秋田県の地域の中学校では優等生なのに、中心都市の進学高校に進学したとたん底辺に追いやられ、とうとう一ヶ月余りの間、家出して、その後戻ったが遅れた分の学習に追いつけなくなり、授業に出ず保健室がよい。
 完全に落ちこぼれた著者のうめきのような体験を小説化。でもなにげに明るいけど。

 東北から家出して大阪駅に直行。怪しいおじさんに声をかけられる。土地勘が全くなくて大阪駅に出れば何とかなると思っていたらオフィス街で何もなくなる。駅も閉まるが、追い出すとあまりに危ないと思った駅の担当者さんが中に置いてくれる。

 本当にいい人ばかりであっている。トラブルにも幸いに巻き込まれなかった。

 最後にがんばって中退だけは避けられる。でもみんなと一緒に卒業できず補習後一月遅れでの1人での卒業式。どうしたらこういう子を救えるか。豊島さんの時には誰も何もできない。

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【2008/12/15 17:23】 | 奈良たかし・本の話
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 この14日の日曜日に1月号「本の雑誌」を読んで、同誌が未曽有の経営危機にあり休刊もあり得ることが編集後記などでわかった。2008年のしかも金融危機になってから急激に傾いたらしい。

 実に衝撃的で、椎名誠の『国分寺書店のオババ』で椎名誠が編集長をしているという同誌を知り、それ以来愛読をしてきたのだ。まだ同誌も初期段階だったが通じるものがあって創刊号から取り寄せた。それから25年以上になる。

 大混乱になり、部屋でいたたまれず、理由を付けて外へ買い物に出た。

 これまで、実に教えられることが多く自分の一部のような雑誌である。特に小野不由美『十二国記』は、これで紹介された。ほかにも多くの本を知った。

 群ようこさんが、事務員を務め、やがて作家としてデビューしたのもここだった。

 這いつくばってでも出すということでスタッフで取りあえずまとまったそうだ。
 でも私は悲観論に傾く。出版不況の中で時代にあわないのでは。読者の年代が固定化し高齢化していて、それが今度の金融危機でいっせいに離れたのでは。

 私も購読だけでなくキャンペーンをしたい。新刊紹介と活字を巡る優れたコラムマガジンです。ぜひ取ってみてください。
「本の雑誌」定期購読

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【2008/12/15 01:29】 | 奈良たかし・本の話
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 オバマ政権は、ブッシュ政権のドクトリン。何らかのアメリカを脅かす恐れのある兆候があれば突然先制攻撃する、を引き継ぐようだ。

天木直人さんのブログエントリー「ひとことコメントするとこうなる」から。


12月13日の産経新聞で編集委員の高畑昭男という記者が書いている。

 オバマ氏を歓迎・支援してきたリベラル派や反戦勢力にとっては、なんとも皮肉でいまいましい展開となりそうだが、オバマ次期大統領は、ブッシュ・ドクトリンの継承者となりそうだ、と。

 アフガンにおけるテロとの戦い強化を宣言したオバマ発言や、固まりつつあるオバマ陣営の顔ぶれを見るとそう結論せざるを得ないと。

 ご丁寧に、あのネオコンの理論家ロバート・ケーガン(「ネオコンの論理」光文社の著者)もオバマ氏を評価している、と書いている。

 私もそう思う。私がそう思う理由は、オバマ氏もまたイスラエルの影響から逃れられないと思うからだ。


 しかも、テレビの『クローズアップ現代』などで、アメリカ次期政権のスタッフに聞いても、アメリカが危機の今日本に対しより緊密な大きな協力を求めていくと言っている。

  やはり、泥沼の戦争になるのだろうか。日本を巻き込もうとする。そしてパートナーとしたいのだろう。
 でも世界でのアメリカ一極は無くなり、もはやアメリカの時代ではない。私たちは独自の平和のための世界観と戦略を持ち実現へと動いていかねばならない。

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【2008/12/15 00:29】 | 戦争と平和
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