自民党というのは大きな反動的な政策を打ち上げようというときは部会などで若手で少し名の売れた議員に意味を込めて打ち出したりします。これで無視されたり反発を食らえば引っ込めますが、少し世論の反応が良ければ大変で基本政策の変更として大きく出てきます。今回は、まあそういうときの事前の撒き餌なわけです。

 その典型をやっていて、敵地攻撃を4月6日の自民党外交、国防両部会などの合同会議という少し華を持たせた場で、「北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、発射基地への先制攻撃を想定した自衛隊の「敵基地攻撃能力」保有を議論すべきだとの意見が相次いだ。
 山本一太参院議員は「対北朝鮮に関しては、自衛権の範囲内での敵基地攻撃を本気で議論することが抑止力につながる」と主張。土屋正忠、鈴木馨祐両衆院議員も「精力的に議論する時期に来た」などと同調した。 」(時事通信社)とやったわけです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090406-00000166-jij-pol

そして翌日の今日、浜田防衛相までが。

敵基地攻撃論 「議論が重要」 浜田防衛相
2009年4月7日 東京新聞夕刊

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/
news/CK2009040702000233.html


 浜田靖一防衛相は七日午前の参院外交防衛委員会で、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射したことで自民党から敵基地攻撃論が出ていることについて「政治的な判断が必要であり、国会などで幅広い議論が重要だ」と述べ、議論を進めるべきだと主張した。

 浜田氏は「現時点では、敵基地に軍事的に有効な攻撃を行うことは極めて困難だ。日米間の適切な役割分担でわが国の平和を期することにしている」と述べ、現時点では米軍に攻撃の役割を求める政府の立場をあらためて説明した。




 でもこれって戦争をやろうというわけで日本を全く変えてしまおうということなのです。国民を完全に舐めています。
 そういえば2006年7月5日の同じ北朝鮮のミサイル実験でごちゃごちゃ言い始めたもので、まあ元は、「日本が誘導弾などで攻撃された場合、防御するのに他に方法がない限り、敵の基地をたたくことは自衛権の範囲に含まれるという論理。1956(昭和31)年2月29日に鳩山一郎内閣(船田中防衛庁長官)が示した」のが最初ですが、これは完全な方針ではなくてまだ意見として述べたのを何回も蒸し返しているのです。

 日本が専守防衛を取っていて攻撃はアメリカが分担していて、自衛隊は攻撃武器を持っていません。
 言っときますが、どこからか攻撃しようとしたら、世界最大の軍事大国である米国のミサイルが見舞われることを覚悟しなくてはなりません。具体的にいえばまずは横須賀のトライデント潜水艦のミサイルが発射されます。

 だから言いたいのですが、ふざけんな、おととい来い、と。
 戦争屋ばかり張りきっても仕方ありません。

 もう少し日本を考えるまともな政治家は自民党にもいないのでしょうか。

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【2009/04/07 23:57】 | 政治・経済
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