中東のパレスチナのハマスとイスラエルが半年間停戦していたがその期限が18日に切れて、ハマスがロケット弾攻撃してイスラエルが報復を宣言。ガザを大規模爆撃し27日から28日の攻撃による死者は282人、負傷者は600人以上。

 イスラエルのリブニ国防相は28日、ガザでの軍事作戦について、「市民を守るために地上部隊を展開する必要があれば、そうする」と、ついに地上軍を侵攻させることを示唆した。

 アメリカ政府は相変わらずハマスを非難している。

 これではハマスが全く悪いようだが、ハマスはパレスチナ国民から選ばれた政権政党なのだ。イスラエルも国家であるパレスチナを軍事支配しており、絶えず抑圧と破壊しているので、それを考えれば、悪いとは言えないのだ。その前は日本が中心のODAで造られた空港施設を破壊しつくしたし。半年前からガザを封鎖し兵糧攻めにしているし。停戦はポーズだけだ。

 しかも、イスラエル政府は、先月からすべての検問所を完全封鎖して、食料や燃料の搬入を全面禁止にした。国連による人道的な食糧配給までもストップさせたのだ。ガザ地区に住む150万人のうち、半数以上の80万人が難民だって言われてるが、この難民たちは、みんな国連から配給される食糧で生活してたのだ。それで、ガザ地区の人たちを守ってるハマスは、備蓄してた食糧を難民たちへ配ったりしたんだけど、これも底をつき、11月の半ばからは、ほとんどの人たちが飢餓に苦しむ状況が続いてる。その上、ガザ地区の火力発電所の燃料の搬入もストップされ、広い地域でずっと停電が続いてる。

 今回も、 そもそも、この停戦を受け入れる条件として、「ガザ地区に対する道路封鎖の解除」があったのに、イスラエル側はそれを守らなかった。

 だから、ハマスとしては、当然の要求としての「封鎖解除」を訴えるために、停戦の期限が切れた19日から、イスラエル側へロケット弾を撃ち込んだ。そして、それに対する報復攻撃が、今回の大規模な空爆だったのだ。1967年の第三次中東戦争以来という最も激しい攻撃を唐突にしたのだ。

 確かにハマスは攻撃はした。でもイスラエルとハマスとの兵力の差は歴然だ。少ない物資で作ったハンドメイドのロケット弾を撃ち込むのが精一杯のハマスと、最新鋭の戦闘機や戦車などの重武装と、アメリカのバックアップで200発もの核弾頭ミサイルまで隠し持ってるイスラエル軍とじゃ、最初から勝負は見えてる。だいたい、イスラエル国民もパレスチナ人も本当は戦争なんかしたくないだろう。
参考:きっこのブログ アメリカの都合で決まる善と悪

 イスラエルは全くパレスチナの平和と経済安定を考えず、抑圧と混乱しか招かない。これでパレスチナイスラエル間は報復合戦となり、中東は泥沼の争いとなる。むしろ、パレスチナ人など消滅させたいというイスラエル側の意志さえ感じられる。

 そして、これはどうやら、イスラエルによる軍事支配をつづけさせろというオバマ次期アメリカ大統領へのアピールではないか。今のブッシュ政権で中東での米国イスラエル軍事支配体制は、より露骨になっていた。しかしオバマ政権下では、パレスチナ・ハマスと協議する可能性があった。そのオバマをけん制する意味があったのでは。

 イスラエルは軍事抑圧以外何も考えられず止まらないのだ。ほーんとに、軍国政治そのものだ。
 今や、世界の軍国主義は、米英イスラエルが主導している。

空爆での死傷者の映像。


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【2008/12/28 23:36】 | 中東、ユダヤ、パレスチナ
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