オバマはユッカマウンテン核廃棄物処分場予算を凍結する

ロイター通信(英語)
http://planetark.org/enviro-news/item/52776

 1987年に策定されたネバダ州ユッカマウンテンでの1億9千7100万ドルを費やす核廃棄物処分場計画でしたが、オバマ政権は予算(2009-2010)を凍結し、計画そのものを撤回する方向で専門家会議を設置する、とエネルギー省長官は発表しました。

 このユッカマウンテンに持ち込める商業原子炉の使用済燃料は、最大で6万3,000トンの計画でしたが、既に米国各地に5万5,000トンも貯まっており、2010年までにユッカマウンテンの計画量に達する予定でした。

 1987年の計画後に、エネルギー省によって、処分場に適しているかどうかを判断するための調査が1988年から実施され、2001年に報告書がまとめられました。2002年には、エネルギー省長官がブッシュ大統領にユッカマウンテンを処分サイトとして推薦し、大統領はこれを承認し、連邦議会に推薦しました。その後、ユッカマウンテンを処分場に指定する合同決議案が連邦議会両院で承認され、大統領がこれに署名し、ユッカマウンテンが処分場として選定されました。2017年の処分場操業開始を目途として、2008年6月の処分場建設許可申請に向けて準備が進められていました。
 この長い既成となった計画を多くの難問を跳ね返して覆そうとするエネルギーがすばらしいと思います。すごい、ほめたたえたいです。

 核廃棄物処分場は、数百、数十年という単位で必ずそこの住民に甚大な被害を与えます。たとえアメリカのような広大な国土のところでもです。ましてや日本のような狭小で変動激しいところではなおさらです。

 なお、今回ロイター通信の記事は、先住民族のことに一言もふれていませんが、先住民のウェスタン・ショショニーが長年、反対運動を展開してきた核処分場計画です。

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【2009/05/10 22:33】 | 原子力
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