少しブログを書けないでいる。それは、民主党政権が成立するのにあまりデータがない。雑誌も手が回らないのかこの変動を取材や分析したものがない。特に「アエラ」がひどい。何しろ8月31号は「母が作った鳩山由紀夫 半世紀ぶりに首相を出す一族」なのだ。
http://www.aera-net.jp/summary/090831_001098.html 
その後も9/7号 民主党政権 で選挙状況、9/142010参院選予測
 本当に取材し分析する気がない。

ところが、かといって、ほかのことを書くのにはこれだけ大きな政治的変動が起きたのに、と打つ手が止まってしまうのだ。

 ということで、とても気になる発言を。

 岡田民主党幹事長が、6日のNHKテレビで、福島みずほ社民党主、亀井静香国民新党代表代行の目の前で、民主党が衆院選マニフェストに掲げた衆院議員の比例代表定数80削減について、
「比例中心だと第3党が主導権を持ち、かえって民意がゆがめられる。若干の比例を残し、ダイナミックに政権が代わる小選挙区を中心にした制度がいい」と述べて、あくまで削減する考えをのべた。

 比例定数の削減には、同党と連立政権に向けた協議をしている社民党が反対しているが、岡田氏は続いて「(削減は)多くの国民の共感も得ており、簡単には変えられないと発言した。

 誰が多くの国民が共感している。いい加減なことを言うんじゃないよ。勝たせすぎたと不安を言っている国民も多い。
 この岡田幹事長の発言は巨大与党になったからと専制化を目指すという姿勢である。そんなことならあっという間に没落だろう。

 岡田幹事長は民主主義とは投票したときの議員数だけだと思っているのだろうか。最悪の発言である。
 だいたい誰がいま完全または比例代表中心制に移行しろと言ったのだろう。
それを比例代表制中心のことに突然すり替え、第3党が主導権を持ち民意がゆがめられると言いつのる。政治家としてあまりにも恥ずかしい態度である。

 小選挙区で政権交代というなら既に実現し、利権政党の自民党は党の基盤も含めて衰退した。これで役割は終えたのではないか。それに今回選挙でも300小選挙区合計で約3270万票、実に46.3%が死票と化した。これはまさに民意のゆがみではないか。
 中選挙区かドイツ型の比例区中心の比例代表併用制にすることを論議するべきだと思う。比例代表中心の場合は政権成立への議会が委任する形式での調停制度など第3党が過度に主導権を持たない工夫を検討すべきだと思う。比例中心の各国はそういう何らかの制度が現にある。

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【2009/09/08 23:55】 | 政治・経済
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Re: 第3党ができる、社民主義政策の自覚的追及を
奈良たかし
> 二大政党制のための比例区定数の削減は大反対です。

愛てんぐ様 いつも見に来ていただいてありがとうございます。
 それは私も反対です。

>小選挙区制でなくても、民主主義の先進国では、基本的に二大政党もしくは二大政党グループになります。

比例代表制の国では少数政党も生まれますが、第3党も大きくなりそうならないのでは。それに小選挙区のイギリスでも第3党の自由民主党が総選挙で95年に16.8%、2005年、得票率22.7%と大きいのです。議席は小選挙区のせいで低いですが。

> 庶民のための社民主義(中道左派)と金持ちのための自由主義(中道右派)です。
> 小選挙区で右から左に、左から右に大きく動くのは、国を不安定にし、民意でもありません。
> 人口構成からみて、中道左派が主流になるのが至極当然で、それに中道右派の意見を加味するというのが適当だと思います。
> 日本でも、ようやく全産業へのバラマキができなくなって、庶民代表と金持ち代表に別れつつあります。
> 社民主義の国民が育ってきたなら、小選挙区制の役目は終わり、民意を正確に映す完全比例代表制に移行すべきと思います。

 社民主義的な政策は、土建政治にバイアスしていましたが社会利益の再分配を自民党はやっていて世界でも特異な保守党でした。コイズミ構造改革で土建政治が終わったとき今度は極端な財界主導の政治が展開され、国民の多くが路頭に迷う恐ろしい格差社会となりました。

 でも国民はかつて社民主義的な政治がおこなわれていたという認識がありません。もっと国民が社会民主主義政策を自覚的に必要だと認識してもらわねばなりません。


愛てんぐ
奈良さん、皆さん、こんばんは
お久し振りです。
二大政党制のための比例区定数の削減は大反対です。
少数意見を無視するのは民主主義ではありません。
差が増幅する小選挙区制は、民意を勝ち組だけにする、民主主義を否定するものです。
少数選挙区制でなくても、民主主義の先進国では、基本的に二大政党もしくは二大政党グループになります。
庶民のための社民主義(中道左派)と金持ちのための自由主義(中道右派)です。
小選挙区で右から左に、左から右に大きく動くのは、国を不安定にし、民意でもありません。
人口構成からみて、中道左派が主流になるのが至極当然で、それに中道右派の意見を加味するというのが適当だと思います。
日本でも、ようやく全産業へのバラマキができなくなって、庶民代表と金持ち代表に別れつつあります。
社民主義の国民が育ってきたなら、小選挙区制の役目は終わり、民意を正確に映す完全比例代表制に移行すべきと思います。
小選挙区制で一院制は極めて危険です。
憲法改正も一気です。

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