近鉄桜井駅構内で同級生に殺された関西中央高等学校の浜田知哉さんの葬儀が8日に執り行われた。知哉さんのお父さんの言葉から、なにかあったのだが問題は置き去りにされていたようだ。

 今のところ関西中央高校の側は、学校名をメディアから消すのに必死で、フジサンケイ系のネットサイト「iza」などからも当初学校名が出ていたのに消えてしまった。学校の問題点を洗い出すとか教育的配慮をするとかいうよりは、経営サイドの対応ばかりである。

WEB停止中の学園経営者と校長の冒頭文も末尾に掲載しておく。たしかに私立学校でつぶれるのは嫌なのかもしれないが、学校として最悪のことが起こったのだから、どうしていくかもっと考えてほしい。
 経営トップの冬木理事長は行政とも近しい存在だからそういう力で抑え込もうという発想になる。しかし逃げ回るばかりでは何もならない。
 


桜井の同級生刺殺:浜田さん葬儀 同級生ら抱き合い涙 /奈良

http://mainichi.jp/area/nara/news/
20090709ddlk29040560000c.html


◇父親「時々思い出して」
 桜井市の近鉄桜井駅で私立高校3年の浜田知哉さん(18)が同級生の男子生徒(17)に刺殺された事件で、浜田さんの葬儀が8日、同市内の葬祭場で営まれ、親族や同校の生徒ら約160人が参列した。浜田さんと家族が収まった写真が飾られ、生徒たちは順番に焼香し、抱き合って涙を流す姿も見られた。

 父光市郎さんは「事件が起こった根本的な原因が明かされず、昨年以来、このようなことが起こってしまうまで、問題が置き去りにされていたことに到底納得がいきません」と話した。

 また、浜田さんの事件当日の様子について「母に手を振り、にこっとして学校に出かけた」と振り返り、「一番残念なのは本人だと思う。知哉の命は戻らないが、時々思い出してやって下さい」と締めくくった。

 県警によると、男子生徒は通夜があった7日夜、正座して葬祭場の方向を向いてうなだれていたという。【上野宏人】



  教え子の熱い願いに応えて、自宅において歩みを開始して以来、早や学園は62年の年月を重ねて参りました。
その間、女学院、高校、短期大学、幼稚園そして大学とひたすら教育の道一筋の歩みを続けて今日に至っております。
  関西中央高校も昭和39年女子高校として創立以来、多数の有為な女子を輩出しつつ、更なる発展を期して平成11年度より男女共学校として、新しい夢と希望を抱いて充実した道を歩み続けている今日であります。
「徳をのばす・知をみがく・美をつくる」の建学の精神は、本学園の教育の理念であり、幼児教育から高等教育迄の一貫した道標として遵守して参りたく存じます。
  万葉の息吹漂うこの緑の丘に位置する関西中央高校での出会いが、生徒達の人生にとりまして輝かしい出発でありますことを心より願っております。

学校法人 冬木学園
理事長 冬木智子


高校創立45周年を迎え、関西中央高等学校は、従来よりの特別進学コース・スタンダ-ドコース・アスリ-トコ-スに加え、新たに畿央大学コ-スと、情報・表現コ-スを設け、学園の理念である社会に役立つ人材の育成を目指し一層発展することになりました。
  畿央大学コ-スは、本学園畿央大学と高大連携を強化し、7年一貫教育を実施し、将来、小学校・幼稚園・保育所の先生や看護師のスペシャリストを目指す目的意識を明確にしたキャリア意識の高いコ-スです。
 また、表現・情報コ-スは、今社会で最も必要とされているコミュニケ-ション能力を育成するコ-スで、情報社会にも対応できる確かな力も身につけます。
 本校の生徒たちは今、それぞれの夢に向かって学習に部活動に励んでおり、力強いエネルギ-で満ち溢れています。この頑張りが、国立大学や畿央大学はじめ難関私立大学への合格、野球部の春季奈良県大会準優勝・ソフトテニス部・剣道部・バトン部等の輝かしい活躍へと繋がってまいりました。
 冬木学園は、創設者冬木智子理事長が「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」を建学の精神とし、個々に敬愛の念を持ち、お互いの幸せを願える人格の形成こそが教育の根本であるという強い信念のもとに創立されました。
  目指すべき教育の目標は、「建学の精神のもと、好奇心、探求心、創造性を持った自立と社会に貢献出来る人材を育成する」ことです。
  さあ皆さん、1000日の高校生活を満喫しながら、未来への確かな展望のもてる高校生活を送りませんか。私たちは全力で君のサポ-トをしていきます。
関西中央高等学校
学校長 藤本眞喜子


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【2009/07/09 23:55】 | 社会、考えたこと
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事件を風化させてはいけないと思います
通りがかり
この学園の理事長一族の方に聞いた話ですが、この一見おとなしそうに見える理事長さんは、権力争いで内外問わず人を死に追い込んできた、奈良の大変な権力者なのだそうです。
そういえば、理事長のご親族にも、この加害少年のように逆切れして~という人を存じております。
そういう教育方針の学園という事でしょうか。
被害者とそのご遺族の方の無念が報われるよう願っています。

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 奈良県桜井駅構内同級生殺人事件のエントリ2を書きました。
http://isiki21.blog45.fc2.com/blog-entry-354.html

 あまりに近くで異様な殺人事件が起きると、頭が真っ白になってもう論評するのが難しくなることがわかった。なかなか言葉が出てこないのだ。なぜ、なぜとただ思う。

 7月4日朝にJRと私鉄の近鉄の総合駅で、近鉄大阪線桜井駅で、桜井市内の私立関西中央高等学校3年生の浜田知哉さん(18)が中学2年からの友人で現在も同級生(17)に包丁で刺殺された。なお、浜田さんは桜井市西隣の橿原市在住。
私立関西中央高校公式ホームページ(停止中)
http://www.kch.ed.jp/

 殺した理由も最近言うことをきかないからと述べている。昨年の9月から仲が悪くなったと供述。3月にはこの殺した同級生から浜田さんが暴力を受け、担任教師に相談して同級生は指導を受けていたとのこと。それから6月から殺してやろうと機会を狙っていたそうだ。包丁は近くのホームセンターで、2、3日前に買って朝からカバンに忍ばせて自宅を出た。

 理由も、不可思議ですべてがわからない。

 私も若いころ人付き合いは下手だった。まあ、今もうまいとは言えないが。でも殺してやろうなどという感覚などどこにもない。

 戦前は少年による殺人や学生による身近な殺人などが頻発していたそうだ。これは、社会の人を受け入れる大きさが関係しているのだろうか。とても原因を知りたくなる。

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桜井の同級生刺殺:「駅で…」青ざめる乗客 駅員、制服脱ぎ止血 /奈良
 ◇「助かってほしかった」肩落とす 毎日新聞 2009年7月5日 地方版

http://mainichi.jp/area/nara/news/
20090705ddlk29040261000c.html


 「多くの人が利用する駅で、こんな事件が起きるなんて」--。朝夕に制服姿の高校生たちであふれる近鉄桜井駅で4日朝、高校生が同級生を刺殺するという衝撃的な事件。通勤や通学で日常、同駅を利用する乗客や、周辺住民らは青ざめ、驚きや不安を訴えた。

 普段は静かな駅一帯の上空には、報道各社のヘリコプターが数機旋回。一時、周辺は物々しい雰囲気に包まれた。現場となったホームでは午前中、付着した血を洗い流す駅職員の姿も見られた。

 近鉄によると、事件発生直後、血を流している浜田知哉さん(18)に自らの制服を脱いで止血を試みた駅の助役(59)は「助かってほしい一心で、止血しようと押さえた」と話していたという。浜田さんに意識はなかったが、少し身動きするような感じがあったといい、浜田さんが亡くなったことを知ると「何があっても助かってほしかった」と肩を落とした、という。

 同駅に隣接する書店の女性店長(28)は「午前8時20分ごろ、店に出勤すると、大勢の警察官が駅の改札口へ駆け込んでいった。その後も激しく出入りを繰り返していて、不審物でも見つかったかと思った」と、事件直後の状況を語った。また、駅のホームで電車待ちをしていた桜井市内の男子大学生(22)は「この駅で、こんなトラブルは聞いたことがない。電車に乗るのに刃物を持ち歩いていたのだろうか」と驚いていた。

 橿原市内の浜田さんの自宅周辺の住民も、一様に衝撃を受けていた。子どもが浜田さんと中学の同級生という橿原市内の男性会社員は「(浜田さんは)中学生のころ、時々遊びに来ていただけに驚いた。丁寧な言葉遣いの子だったのが印象に残っている」と話した。また、近くの主婦は「(浜田さんは)おとなしそうで穏やかな子というのが印象だった。どう言ったらいいのか、言葉が出ない」と動揺しながら話した。


高3男子が駅で同級生刺殺、ホームで待ち伏せ…奈良
容疑で逮捕
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/
20090704-OYO1T00613.htm?from=top


 4日午前8時頃、奈良県桜井市桜井の近鉄桜井駅名古屋行きホームで、同県橿原市山之坊町、私立高校3年の浜田知哉さん(18)が、同じ高校に通う3年生の男子生徒(17)に、腹と背中を包丁で刺された。浜田さんは病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡した。生徒は駆けつけた桜井署員に殺人未遂容疑の現行犯で逮捕された。同署は殺人容疑に切り替えて調べている。調べに対し、生徒は「最近、浜田さんが約束を守らず、学校での僕への態度に腹が立っていた。殺すつもりで、包丁で刺した」などと供述しているという。

「学校での態度腹立った」
 発表などによると、2人は同県桜井市内にある高校の同じクラスで、中学も同級生だった。

 この日、高校は期末試験の最終日で、2人は登校途中。ほかの生徒と一緒に同じ車両に乗っており、最寄り駅の近鉄桜井駅で降りた直後、生徒が包丁(刃渡り約16センチ)でいきなり、浜田さんの腹部1か所、背中2か所を刺したという。浜田さんの死因は失血死で、腹部の刺し傷が致命傷だった。

 調べに対し、生徒は「同じ車両に浜田さんが乗っているのを見て桜井駅で先に降り、ホームの階段付近で待っていた。浜田さんが通り過ぎたところ、背中を刺した。振り返ったので、おなかを刺した。刺した回数は覚えていない」などと供述。同署は確定的な殺意があったとみて、動機などを詳しく聞く。

 生徒は最近、凶器のステンレス製の包丁をホームセンターで購入し、「買った後、自宅においていたが、今日、使うために持ち出して、ケースのまま通学かばんに入れていた」と話しているという。

 通報を受けた同署員が約10分後、現場に駆けつけたところ、浜田さんはホームの中央で、うつぶせに倒れていた。少し離れたところで、生徒が立ちつくしていた。足元に包丁が落ちており、同署員が事情を聞いたところ、「顔を見たから刺した」などと話したため、その場で逮捕した。

 2人が通う高校は試験終了後に全校集会を開き、生徒に事件の概要を説明したという。副校長は記者会見し、「2人の間のトラブルについては、警察の捜査にもかかわるので、発言を控えたい」などと話した。(2009年7月4日 読売新聞)


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【2009/07/05 23:16】 | 社会、考えたこと
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 一躍注目を浴びたロシア映画「十二人の怒れる男」を見た。今、問題の裁判員制度との関係で、引きつけたのだ。あんな風にやるのかなんて。

 殺人で告発された若い男が被告だ。
 ロシア映画ということで現在のロシアの矛盾や混乱が出てくる。被告の男性はチェチェン生まれで少年の頃、攻めてきた(配備された)ロシア軍将校にあって養子となった。殺害されたのは何とその将校なのだ。養子の少年が目撃証言と共に疑われ告発を受けたのだ。

 3日間にわたる法廷での論告と証拠調べの後審議に入った。
 裁判所の部屋が改装中なので隣の学校の体育館を借りる。

 始まるとすぐにチェチェンの奴など人など平気で殺す連中だからすぐ決まるので結論を出そうと挙手で決を取る。
 そうすると年配の男性が一人だけ「彼は一生刑務所に閉じこめられる。そんなにすぐ決めていいのか。」と無罪に手を挙げる。ロシアでは死刑は廃止されている。

 他の人は出張や、これから仲間と興業に行く人など用事がある人が多くて不満だらけとなる。
 それで逃げだと言われながら、再度今度は彼以外が投票で決を取ってそれで全員が有罪なら自分も努力はしたと納得すると言った。
 ところが、一人無罪の人が出るのだ。少し疑いを持つようになったと。

 そして長い話し合いが始まり、証拠調べや証人二人の証言の再現なども行われる。それでおかしなところが出てくるのだ。もともと最初に言っていたチェチェン人だからと言う偏見がすべてを覆って検察だけでなく弁護士まで熱心でなく、おかしな取り調べや、証言の検証がいい加減であることがわかってくる。そしてロシアの資本主義のギャング化がわかってくる。そしてやむを得ずなったはずの陪審員たちは次々と変わっていく。

 最初はいい加減だった陪審員たちは少年のこれからを考えていくのだ。

 だがそれを含めてどうするか。結論になる。

 なかなか深くてやはり現代化としては出色の出来映えではないか。

 ただしである。それでもヘンリー・フォンダの出たアメリカ版の方がいい。というのは私が古い人間のせいか。あまりに劇的演出が効き過ぎて嘘くさいのだ。

 もう一つ、日本では裁判制度では裁判官と一緒の審議になるし、死刑まで存続している。それでかなり混乱が予想される。裁判官の言いなりでは何のための裁判員導入かわからないが、重罪の手間のかかる裁判も、裁判員のために数日でと急ぎすぎて、冤罪だらけになる可能性もあるのだ。
公式サイト
http://12.hex-pic.co.jp/


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【2009/04/20 20:15】 | 映画
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