カ月(02.2.1~05.6.30)

7.(社)全国遊漁船業協会/会長(非常勤)/200万円(交通費)/4年8カ月(04.5.29~09.1.30) <1.

 ちなみに前任者も後任者も佐竹氏と同じ農水省からの天下りばかりだ。<2.



◎参照資料
1.細野豪志議員作成資料
「元水産長官「渡り」の実態」、金額は推定とのこと。
http://www.goshi.org/pdf/
090204_yosan_watarijittai.pdf


2.同
「元水産長官S氏の再就職における前任者及び後任者」
http://www.goshi.org/pdf/
090204_yosan_watari_kounin.pdf

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【2009/02/07 00:52】 | 政治・経済
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 今回の不況で、パナソニックが、千五百億円の赤字だ。そして、NECが、二千九百億円の赤字だ。
 そうしたらこれらの企業の評価額が0円なのだろうか。そんな馬鹿なと誰もが思うだろう。では何年も赤字が続いているサンヨーのような企業なら無価値なのか。パナソニックはタダ同然の値段でサンヨーを買いたたけるのか。それもおかしい。

 もし売ろうとしたら、資産である不動産や現金、債券株券などの資産と、債務と従業員の退職金などの企業精算したときの費用を合算して計算する。資産が大きいのならかなりの金額が残る。それが企業価値だ。

 それを何年も赤字が続いている事業なら無価値だとして、何十年もこれが続くのだと2400億円の費用をかけかなりの優良資産を抱える「かんぽの宿」事業部門をほぼ価値がないとして、109億円で日本郵政株式会社がオリックスにたたき売ろうとしたのが、今回の事件だ。

 このことで示されたことだが、いったい郵政民営化とは何だろうか。
 これを推し進めたのは小泉前首相と竹中平蔵氏である。特に竹中平蔵は経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、内閣府特命担当大臣(金融担当)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)、総務大臣(第6代)等を歴任して郵政民営化を支え推進した。そして今回のかんぽの宿たたき売りも弁護に終始している。

 経済界では、オリックスの宮内義彦会長である。それが身内での私物化としか思えない今回の事件を起こした。

 他にも、鳥取県岩美町の「かんぽの宿」の施設のように1万円で売却したが、同年秋に6000万円で転売されたという驚くべきことが判明した。

 明治時代始めも官営工場でやっていた多くの事業所や工場を払い下げた。

 そのころ「開拓使官有物払下げ事件」が起こった。
 ロシアに対抗して北海道を開拓すべきだと元老政治家黒田清隆が建議。自ら長官になり、10年計画を立てた。この最終年に事業継承を掲げて自分の部下の開拓使大書記官であった安田定則を退職させて作らせた「北海社」に、もともと「赤字だった」と安値で払い下げようとした。それも船舶、倉庫、農園、炭鉱、ビール・砂糖工場など多数で、およそ1400万円の費用がかかったのに、38万円(無利息30年分割)でだった。黒田は強引に天皇の裁許を得て払下げを決定した。これに対し世論に糾弾された。後に伊藤博文が一種のクーデター的な処置で払い下げを中止して黒田は内閣顧問という閑職に追いやられた。

 わずかにバリエーションは違うが、これと同様の事件だとわかる。事業を興させ、赤字だったと安値で払い下げる。

 郵政民営化はこれが目的の一つだったのではないか。

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【2009/02/06 18:00】 | 政治・経済
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愛てんぐ
奈良さん、皆さん、こんばんは
沖縄の運動場が1000円のものが、4000万円で転売されていたそうです。
土地だけで4000万円のものが、1000円で応札されるのは、誰が考えてもおかしいですね。
かなり裏がありそうですね。
関係者はおかしいと気付いているはずで、顕在化しなかったのは変ですね。
これほど、濡れ手に泡状態なら、群がっているのではないでしょうか。

郵政民営化は国民の財産を大企業に移転させることだったと思います。
日本やアメリカの企業に。
煮ても焼いても食えない不採算性の高い郵便事業だけ、取り残され、国有化の道でしょうか。

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 民主党の細野豪志氏は3日の衆院予算委員会で、元水産庁長官の農水省OBが退職後の6団体への天下りと「渡り」で、計2億6900万円以上の退職金や報酬を得ていたと指摘した。元長官の天下り先の前任と後任のうち計11人も同省OBで、細野氏は「こういう『渡りルート』は氷山の一角」と政府に調査を要求した。

 細野氏によると、元長官は88年2月に海外漁業協力財団に再就職した後、今年1月までの21年間に6団体を渡り歩いた。4年半在任した最初の天下り先での報酬と退職金が推計で9700万円。その後、渡り歩いた5団体からの所得が1億7200万円にのぼる。

 農水省の佐藤正典官房長は前任も後任も同省OBが占めることについて「各団体が前任者同様の能力、適性を有する人物を求め、結果的に共通するものが多くなったと考えている」と答弁し、偶然との認識を示した。

 しかし、何が偶然だろう。白々しい。冗談じゃない。2億6,900万円の内、給与は退職後の嘱託として年800万円、4年半で3,600万円、退職金は年50万として225万。合計で3,825万円がせいぜい。差額の5,875万円。後の渡りなど普通あり得ない。誰もこんな働きもしないものを本来雇おうとはしない。従って過剰な給付された金は2億3,075万円は、これは、元の権限と顔つなぎのための賄賂なので、それは価格などに転嫁され国民の懐から盗まれているのだ。この役人は、国民のためでなくずっと業界のためにだけ働いているのだ。

 国民からの泥棒として逮捕されるべきだ。あまりに慣らされてみんな無感覚になっているのだ。

 この官庁の態度は、役人を時代錯誤の領主扱いなのだ。

 秦の始皇帝の時代や封建時代の役人というのは実は賄賂は公認されていた。特に、日本の江戸時代は、賄賂を取ることは、外様を中心とした藩の力を弱めることで受付窓口もあった。
でも今は秦の時代でもなく、江戸時代でもない。

 そして途上国では腐敗が蔓延している。でももはや先進国日本でそんなのはごめんだ。

 実はこれは至る所に、役人が甘い汁を吸い上げるシステムがある。
 例えば道路を見てみる。消火栓の標識がある。ところが丸い標識部の下に広告が付いた背の高いものがある。あれなぜ広告が付いている。年20万の広告費としても全国で10万本あるから200億円という膨大な金額になる。実は消防庁の天下り会社「消火栓標識株式会社」が立てているのだ。そもそもあんなもの何も広告付きで立てる必要はない。
標識なんだから各消防庁が自分で予算を確保して税金で立てればいいのだ。

 そう言うと必ず消防関係の人は「無料で国民に周知できるのだからいいことだ」と必ず返してくる。しかし、これ自体すごくおかしいのだ。消火栓を国民自身が使うだろうか。消防署が場所を知っていればよく、90cm位の高さの標識もある。あれは安くて十分な機能があるのであれを立てればいいのだ。

http://www.syokasen.co.jp/index.html

 水道栓や蛇口にいちいち器具認定シールが付いているところが多い。あれは各水道局ごとにやっている。膨大な無駄だ。なぜ認定シールなど付いている。国で技術基準を決めてそこに合ってればいいはずだ。それをあんな形にしてわざわざ検査とシールをさせ、料金を取る。市町村認定の水道業者がやるときはシールの付いている製品を使うように強制している。あれも水道関係の役人の天下り団体の利益になっている。

 一事が万事で役人たちの天国が続いている。

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【2009/02/05 00:31】 | 政治・経済
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 「村野瀬玲奈の秘書課広報室」で、議員定数削減を唱える議員連中への反論として次のようなすばらしい文章を教えられた。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1095.html


ペガサス・ブログ版
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2009-01-26自民党や公明党の議員などが「身を削る」などという言葉を使って,国会議員の定数削減を言い始めている.自民党の古賀誠選対委員長の「衆院も参院も多過ぎる」という言葉も報道されている.

しかしこれは二重におかしな話だ.議員定数のことで議員自身が「身を削る」などと言うのは,まるで国会が自分の「身」体であるかのようだ.まるで自分の持ち物を差し出すかのような言い方.国会議員の地位というものは国民から負託されているに過ぎず,その数が多いとか少ないとか,負託された人たちの口から出てくるべき言葉ではない.分際をわきまえないとはこのことだろう.

また,もし本当に「数が多すぎる」と思っているのなら,それは自分が無能であるか,暇過ぎるか,あるいはまともに仕事をしていないことを告白しているに過ぎない.それなら自分が辞めればいいだけの話.国会議員数が多すぎると思う政党は,自分の党の立候補者の数を制限すればいい.



 まさにどんぴしゃその通りで、みんなが天国にいるような時代ではなく貧困と生活苦と苦しみに喘いているような時代に何が議員の数が多すぎるというのだ。やるべきことは満ち溢れているではないか。たとえば、母子家庭があれば困っていることをたずねてみたらいいのだ。自治体や国に対していうべきことはいくらでもある。

 ところが「みんなのために身を削る」というこのレトリックに弱かったのだ。だからこの文章はとてもありがたい。

 それは単にそんなことを言う議員が無能で何もしてないし、無感覚で怠惰で何が問題なのかすらもわからないのだ。地方議員含めて、そういうことを言う奴らはさっさとやめるべきだ。そんなことをいう政党は立候補者を制限するか思いきって候補者を出さないで、これまでいい加減で迷惑をかけましたと謝るべきだ。

 奈良県内でも奈良市を含めそういうことを言う自民党、保守、公明党議員がそろっている。いかに何もしてないかということだ。

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【2009/02/04 12:44】 | 政治・経済
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無名の受付
 初めまして。う~ん、どうなんですかね、私なんかは議員に支払われる総額は変えなくていいから、議員数は減らしてほしいと思うくらいですが。人数が多いと、そこに屑が混じっていても、隠れちゃって見えないから。総数60人くらいにすれば、誰が何言ってるのか、選挙民にもすごくわかりやすくなると思います。豊富な資金でスタッフを雇ってもらい、資料を整理させればいい。スタッフが無能ならその担ぐ議員は次の選挙で消えるでしょうし。

 ローマの元老院が、増員されることによって弱体化されていったことを思い出すんです。当初300人だったのがスラのとき600人となり、カエサルで900人となる。増えれば民主的かつ強力かと云うと、意見がまとまらず独裁者を止めることができなくなる。そもそも人数が多いほうがよければ、全国民で1議会を作ればいいわけで、駄目だから代議制を取るわけです。そう考えると、少数意見も生かせる規模の議員数で、なおかつ最小限度の人数、がよろしいかと思うわけです。それが何人かはわかりませんが。

 しかし個々の人間の知力と交渉能力の限界からすれば、50人前後なんじゃないのか、って思うんですが。

 それと、定数削減を云う政党は立候補数を減らせというのは無意味でしょ。多数決では比率が大事なんですから。選挙時得票数がそのまま、議決で集計対象となる、なら別ですが。


愛てんぐ
奈良たかしさん、こんばんは

スウェーデンでは、議員報酬は850万円程度でやっていけるそうです。
スウェーデンでできるなら、日本でもできるはずです。
恐らく、議員活動費は充分あって、その使い道はすべて公開しているのでしょう。
スウェーデンのように、献金は民主主義を曲げるものとして廃止し、小政党にも配慮した政党助成金だけの方が健全になるでしょうね。

コメントありがとうございます
奈良たかし
愛てんぐ様
 コメントありがとうございます。まだ実は12月末から本格稼働したところなのでコメントやトラックバックをしてくれる人が少ないのです。またよろしくお願いします。
 10万人以下の自治体の地方議員は、給与をかなり減らし逆にもっと定員を増やし、働いている人が勤務後に夕方から議会を開会するという非専業化という手が使えると思います。常任議員のみ専業です。

 しかし、国会は結構難しい。年金は減らしてもいいと思うのです。やめるときの転職一時金を作ればいいのですから。
 社民党の辻本清美議員が言ってましたが、官僚に比べ施設や資金共にあまりに少なく、調査や立法など議員の仕事ができないと言ってました。官僚はいろいろと施設や資金を自分たちのために用意してきましたが官僚支配の中議員は持ち手が少ないのです。
 自民党のように利権や企業献金があったり、公明党、共産党のように党が丸抱えという組織政党はいいですが、それ以外の党は活動が難しいということでした。

>議員報酬を中間層の少し上ぐらいにし
 町会議員でそういう人がいましたが、旦那の給与で暮らしていました。市民派議員としてほっとかれず活動すればするほど議員給与は使い切りになるのです。旦那が退職してやっていけず惜しまれつつやめました。
 結局名誉職になって国民のために仕事をしない議員が大多数になるのではと思います。
 国会議員はある程度の条件を用意して監査はきちんとするという仕組みではどうでしょうか。


愛てんぐ
奈良たかしさん、はじめまして
議員定数削減よりも、最優先でやるべきことがあります。
既得権益者の人数、権力者の人数、お上の人数を減らすのではなく、権限、議員特権を無くすことです。
議員報酬を中間層の少し上ぐらいにし、宿舎や年金等の諸々の議員特権を無くすことです。
庶民の中にいて庶民の目線でみれば、国のあり方も判ってくるでしょう。
旨味が無くなれば、世襲議員はなくなり、志の高い人しか政治家にはなりません。



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 自民党の菅義偉選挙対策副委員長が2月1日、フジテレビの「新報道2001」で、日本銀行券のほかに政府自ら「政府紙幣」を発行し、景気対策を進めるべきだという考え方が一部の学者から提案されているが「非常に興味を持っている。100年に1度の危機の中では一つの政策だと思う」と前向きな姿勢を示し、「(政府紙幣を)やることによって輸出産業が一息つくと思う。検討することはあっていい」とも語った。

 政府紙幣発行というのは、相当にギャンブル的でバブリーな政策なのでよほど使用目的を限定しないと際限がない。国家破綻まっしぐらだ。

 この特徴は、
1.国の借金にならない。

2.政府が紙幣を印刷して日本銀行の国の口座に入れるのでそのまま、支払に使用できる。

3.紙幣は増えるのでインフレになる。

4.円の通貨としての信用が落ち円安になる。

この、3.は、デフレになりそうな傾向だ。

そして、4.は、円高で輸出産業が困っている。
ので、今の内は運営さえやれば問題はない。

 菅義偉選挙対策副委員長の輸出産業が一息付けるというのは通貨というのは紙幣は紙なので国の信用によって出している。それが政府が直接出して円通貨の信用と価値を落とそうということなのだ。

 しかし、1.2.は、これまでの例から見て、役に立たない公共投資や新幹線建設に使われ不動産高騰に始まるバブル経済の再生に使用されるのは間違いない。しかも歯止めは一切今後かからなくなる。
 つまりこれまでの赤字国債よりは何倍もたちが悪い。
 しかも貨幣に関する法律を改正すれば割と簡単にできて障害は低い。

 やめといた方がいいと思う。

 それとも、これも日銀の決定事項の中に「同意」として入れるかだ。そして借金の返還のみにして、年間の発行額を限定する。しかしそうするとうまみは極端に減るかな。

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【2009/02/04 02:41】 | 政治・経済
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 柏崎原発運転再開だとして地元了解取るよう新潟県知事が認識していますが、あれだけ壊れたものが直ったのでしょうか。しかも地震対策は無きに等しい。活断層直下ではないかという事も明らかにされていません。廃炉にすべきだと考えます。


7号機への停止命令あす解除
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=157034 柏崎市は2日、中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発7号機に出していた消防法に基づく緊急使用停止命令を3日に解除することを決めた。これを受け泉田裕彦知事は2日午後、県庁で会見し、核燃料を臨界させて行う起動試験の準備が進んでいる7号機について「起動試験は運転再開そのもの。起動前に地元の了解を取ってもらう必要がある」との考えを示した。知事が運転再開の定義に言及するのは初めて。

 知事は、会田洋柏崎市長、品田宏夫刈羽村長との3者会談を今週中に開くよう日程調整をしていると説明し、「その場で県の考え方を伝え、(運転再開の定義について)基本認識を合わせたい」と述べた。

 知事によると、2日正午前、柏崎市から7号機に対する緊急使用停止命令を3日に解除するとの報告を受けた。

 解除通知書は同日午前に会田洋市長が同市役所で同原発の高橋明男所長に交付する。

 解除されるのは、7号機のタービン設備など6施設と、共用の7施設の計13施設。会田市長が2日、同市消防本部からの報告書を受け、判断した。

 命令は、同市が地震直後の2007年7月18日に出した。運転自体を止めるものではないが、周辺の設備が使用できなくなるため、解除が運転再開の条件の1つとなっていた。同市消防本部は1月30日に7号機タービンの消火設備の機能確認を実施し、健全性は確保されているとした。


新潟日報2009年2月2日


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【2009/02/04 00:17】 | 原子力
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