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 つい、1年前まで韓国の最高権力者だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が、自宅近くの岩山で崖から飛び降りて自殺した。

 前大統領は権良淑(クォン・ヤンスク)夫人が100万ドル(約1億円)や長男建昊(ゴンホ)氏、実兄や元側近が500万ドル以上を後援者から受け取っていたことで、最高検察庁が婦人や実兄を逮捕すると共に前大統領本人も5月30日に事前聴取されたばかりだった。今回の前大統領の自殺は長引く捜査に追いつめられてのことだと思われる。死亡時刻は9時30分。文在寅(ムン・ジェイン)元大統領府秘書室長が、「遺書を残して自殺」と11時に確認した。

 盧武鉉前大統領は遺書に、「あまりにも多くの人たちのお世話になった。わたしのために多くの人が受けた苦痛はとても大きい。これから受ける苦痛も推し量ることができない。余生も他人の荷物となるしかない。健康が良くないので何もすることができない。本を読むことも、文章を書くこともできない。あまり悲しむな。生と死はすべて自然の一部ではないか。すまないと思うな。誰も恨むな。運命だ。火葬にしてくれ。そして家の近くに、ごく小さな石碑を1つだけ残してくれ。長く考えた末の考えだ。」(世田谷通信)とパソコンに書き残した。

 検察は、盧前大統領側の捜査を打ち切った。

 しかし、韓国では朝鮮戦争以来の戦時体制の下で大統領に権限が集中し、最高裁判所長官ですら大統領が指名している。またそのためまず大統領になると親族に誘惑の手がのび、その中で大統領も腐敗の渦に巻き込まれ、民主化以後も大統領の職を退いた後に必ず司法側から訴追や取り調べを受けている。実際の本人の腐敗は全斗煥と盧泰愚前大統領の二人のみだが、後は家族が狂うのだ。韓国は儒教の伝統で目上への敬意と家族結合が強い国だ。ところが親族に強大な権力者が出ると逆作用が始まる。

 全斗煥大統領の実兄も弟の退任後に収賄で逮捕されたが、全斗煥はクーデターで実権を掌握した後で大統領になったが、兄は全く普通の人だった。ところがある日弟が大統領になってそれ以後あらゆる誘いの手が来たそうであっという間に感覚がおかしくなり収賄に手を染めてしまった。現実に影響力を与えることができたそうだ。
 全斗煥前大統領は政治背資金の着服で罪に問われた。その後、また盧泰愚前大統領と共に光州での民衆殺戮の責任を問われた。ただし民衆への軍事制圧の責任を問われるのは仕方ない。
 しかし、金の問題についてはもっと軍事以外の権限を分散しない限りこういう悲劇は無くならないのではと思う。

 盧武鉉大統領は韓国慶尚南道の貧しい農家出身で高卒だが司法試験に挑戦して弁護士となった。弱者保護を掲げて弁護活動を展開し有名弁護士になり、福祉政策充実をあげて政界入りした。全斗煥前大統領の不正蓄財疑惑追及で名を上げた。そして金大中大統領の後継者として格差是正を旗印に大統領候補になった。そしてネット世代に支持されネット政治運動の中で大統領へと上り詰めた。
 しかし、大統領当選後に手のひらを返すように新自由主義政策に転換し日本以上の格差社会をつくって大きな裏切りの声と失望を招いた。

【速報】「ノ・ムヒョン前大統領が死亡、自殺か」(世田谷通信)

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/05/post-aca3.html

韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(62)が、23日、登山中に死亡したことが分かった。前大統領は、23日の早朝から慶尚南道金海市の自宅付近の山を登山していたが、午前6時40分ころ、崖から滑落して頭部に重傷を負い、病院に搬送されたが死亡が確認された。現場の状況などから、慶南警察庁は自殺の可能性が高いとして慎重に捜査している。前大統領は、600万ドル以上を後援者から受け取った収賄罪の容疑で事情聴取を受けており、逮捕が間近と言われていた。(2009年5月23日)

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【2009/05/23 12:18】 | 政治・経済
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