今日大相撲を見ていて驚いたのは元横綱の輪島がデーモン小暮と解説者として出てきたことだ。なぜこの人をよぶのだろうか。
 
 もうだいぶん前になるので、多くの人が知らないだろう。
 輪島は先代の花篭親方が一代で有力部屋にした花篭部屋で横綱となり大変人気があったし、しかも北の湖と並んで輪湖時代とよばれたほどの強い横綱だった。先代花篭親方は放任主義で育てたと言ってる。ある意味では型にはまらない人だ。

 横綱時代はそれでよかった。しかし、引退した先代を継いで花篭親方になると、その性格が災いした。部屋には住まず、マンションから通勤。高級外車を乗り回し派手な夜遊び。当然、部屋の指導などできない。あげくは、年寄株を担保にして億を超える借金が発覚。当然規定違反で、委員から平年寄への二段階降格処分と無期限謹慎処分を受けた。奥さんはこれで自殺未遂、のちに離婚。

 相撲を廃業してプロレス界へ。花篭部屋はこれで取りつぶし。現在の部屋はかなり後に前の部屋と関係ない新花篭親方で小さく再建された。
 ある程度活躍はしたが相撲の癖で寝技が使えない。その後1988年12月にプロレスも引退。その後はタレント、スポーツ解説者。

 この人物をなぜよぶ。「来て良かった」「また来たいな」と上機嫌だったそうだが、こんなことが前例となれば相撲界がまた乱れるだけだ。そもそもこの人は反省がないのだ。だから来れる。

 NHKは「国技館の名が付いて100周年なので招いた」と説明している。だけれども不祥事で廃業した関係者が本場所に顔を出すのは例がないことだ。「遠慮もあるから」と協会関係者へのあいさつもできなかった。

 もうこんな人物を二度とよばないでほしい。

  彼を豪放だと、勘違いの弁護する人など出てくるので書いとく。
 佐川芳枝「寿司屋のかみさん」シリーズのエッセイに出てくる話だが。夫婦二人と店員一人で小さな寿司屋をやっている。まだ引退前に近くのマンションに輪島が住んでいて時々出前を頼んでいた。ある日、麻雀などしていたらしく、寿司の出前を取った。しばらくして店員が引き上げてきて見ると寿司桶3つすべてにたばこの吸いがらがぎっしりと詰められていた。もちろんもう使用できない。あまりのことに、相撲取り相手だが勇気を出して電話で「なんということをするんだ」と言った。
 そうすると輪島は「お前のようなちっぽけな寿司屋は、これから何人かで行って商売できないようにしてやる」と脅かしたのだ。
 それにもひるまず抗議すると電話を切られた。恐ろしく思いビクビクしながら一晩が過ぎたが、幸いなにもなかった。夫婦で「小さな寿司屋を相手にすることもないと思ったのだろう」と話した、と書いていた。これは初めはスポーツ選手のGと書いていたが、だいぶたって輪島が廃業してからだと思うが後の本で輪島だったと明かした。

 しかし、これは巨体と怪力を持った相撲取りがあまりに異状でひどいことを一般の商店にして、しかも抗議すると何人かで行って店を壊してやると脅かした。何の歯止めもない暴力的人間で最低の人だと思う。豪放だという人よ。これをどう思います。

 江戸時代から様々な力士がいたが、庶民に愛されていた。これほどひどい一般の人から遊離した話は聞いたことがない。
 相撲界堕落のシンボルみたいな人を出してどうする、NHK。そんなに人気を取りたいのか。

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【2009/01/18 23:55】 | スポーツ
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