元阪神タイガース選手の掛布雅之さん(54)が、自宅競売決定で立ち退きの危機となったことが、4月13日判明した。現在は野球解説者、その大阪府豊中市の自宅が、兵庫県尼崎市の金融機関が競売を申し立て、大阪地裁が競売開始を決定していたのだ。

 掛布さんには飲食事業の失敗などによる多額の借金があるようだ。それで、昨年9月には借入金を巡る訴訟で約1億5千万円の支払いを命じる判決を受けている。

 私は野球は見ないが、掛布選手引退の際にスタンドに「夢をありがとう」の横断幕が掲げられ、それを見た掛布さんがさんざん不調の時ファンからやじられていてずっと嫌な気持ちがあったのに、本当にここまでやっていてよかった、と語っていたことを思い出す。

 しかしだ。野球関係やスポーツ事業の失敗ではなく、「飲食事業の失敗」で1億5千万円の借金とは。

 藤田まこと氏の奥さんによる過去の京都嵐山の焼肉店の失敗、それに続いての最近の破たんなど、飲食事業により有名人が巨額の負債を抱えることが増えている。
 しかし、よく考えれば変な話で、藤田まことさんは俳優、掛布さんは元野球選手で現解説者。何の関係もない分野に手を出して失敗している。

 確かに成功している人は、松本紳助など数人いるがそもそも経営能力がある人だけだ。いくらなんでも素人が突然日銭の客商売、中でも困難な飲食事業に手を出して成功するわけがない。
 これで考えるのは、20年以上前、あるタレントの経営する飲食店が破たんしたと伝えられたときに、ちょうどその夜の生番組に出演していた当のタレントが司会に聞かれて、「あれは名義貸しで実際の経営や負債に一切関係ないので大丈夫です」と答えたのだ。

 当時は何年間もの期間にそういう倒産が数件あったが、すべて名義貸しで本人には害は及ばなかった。つまりは本人は名義貸し料をもらっていただけなのだ。

 ここからわかるのはそういう飲食業のようなことをあっせんする会社が存在するということだ。そして過去の名義貸しでの倒産の被害を被ったことで、どうやら今はタレントや有名人に対して自ら経営するように持ちかけ、昔とは逆にコンサルタント料を得ているのではないか。
 その結果として有名人たちは営々と築き上げてきた名声や財産を失う結果に陥っているわけだ。

 かつてのシブがき隊のメンバーであった本木雅弘さんは、結婚愛児誕生を経て、生命を考えるようになり、原作に出会って映画「おくりびと」の企画を提案して実現し主演も務めた。

 スポーツでは日本メジャー選手の先導役となった野茂英雄選手が現役時代からスポンサー探しもして若手育成のためのスポーツクラブを運営し、高い評価を得ている。

 そこまでいかなくても、自分を高め投資することで新たなステータスを切り開いている芸能人は多い。

 貫地谷しほりさんは、週一回演技のレッスンを受けてみてもらい指導を受け、現在のような演技で定評がある役者になった。

 
 田中麗奈さんは、英語と中国語のレッスンをずっと続けている。最初の連続テレビドラマ出演は中国で、そのとき友人となった女優とは中国語で日常会話が電話でできるようになった。

 みんな夢をかなえるために、他者に夢を与えるために自分を広げている。

 掛布さんやその他の方にお願いしたい。どうか夢をかなえてほしい。夢は今も続いている。自分のこれまでやってきたことを展開するなかでそれを実現してほしい。

 皆さんの夢は、飲食業で日銭を稼ぐことでは絶対にないはずなのだ。

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【2010/04/19 15:23】 | タレント・芸能人
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