きっこさんが、こんなふうに書いていた。「「大晦日だよドラえもん」を観ながら、年越しそばを食べた。おそばは美味しかったけど、母さんもあたしも、どうしても今のドラえもんの声にはナジメなくて、心から楽しむことができない。だから、テレビはつけてたけど、ほとんど観てなくて、ずっとおしゃべりしてた」

きっこのブログ-母と娘のお正月
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/01/post-d9ee.html

 私も、新しいドラえもんの声になじめないでいます。実はもっと重症で見ることもできないのです。声優、水田わさびさんに恨みはないのですが。
どうしても耳が拒否するのです。

 代わると聞いたときこんな風になるとは思いませんでした。
実は一昨年に、大山のぶよさんの『ぼくドラえもんでした。』という本を買ったのですが、いまだ読めません。手に取り開こうとしただけで、悲しくてかなしくて涙ぐんで読めないのです。まったく、おかしいですよね。自分でもあきれます。

 私の半分くらいは藤子不二雄先生に育ててもらったようなものなので、大山のぶよさんの当てたそのアニメを初めて見たとき、藤子・F・不二雄先生が「ドラえもんってこんな声をしてたんですね」と言ったその思いに縛られてるのかな、と思います。

この本を読むだけであと何年もかかり、水田さんの声で見られるようになるのはいつの日か。

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【2009/01/04 20:49】 | 漫画・アニメ
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 派遣村には3日午後も失業者らが次々と訪れ、この4日間で400人を突破。うち約250人が宿泊している東京・霞が関の厚生労働省の講堂は、仕事始めに当たる5日から使用できなくなるため、派遣村の実行委員会は厚労省に、5日以降の衣食住の確保など六項目にわたる要望書を昨日3日提出した。

要 望 書


厚生労働大臣 舛添要一殿

2009年1月3日

派遣村実行委員会

村長 湯浅誠

事務局 全国ユニオン

臨時携帯番号 090-3499-2153



 昨日は、貴省講堂の開放による派遣村村民の受入れ、ありがとうございました。ご英断に感謝します。講堂の開放により、焦点は1月5日以降の村民生活の安定をいかに確保するかに移りました。昨日の「緊急申入書」第2項を踏まえつつ、改めて以下の要望を行います。

1 厚生労働省の責任において、1月5日以降の村民希望者全員の衣食住を確保すること。その保障なく、5日に退去させないこと。

2 村民の多くが、居所のみならず、仕事・所持金を失った貧困状態にある実態を踏まえ、生活・労働・住宅・借金等の包括的な相談窓口を設置すること。

3 生活分野については、少なからぬ村民が生活保護申請を行ったにもかかわらず、生活保護水準以下の状態に置かれ続けている。5日に直ちに開始決定すべきである。また、すみやかな居宅移行のためには迅速な敷金等一時金の支給が必要である。最低生活および居宅確保のため、自区内処理に走りがちな自治体任せにせず、厚生労働省がイニシアチブを発揮していただきたい。

4 労働分野については、少なからぬ村民がいわゆる「派遣切り」「期間工などの有期雇用切り」の被害者である実態を踏まえ、安定的な就労先を確保すべきである。なお、当面の生活保障のための就労安定資金貸付制度の利用に際しては「離職・住宅喪失証明書」や「入居予定証明書」が必要となるなど依然として要件が厳しく、安定就労に向けた支援が現実には得られない、という実態がある。この点を改善し、派遣切り被害者が再び同様の被害を受ける立場に追い込まれないようにすべきである。

5 住宅分野については、都内には利用できる雇用促進住宅がほとんど存在していない現実を踏まえ、公務員住宅や旧公団住宅をはじめ、安定的な居所の確保を行うべきである。また「派遣切り」によって空き室となった企業の寮を拠出させる、あるいは借り上げることも要請すべきである。なお、入居時の連帯保証人が存在していない村民への対策も必要となる。

6 そもそも今回の事態は、企業に安易な「派遣切り」などを許してしまう労働法制・労働者派遣法の制度上の不備にある。年度末にはさらに大規模の「派遣切り」が行われるとも言われている。同じ惨劇を繰り返さないため、今回の教訓に学び、早急に「労働者派遣法」の抜本的な改正などの労働法制の見直しを行うとともに、「派遣切り」「期間工切り」を認めない緊急特別立法および諸政策を実施すべきである。



1月4日厚労省講堂宿泊1月4日厚労省講堂宿泊 Copyright © 2009 年越し派遣村

 厚労省に対しては民主、共産、社民、国民新の野党四党も3日、「東京以外でも同様の状況が起きており、本格的な対応を求める」などと申し入れた。

 実行委によると、要望書提出の際、厚労省社会・援護局の幹部は「雇用政策の結果による“災害”だという認識か」との問いかけに「そういう気持ちです」と答えた、そうだ。

厚生労働省案内図厚生労働省案内図(C)2005 Ministry of Health

 実は、1月5日で日比谷公園の年越し派遣村も閉まることになっている。これ以上ボランティアのめどが立たない、と言っている。これは言ってないが、また費用もこれが限度なのだと思う。民間団体の持ち寄りでできることはこれが限界だ。

 それで講堂から退去させないでくれと言っている。ごく当然の話である。まだ今の時点で回答がない。
 何か他人ごとである。これは本来は国と自治体のやることなのだ。

それならすぐどこかあいている場所を提供すべきなのだ。災害と同じ緊急事態だと認識していると言うのならば。
 三宅島の噴火の時東京都はすぐ用意した。たとえば、厚労省が東京都に借りてもいいわけだ。つまりはやる気があればすぐできるのだ。

 さらに、3日、日比谷公園のある千代田区に対し、ファクスで112人分の生活保護の申請をした。
週明けの5日も多くの人が申請する予定である。

年越し派遣村サイト
http://hakenmura.alt-server.org/

1月3日付けTBSニュース動画
http://www.rkb.ne.jp/jnn_news/media/DT20090103_020011/
asx/news4030006_12.asf.asx


【2009/01/04 17:21】 | 政治・経済
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ガザ空爆に反対する署名にご協力を!
イスラエルのガザ空爆に反対する電子署名のお願いです。

「署名フォーム」
http://www.avaaz.org/en/gaza_time_for_peace/?cl=161793181&v=2606

署名冒頭文
ガザ:流血ストップ

With over 400 Palestinians and 4 Israelis killed and the death toll mounting daily, we urgently need to demand that world leaders take strong diplomatic action to end the violence. An Israeli ground invasion is believed to be imminent and would claim many more lives -- we must act fast to demand that our leaders act now.
400名以上のパレスチナ人とイスラエル人が死亡、毎日の 死亡者数は、世界の指導者は暴力の終わりには、 強力な外交措置を要求する必要があります。イスラエル地上侵攻差し迫ったと考えられ、多くの命を奪うだろう-我々早いもので私たちの行動を要求する指導者たちは行動しなければならない。

Sign the petition below calling for robust international action to achieve an immediate ceasefire in Gaza and take further crucial steps to pursue a peaceful, negotiated resolution of the Israeli-Palestinian conflict.
このサインは、強固な国際的行動の即時停戦を達成するためにガザ地区とイスラエルパレスチナ紛争の平和的な、交渉による解決を追求する重要な措置を講じるよう、以下の請願書を求める 。

Petition to the UN Security Council, the European Union, the Arab League and the USA:
国連安全保障理事会、欧州連合、EU、アラブ連盟とアメリカ:
We urge you to act immediately to ensure a comprehensive ceasefire in the Gaza Strip, to protect civilians on all sides, and to address the growing humanitarian crisis.
私たちはすぐに、ガザ地区での包括的停戦を確保するため、すべての面で民間人を保護するために、行動して人道危機の高まりに対処するよう強く要請します。
Only through robust international action and oversight can the bloodshed be stopped, the Gaza crossings safely re-opened and real progress made toward a wider peace in 2009.
強力な国際的行動と監視だけで、安全とガザ地区の停戦と真の進歩は2009年には、広範な平和に向かって流血を停止することができます。



 前記した内容なのでまだ有効な署名だと思います。

「きっこのブログ」より
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/01/post-07d1.html

英語の署名サイトですが、以下の指示に従って記入すれば簡単です。


「1.Sign the petition」と書いてある下の入力フォームとピンクの「SEND」は無視して、その下へ進みます。

「Name」の欄に、半角のローマ字で自分の名前を記入します。
山田花子なら「Hanako Yamada」と記入します。

「Country」の欄で、右端の「V」をクリックして、「JAPAN」を選択します。

「Email」の欄に、自分のメールアドレスを記入します。

「Cell/Mobile」(携帯電話番号)と「Postcode」(郵便番号)は省略しても大丈夫です。

これで、下のピンクの「SEND」をクリックすれば、署名は完了です。


現在、12万人以上の署名が集まっていますが、まだまだ足りません。
どうか、アメリカの利権のための人殺しを止めるために、その人殺しに加担しているニポン政府の悪事を止めるために、署名にご協力を!

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【2009/01/04 16:19】 | 中東、ユダヤ、パレスチナ
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 いよいよ、イスラエル軍がガザへ地上侵攻を開始した。皆殺し作戦の始まりだ。
 沈黙しているのは、オバマだけではなくなり、日本のマスコミも何も言わない。Yahooニュースのヘッドラインにも何も載らない。
トピックス画面を開いて調べればわかるが、ヘッドラインに載らないと無いも同然のことになる。

 麻生首相は記者会見で憂慮するというだけで、イスラエルに対し地上侵攻戦をやめろと伝えもしない。ただ、最近両者に自制するよう言ったというだけだ。本当に役に立たない人だな。つまりは、パフォーマンス以外何もできないのだ。



「イスラエル軍が地上戦を開始」(世田谷通信)

パレスチナ自治区ガザ地区への大規模な空爆を続けていたイスラエル軍は、3日夜(日本時間4日未明)、地上侵攻を開始した。現地の報道によると、ガザ地区周辺に集結していたイスラエル軍の地上部隊は、ガザ地区北部のヘイトラヒヤなど4カ所から一斉に突入し、ハマスとの間で激しい交戦が始まった。イスラエル軍報道官は侵攻開始から数時間の戦闘で、ハマスの戦闘員数十人を殺害したと発表。また戦車による攻撃でパレスチナ人の子供1人が死亡し、11人が負傷したとガザ地区の医療関係者が伝えている。(2009年1月4日)

「きっこのブログ」より
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/01/post-e377.html


首相、地上侵攻に強い憂慮 パレスチナ情勢で
 麻生太郎首相は4日午前の記者会見で、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻作戦を開始したことについて「地上軍投入が話をさらに悪化させている。大いに懸念している」と強い憂慮を表明した。

 首相はイスラエル、パレスチナ自治政府双方に自制を促したことを強調した上で「この問題は簡単に停戦には至らない」として、事態の長期化は避けられないとの見通しも示した。

2009/01/04 11:15 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200901/
CN2009010401000114.html



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【2009/01/04 15:19】 | 中東、ユダヤ、パレスチナ
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 オバマ次期アメリカ大統領の沈黙は、イスラエルのガザ攻撃に対し、世界の支持を疑似的に取り付けたものと思わせ、実に影響が大きいのではないか。少しためらっていたイスラエル地上軍侵攻を決意させたのも、オバマの沈黙でそのことに勇気を得たからではないか。


マスコミに載らない海外記事

http://eigokiji.justblog.jp/blog/2009/01/post-8f4e.html


オバマ、ガザに関する沈黙を非難される
Al Jazeera English アルジャジーラ英語版

2008年12月31日メッカ時間07:36, グリニッジ標準時04:36


バラク・オバマに対し、ガザ危機に関して、はっきり発言するようにという圧力が増しつつあるが、アメリカ次期大統領は、この件について沈黙したままだ。

オバマはハワイで休暇をとっており、380人以上の現地の人々を死亡させた、パレスチナ人領土へのイスラエルの容赦ない軍事攻撃については、何ら公的発言をしていない。

元イリノイ上院議員は、先月のムンバイ攻撃の後、はっきりと発言し、アメリカの経済危機についても、詳細な発言をした。

しかし、アメリカ次期大統領が、ガザ急襲について、堂々と意見を言うのをいやがっていること自体が、ある種のメッセージを送っていることになりはしないかと懸念している人々もいる。

「沈黙は、あたかも共謀のように見えます」コンフリクツ・フォーラムのワシントン支部理事長マーク・ペリーは、アル・ジャジーラにそう語った。

「イスラエルは、ロケット弾攻撃から、自らを守る権利があると、オバマ は言っていますが、彼に対する私の疑問は、彼が、パレスチナ人にも、自己防衛の権利があると思っているかどうかです。」

[イスラエルへの支持]

イスラエルは、同国南部へのパレスチナ人のロケット攻撃を防止するために、この作戦が必要だと主張している。

しかも、選挙キャンペーンの間、オバマは繰り返し、イスラエルへの支持をはっきりと述べ、イスラエルをアメリカの最も偉大な同盟国の一つだと語り、イスラエルの安全保障を確保すると誓っている。

オバマは、スデロット訪問時、パレスチナ人のロケット弾を見せられた。[AFP](写真キャプション)

6月には、親イスラエル・ロビー集団に向かって、エルサレムは、イスラエルの不可分の首都であるべきだと彼は発言し、アラブ世界で怒りをひき起こした。

彼は、ガザに近いイスラエルの町で、定期的にパレスチナのロケット弾攻撃の標的にされているスデロットを、住民たちへの彼の支持を表明すべく、7月に訪れた。

イスラエル国防相エフド・バラクは、攻撃を開始したことの自己正当化に、訪問時のオバマ発言を引用した。

「もしも娘たち二人が寝ている間にロケット弾が自宅めがけて発射されるようなら、それを防ぐためできることは何でもするとオバマは言った」バラクは月曜日そう語ったと報道されている。

オバマの補佐官達は、オバマは、状況をモニターしており、継続的に諜報ブリーフィングを受けてはいるが、彼はまだアメリカ大統領ではないのだと繰り返し語っている。

しかし、ホワイト・ハウスは、イスラエル支持を申し出たものの、現行のアメリカ指導者であるジョージ・ブッシュも、イスラエルの攻撃については、沈黙したままだ。

[アラブ人は悲観的]

11月に、オバマが大統領選挙で勝利した際、ホワイト・ハウスに入る新人は、イラクに侵略し、イスラエルを強力に支持したブッシュよりはましだろうと信じて、多くのアラブ人は、慎重ながらも楽観的だった。

しかし、オバマの海外政策チーム選定、特にヒラリー・クリントンのアメリカ国務長官、またラーム・エマニュエルのホワイト・ハウス大統領首席補佐官が、大きく変わるだろうという点についての、疑念をひき起こした。

だが、彼の沈黙は、自分の立場と、イスラエル・ロビーの力を巡る慎重さの徴候だと見る人々もいる。

「彼は慎重でいたいのです。アラブ-イスラエル紛争は、彼にとっての優先事項ではないので、ずっと慎重にしているだろうと思います」エジプト人政治学者で、アンマンのアラブ思想フォーラムの事務局長、ハッサン・ナファーは、ロイターにそう語った。

「オバマの立場は、きわめて不安定です。ユダヤ・ロビーは彼の選出を牽制したので、(ガザについては)沈黙することを選んだのです」と、ベイルート・アメリカン大学の政治学教授ヒラル・ハシャンは補足している。

[抗議はチェンジ(変化)を要求]

しかしながら、アメリカ国内で多くの人々が、オバマに、ガザの出来事について、個人的にはっきり発言するよう要求している。

月曜日、ワシントン DCにある、オバマの準備事務所に、また火曜日、ハワイの保養用住宅の外に集まった抗議者達は、彼にそれ以上のことをするよう要求している。

「オバマ政権は、ブッシュ政権とぐるになって、動いているので...何かが行われるよう、協力できない理由などありません」準備事務所での抗議にいた、連邦政府の職員、マイク・ライツは、アル・ジャジーラにそう語った。

火曜日の、ホワイト・ハウスの側でのガザにおけるイスラエルの行動に反対する別の抗議では、中東調停に対するバラク・オバマの肩入れには、懐疑的な人々もいた。

「これが、いわゆるチェンジ(変化)なのでしょうか?」とイランから来たコンピューター技術者、レザ・アブーサイエディは言う。

「もしも、これがチェンジ(変化)なら、もうとても深刻な問題になるでしょう。他の経済問題やら、アメリカ国内の他問題に加え、中東でのこうした問題が増えれば、彼に対処可能とは思えませんから。」

抗議をしていた他の人々は、依然、元イリノイ上院議員が、少しでも良くしてくれるのではないかと希望を抱いている。

「イスラエルとパレスチナを一緒に呼んで、平和交渉させるという課題を押し進める点で、彼はブッシュよりずっと積極的だろうと考えたいものです。でもわかりませんね。」弁護士のボブ・マローンはそう語っている。

「でも私は楽観主義者ですから、そう願っています。」

記事原文のurl:
http://english.aljazeera.net/news/americas/
2008/12/2008123101532604810.html

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【2009/01/04 13:37】 | 戦争と平和
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 ミュージカル映画『シェルブールの雨傘』を実に久しぶりに見ました。私の恋愛映画のベストワン2作のうちの1つなのです。1964年作品で、製作後45年間とこれだけ年月がたつのに少しも色あせない。

 全編セリフがないすべてが歌という世界初の試みのミュージカル。そして若きカトリーヌ・ドヌーブの清純な美しさ。

 1957年11月、若く純真な16歳の女性ジェヌビィエーブと自動車修理工ギイとの港街シェルブールでの愛と結婚したいという思いから、始まります。しかし、未婚の母として傘店を開いて育ててくれた深い絆の母に まだ若いと反対され悩みます。彼女は友達もほかにいない。ギイも両親がおらず伯母エリーズに育てられるさびしい身の上。でも、それだからこそ強くひかれます。

 やがて、アルジェリア戦争の2年間の兵役で離ればなれになっていく悲しみ。有名なカフェで抱き合うシーンから始まり駅での「千年の夏が過ぎてもあなたを待つの」とジェヌビィエーブ、そしてギイは、「恋人よ、恋人よ・・・」と二人の張り裂けるような思いの悲痛な別れのデュエット。

 ギイの出発後、妊娠が発覚、手紙でやり取りしていたが、1958年4月にわずか5ヶ月間でさびしくなり、心変りして、出産したら自分たちの子として育てようと言ってくれる宝石商カサールと結婚を決意。結婚式場から出てきたとき見ていたのはギイの伯母を世話をやいてくれる近所の女性マドレーヌ。
ジェヌビィエーブは母とパリにうつります。

 1959年1月兵役後、足を少し引きずるけがを得て帰還したギイはまさか別の男性とジェヌビィエーブが結婚しようとは夢にも思わなかったため、そのことを知り荒れて、職場も辞め売春婦と寝たりします。

 しかし、その夜伯母がなくなり、みとったのはマドレーヌだけ。彼女はギイをにくからず思っているのですがおとなしい女性でふみこめない。しかし、葬儀後マドレーヌが街にいい思い出がないとよそに行くと言った時、君も身寄りがないのに行かないで一緒に暮らしてほしいと頼みます。マドレーヌは働きもしないギイは嫌いだと諭し、ギイはこれからは変わると誓います。
 叔母の遺産でガソリンスタンドを開くことになり、マドレーヌはジェヌビィエーブの代わりではないかと不安を訴えますが、ギイはもう彼女のことは忘れたとはっきりと言います。

 やがて1963年の雪のクリスマスの日、ガソリンスタンドで男の子と夫婦で仲睦まじく過ごす。ギイとマドレーヌは、夫婦となって心から落ち着いています。そし妻が子どもと買い物に出かけたとき、1台の車が入ってきます。
 それはいい家の奥さまとなったジェヌビィエーブと娘でした。思わず見つめる二人。彼女は娘を残してともに店内に。義母のところへ行き、結婚後初めてシェルブールを通るのに街を通らずに回り道をしたはずなのに、街外れのガソリンスタンドだったので会ってしまったのです。6年の齢を重ねた落ち着きで、ジェヌビィエーブは母が亡くなったことを話し、ギイの家族のことをたずねます。
 ギイの男の子はフランソワ、妊娠後の手紙でジェヌビィエーブが提案していた名前でした。
 娘のほうはフランソワーズでした。ジェヌビィエーブは「娘はあなたにそっくりよ、会ってみる」と言いますがギイは「もう行ったほうがいい」といいます。そして二人は永遠の別れをするのです。
 
 妻と子が帰ってきて、子どもと雪かけをしてたわむれる。仲のいい家族の暮らしがまた始まるのです。

 この映画にひかれて、シェルブールを訪れると、街は軍港都市でこの映画のロマンチックなたたずまいとは違い驚くそうです。
 また、ソ連時代に立ち寄った軍艦の兵士たちは上陸すると一斉に買うものがあります。それは雨傘でした。
 彼らが別れる原因は、植民地のアルジェリア戦争ですが、それは恋の悲劇としてしか描かれません。
 しかし、恋愛映画にふさわしくない軍港の街シェルブールを舞台に選んだことといい、絶えず水兵が歩いていることといい、戦争が大きく背景ににじみ出ます。やはり戦争のせいだという思いが深くあるのです。

 監督ジャック・ドゥミのもう一本『ロシュフォールの恋人たち』は、南フランスの明るく楽しい若干アメリカナイズされたミュージカルなのに、もっと軍人が露骨に隊列を組んで歩いている少し驚くような風景の映画です。なぜなのかわかりませんでした。

 同じ映画監督をする妻アニエス・ヴァルダが、ジャックの白血病での死後、映画『ジャック・ドゥミの少年期』 (1991)で描いたのですが、ジャック・ドゥミは子どものころナチスとの戦争で疎開したのです。
 どうやら、戦争から離れたいのに戦争が頭から離れなかったのでは。それでこんな描き方になったのではないでしょうか。

 なお、ガソリンスタンドは実際の店で20年前はまだ営業していました。その時の経営者も最近店を買った人でそんなに有名な場所だと知らなかったそうです。
 それから、雨傘屋だった店は20年前はありましたが、空き店になっていたそうです。これら2つの店も現在どうなっているのか。

 女性は頭では考えるのではなく、目の前にないとだめなのだなあとしみじみ思います。たとえ、どんなに真剣に「千年の夏が過ぎてもあなたを待つわ」、と悲痛に歌ってもです。
 でも、こんなに悲しい、せつない。悲痛な思い。やはり二人の恋はどこかにあるのだと思います。

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【2009/01/04 02:32】 | 映画
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