神戸市灘区の都賀川の増水による子供たちの死亡事故が起きた。これは明白な人災だと思う。

 私は六甲山ハイキングで下ってきて武庫川沿いを歩いて市街まで出たことがある。別の時には今回の都賀川につながる六甲川沿いも少し歩いたことがある。そして何と特異な川だと思った。一級河川なのに狭くしかも全体が三面張りで溝のようだ。しかも急勾配で海へと抜け下っている。

 この形状の特異さは、行政側も認めている。
「都賀川を含めた六甲山の南側を流れる川のほとんどは、傾斜が急で川幅が狭く、短時間の集中降雨で一気に水かさが増す。都賀川は上流の支流の合流地点から大阪湾に流れ込むまでの約1.8キロで、47メートルの高低差を河口まで一気に下る。通常時の水位は10~20センチだが、事故時は10分間で約1.3メートル上昇していた。洪水時の流速が秒速8メートルと一般河川の2倍近くになるといい、兵庫県河川整備課は「特異なほどの急流河川」と認める。」

 今回の事故で今日朝日新聞夕刊の写真を見ると事故現場は親水公園ではないか。河川敷に降りられるようになっている。子供たちは行政が作った親水公園に遊びに来ていてあっという間に増水した川に飲み込まれ死んだのだ。しかも、この親水公園の箇所は、六甲川と境川の合流点から約900mと、いくらも離れていない。両河川からあふれるように流れ込み合わさった激流にまともにぶつかる場所なのだ。

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 それでいて実際に施工した神戸市の河川課の担当者は「公園化に際して、突然の増水による危険性などはあまり議論にならなかった」等と言っている。
しかも、
「同川を管理する兵庫県、神戸市とも事前に危険を知らせることは難しかったといい、「自ら危険を察知して逃げてもらうしかなかった」と説明している」と無責任きわまりない。

迂回水路でバイパスさせて水流横の河原に造って直接の水流からは当たらないようにするなど何らかの方法はありどうしても親水化したかったらそういう方法を考えるべきである。

 業務上過失致死罪に問うべきである。

朝日新聞 都賀川事故

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【2008/07/29 17:56】 | 災害
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