ところが、この暫定規制値を緩和の動きが強まっている。3月20日、厚生労働大臣は食品安全委員会に対し、放射性物質の指標値について諮問を行いました。報道によれば、わずか1週間ぐらいで暫定基準を緩和する答申が行われる恐れもある。
しかし、現在の暫定規制値は、放射性ヨウ素で50ミリシーベルト、放射性セシウムで5ミリシーベルトの被曝をもとに導き出されたもので、決して厳しすぎるものではない。下記の表の国際的な基準値と照らしても、少なくとも日本のヨウ素の基準は甘すぎ、逆にもっと厳しくすべきでは。
そして平常時の一般人の被曝限度は1ミリシーベルトで、暫定規制値は平常時の基準を上回るが事故時だから我慢しろというもの。被曝量としては、当然「直ちに影響が出る」ものではないが、被曝した分ガンの発病確率がごくわずか上がるのだ。
これも国際放射線防護委員会(ICRP)は、3月21日に日本の暫定規制値を年間20ミリシーベルト以内の範囲で引き上げ提案の声明を出し、現在の基準の20倍まで緩和の可能性がある。
まず食品安全委員会に暫定規制値を緩和するなという声を届けましょう。
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