『獣の奏者』続編の発売予定日が決まりました。詳細は下記エントリへ。
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 今日発売の雑誌「ダ・ビィンチ」2月号に上橋さんのインタビューで発表されていました。8月に『獣の奏者』の続編が刊行されます。2月号は「さらにその先の上橋菜穂子」が特集2です。

 でも、この続編を書いている時上橋さんは、大スランプに陥ったそうです。それは、『精霊の守り人』がアニメ化されたため、繰り返しこれまでの作品を客観的に語っていると、物語の波が来なくなり、書けなくなったそうなのです。

 ところが、守り人シリーズの番外編としての短編集『流れ行く者』を書いていて、また波が来はじめたそうです。
 前作は、2005年11月から2006年3月までで脱稿。しかし今回の続編は2007年11月から2008年11月と1年間とかなり苦しんだそうです。例年は、研究者としてフィールドワークに行く8月も物語に没頭したとのこと。

 でも、私は思いますが、”これは、これ以上ない結末だけれど、まだ続きが読みたい”と多くの人に言われ、まだ描ききれていなかった謎を書きたくなったとあります。少なくとも人に望まれて続編を書こうとしたことが、スランプの大きな原因ではないでしょうか。上橋さんが前コメントしていたとおり、この『獣の奏者』の続編が書けるなんて自分でも全くわからなかったのです。それは、『精霊の守り人』つまりは守り人シリーズでも同じでした。自然にその時を待つ以外ないのでしょう。

 ところで、この続編は、講談社100周年記念出版の「書き下ろし100冊」として刊行されます。これは選び抜かれた書き手による作品ばかりとなる大企画。
 楽しみです。

 ちなみに、『ゲド戦記』のル・グゥインも、ゲド達がどうなったかのぞいてみるとこういう風になっていた。と言いますが、物語は自らきたり、動いているものなのですね。そして自然に出てくるものなのです。

 それから、今年中に新潮文庫から『上橋菜穂子 食の世界』(仮題)上橋作品に登場する料理を『面白南極料理人』シリーズの西村淳さんとその仲間が作り、上橋さんが文章を書くというもの。これもすごく面白そうです。

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【2009/01/07 00:59】 | 奈良たかし・本の話
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