管家利和さんの再審が昨日21日に開始された。

 管家利和さんの警察取り調べの録音テープの内容がNHKニュースで紹介されていた。しかし、その内容は改めて驚くべきものだった。
この取り調べは、足利事件の真犯人による連続犯と思われる少女殺害事件の取り調べで登山リュックに遺体が包まれ放置されていた。

警察取り調べ官 遺体をどんなもので包んだか。
あたりまえだが、犯人ではないのにわかるわけが無くて

管家さん わかりません。

もう1回同様のやりとりがあって突然取調官が脈絡無く

警察取り調べ官 管家は登山をするのか。

管家さん いえしません。

そしてまた、

警察取り調べ官 遺体をどんなもので包んだか。

管家さん わかりません。

警察取り調べ官 管家は登山をするのか

また聞いて、

警察取り調べ官 管家は登山をするのか。

管家さん いえしません。

3度目警察取り調べ官 遺体をどんなもので包んだか。

管家さん 高い山に行くときに使うもので。

警察取調官 リュックで包んだんだな。

とにかく事実補強じゃなくて完全に誘導していたのだ。
これは、すさまじい警察の破綻と暴走である。

 しかも、検察官も「本当のことを言うように」と言って管家さんが「実はやっていない」と真実を述べたら翌日から「DNAが合っているんだ」と犯人だと攻撃し始めた。
 それでまた気の弱い管家さんは元の通り「やった」と認めた。

とにかく取調べ警察官も、検察官もひどくて、何としても犯人にする取り調べが行われ、やっていないと答えるとそれは攻撃の対象で、ムリヤリ犯人にする取り調べが行われている。1人の国民として恐ろしい話でいつ何時あなたも私も犯人にされるかわからない。

 今後の暴走を止めるためにも、管家さんが望んでいるとおり、取調官と検察官双方の証人尋問が必要なのだ。

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【2009/10/22 23:55】 | 政治・経済
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 21日いよいよ足利事件の菅谷利一さんの再審が宇都宮地裁で開始である。今回連続殺害事件での2件の取り調べ内容のテープが弁護団に公開されたが、否認している供述が録音されていた。

 菅谷さんは、自分を冤罪に陥れた捜査官や検事たちすべての関係者を出廷を求め調べて、なぜこんな冤罪が起きたのか明らかにしてほしいと願っている。

菅谷利一さんへの冤罪の責任者たち

参照 東京サバイバル情報 ☆一時避難せよ☆「謝ってやるから、家に来い! 」
http://yaplog.jp/ichijihinan/archive/437

  魚の目 「直撃 足利事件 冤罪を作った「警察官・検事・裁判官」の実名」
    「週刊現代」2009/6/27号より転載
    http://uonome.jp/topic/495/2

寺崎巡査部長(菅家さんが怪しいと最初に目をつけ、借家をかぎまわって思い込み捜査<事件解決の突破口を開いた>と警察庁長官賞受賞、捜査令状も無く家に踏み込んで部屋を調査した。)

茂串清

手塚一郎警部補

福島康敏県警技官(血液鑑定)

警視庁科警研技官 向山明孝(DNA型鑑定人) 明らかにでたらめなDNA鑑定をした。

科警研技官 坂井活子(DNA型鑑定人) 明らかにでたらめなDNA鑑定をした。

橋本文夫警視(県警捜査第一課長強行班長) (取り調べで「私が女児を殺しました」と自供を引き出した)

吉村武夫警視(県警刑事調査管理課)

上山滋太郎(司法解剖担当)

福島章(精神鑑定人)

田中寛(足利署長)

川田正一(捜査1課長・瑞宝双光章を受章)

森下昭雄(刑事部長)

森川大司(宇都宮検事)今も責任を認めない。

久保眞人裁判長(宇都宮地裁)

高木俊夫裁判長(東京高裁)

亀山継夫裁判長(最高裁)

池本寿美子裁判官(宇都宮地裁) 再審請求を5年以上放置した挙げ句、請求を棄却した裁判官

 実はかなりの人が「冤罪 原因」と検索しており、なぜ冤罪が生まれるか知りたがっている。
 警察は人々を守り正義を追求するはずだ。そのため組織内でも間違いなく悪を追求するのに全力をあげる。そう私たちは信じている。しかし、それはテレビでの警察ドラマに洗脳されているのだ。

 冤罪の原因は、警察現場と上部クラスの激しい思い込み捜査。そして推定無罪という原則があるが、日本の警察では推定有罪原則に固まった極度のピラミッド組織による犯人だと断定して無理強いする取り調べにある。推定有罪で被疑者を犯人絶対視して疑問を持たず取り調べるようにというのはマニュアルや警察官向けの解説書などに必ず出てくるのだ。

 テレビドラマのように自由が利かず、あくまでこの前にいる逮捕されたものが犯人だと決めつけて対応し取り調べる方針が警察内に確立している。しかもいったん上部の意思が固まると上意絶対の警察内で疑問を抱いたりすることは許されない。こういう硬直した取り調べの中で人を追い込み犯人にしてしまう。そういうことが横行しているのだ。
 しかも、冤罪だから当然事実を知らない被疑者に対し、「いやそうじゃないだろ」とか、首を振ったり追い込まれた人が当てものをするように捜査官に操られるようになると、事実補強までする。それを意識の上でおかしいと気付かないほどベテラン捜査官になると自然にやってしまう。
 そしてそれは管家さんが無理強いされて自供させられて泣いたのを、犯人が悔恨の涙だと思いこむほどにあたりまえのように冤罪作りをしてしまうのだ。

 あなたも私も、いつ何時疑われて犯人にされかねない。知り合いの部屋から金がなくなっていて訪れた友人が疑われて無理やり自供させられた事件が起こっている。しかも裁判で有罪になった。
 逮捕された窃盗犯を取り調べていてその家から盗んだことが判明して冤罪であることが判明した。そういうことも起こっている。

 日本の警察は冤罪製造機なのだ。真実など追及するところではない。しかも冤罪の温床のこういう推定有罪方針や、警察署内の留置場・代用監獄など警察庁や法務省など全く改めようとしない。誰も冤罪がなぜ起こったのか調べないし責任を追及しない。最悪の状態である。

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【2009/10/07 23:58】 | 政治・経済
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 今、キムタク木村拓也と綾瀬はるかの出演するTVドラマ「MR.BRAIN(ミスターブレイン)」が、評判である。確かに見ておもしろい。いつも同じである悪評のキムタクなのだが、綾瀬はるかという若き名女優との共演が功を奏したのか、とてもいいのだ。
 舞台は、「警察庁科学警察研究所」、略して「科警研」である。さっそうと科学分析と調査に基づき犯人を示すこのドラマ「MR.BRAIN」で、スポットライトを浴びる科警研がもう一つ別のほうから注視の的になっている。

 それは、1990年に4歳の女児が殺害された事件の犯人としてDNA鑑定が決め手とされて菅家利和さんが17年半も服役されていた足利事件。その冤罪の証拠となったDNA鑑定の判断誤りでだ。

 足利事件の菅家さんの冤罪の原因となったDNA鑑定について、旧型の方法なので精度が低かったとそればかりNHKテレビニュースなどで繰り返す。それはうそである。

 なぜかというと、弁護側の鑑定人である本田克也筑波大教授が、旧鑑定と同じ「MCT118」の方法で鑑定して証言している。
①菅家さんのDNAの型そのものが違う。
②被害児の肌着に残された体液と菅家さんのDNA型が同じだとした。

①の型が違うのはDNA塩基の繰り返しパターンを調べて目視で435通りの型のどれに当てはまるか見る。確かに間違いやすく、これは「技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない」と本田教授も言っている。
 しかし、②の肌着の体液と菅家さんのDNAが同じだとしたのははっきりとグラフが違っており、当時の科警研の技師が、明らかに警察の取り調べに迎合した形跡があるのだ。

 これは、手法の精度が悪かったでは済む話ではない。科学的鑑定は公正なものとして絶大な信用力がある。高裁や最高裁でもこの科警研の鑑定を信用して弁護側がそのおかしさを指摘して求めた再鑑定を認めなかった。再審でも再鑑定をするにはこれだけ年月がかかったのだ。

 冤罪作りに積極的に警察庁科学警察研究所が加担していたのだ。この問題はなぜこのようなことが起きたのか原因も含めて、もっと詳しく追及すべきである。
 科警研は、率先してなぜこんな鑑定となったのか説明する義務がある。

 そして、この当時の「MCT118」法で検査した事件をすべて調査しなおさねばならない。

 科学に名を借りた冤罪つくりなど最悪である。

揺らぐ旧DNA型鑑定 分析自体のミス指摘

朝日新聞 2009年6月5日 金曜日夕刊 サイトになし

 旧手法「二重のミス」

 「科学的捜査」の代名詞だったはずのDNA型鑑定。足利事件で菅家利和さんを「有罪」とする根拠とされた旧鑑定は、約20年を経て、誤りだったことがほぼ確実となって。検察側は捜査員の汗などのDNA型を誤って検出した可能性も探ったが、ついに折れて釈放を決めた。他の事件への影響もささやかれ始めた。

 弁護側が推薦した鑑定人の本田克也・筑波大教授(法医学)が今春の再鑑定で最初に手がけたのは、91年に行なわれた旧鑑定と同じ「MCT118」という方法を、もう一度試みることだった。
 本田教授は当初、女児の肌着に残る体液のDNA型と菅家さんのDNA型は一致するだろうと思っていた。「これまでの裁判で、そう認められているのですから」

 菅家さんの型は「18-29」というタイプ。しかし何度実験しても、肌着の体液からは、そのDNA型が検出されない。むしろ「18-24」という別の型がはっきりと出た。
 自分が間違えているのではないか。鑑定書を裁判所に提出する前日まで実験を繰り返した。「国が一度出した結論を、簡単に『間違っている』と否定できるわけがありません。でも何百回試しても、一致しませんでした」 旧鑑定では、肌着の体液と菅家さんのDNA型はともに「16-26」で一致すると結論づけていた。

 有罪の決め手となったこの旧鑑定について、本田教授は「二重の誤り」を指摘する。
 一つは、菅家さんのDNA型の型番がそもそも違うこと。もう一つは、肌着の体液と菅家さんのDNA型を同じだとしたことだ。「前者じゃ、技術に限界がある頃の話で、責めるつもりはない。でも後者は、勇み足だったのでは」

 というのも、旧鑑定書には 一つは、DNA型を示す帯グラフのような写真が添付されており、これが判断の根拠とされていたが、写真を見た本田教授は「これでよく同じ型と言えたな」と感じたからだ。
 旧鑑定からの約20年間で、DNA型鑑定は精度が高まる一方、適用件数も増えてすそ野が広がった。

 「DNA型鑑定は革新的な手法で、多くのケースで正しい結論を導くことは間違いない。しかし、残された試料の量が少なかったり、質が悪かったりするケースでは、今でも判定が難しいことに変わりは無い。鑑定人の技能などで結論は左右される」と本田教授は話す。

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MCT118  DNA型鑑定の方法の一つ。89年に国内で初めてDNA型鑑定を導入した警察庁科学警察研究所が当初採用していた。髪の毛根や皮膚など人間の細胞の中に必ず含まれるDNAの一部に着目。塩基という成分の並び方の繰り返しパターンを調べて、435通りの型のどれにあてはまるかなどを識別する。現在主流の方法に比べ、多くの試料が必要で、精度の低さが問題視されていた。


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【2009/06/07 23:55】 | 市民監視
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科警研の責任重し
愛てんぐ
奈良さん、皆さん、こんばんは
私も朝日の夕刊に出ていて、ブログを書こうとネットをみたら、その末尾の部分だけカットされていました。
警察の圧力によるものか、自己規制なのか、分かりませんが、現状ではこの事実が取り上げられていません。
科警研の鑑定は、菅家さんと女児下着の体液がともに16-26、しかし本田教授が当時の鑑定方法で行うと、菅家さんは18-29、女児下着の体液は18-24、科警研は、菅家さんと女児下着の両方とも、間違っていたとは、驚きです。
一つもあっていない、あまりに酷すぎますね。
科警研が菅家さんを陥れたということになります。
DNA鑑定を捜査手法として導入するため、自分のものとなっていないのに、先走ったように思います。
丁度、経験未熟な医師がマニュアルを片手に腹腔鏡手術した、患者を死なせたようなものです。
科警研の方から、何故それ程、杜撰だったのか、きちんとした説明が必要です。
科警研がMCT118という鑑定方法で行った事件は、すべて再鑑定すべきですね。


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