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 小沢一郎が、1994年に自社さ政権が成立して野党になった以後、公共工事での国への影響力はなくなった。しかし、大きな影響力のあるものが残っている。それは小沢一郎と新進党が擁立した二代にわたる岩手県知事である。このうち増田前知事は現在、総務相で入閣している。達増拓也知事は現職である。この岩手県知事への公共事業の働きかけというのが、小沢一郎に残された唯一のルートなのだ。

 しかし、増田前知事がそういう働きかけがないと今回、地方紙「岩手日報」で証言した。

●増田寛也 1995年~2007年 任期満了により退任(四選不出馬)  岩手県知事新進党幹事長の衆議院議員小沢一郎に担ぎ出され、官僚を辞して立候補。ただし1999年 同再選以後本人の発言では「知事の2期目からぎくしゃくして、話す機会はほとんどなかった。そもそも、行政運営には関与しない-というスタンスだったと思う」

●達増拓也 1996年(平成8年)の第41回総選挙に新進党から出馬して初当選。当時「小沢チルドレン」のなかでも小沢の最側近。
2006年4月8日 - 前増田知事不出馬で立候補、(無所属・民主党推薦)当選。

 たしかに増田前知事とは2期目から関係は悪くなった。増田知事は任期前半に公共投資を積極的にしている。後半は小泉政権による公共事業縮小の時代で、うってかわって2003年の選挙で、「2年で公共事業を30%削減する」との公約を掲げて3選を果たしている。しかし、仲が壊れたのは2期目の始め頃なので、公共投資削減が小沢との仲が悪くなった原因ではない。

 しかし、関係の良好なときも、公共投資をめぐっての働きかけは、できるときでさえしてないのだ。
 今も関係は復活されていないはずなので増田総務相が嘘をつく必要はないと思う。
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追記(09年3月14日)
 少し言葉が足らず理解できなかったみたいなので追記しておく。

 もちろん政治家が仮に知事にあいさつに行って"特定の業者名"を上げてよろしくと言ったら問題だ。

 しかし、そんな下手なことはしない。現実に訪問すらしてないようなのでこれもないが、通常のあいさつと政治状況などの意見交換をした後で、最後にたとえば「県内の中堅ゼネコンでも仕事が無いようなのでご配慮願いたい。」と一言だけいう。それで企業名は出さず帰る。これはただの県内の状況を見ての政治的発言だ。

 しかし、直後に中堅ゼネコンの業者が秘書担当課室にあらわれ、「アポはとっていないが政治家の○○先生の紹介だ。知事に面会したい」と言うのだ。5分ならと許され、そして県内の中堅ゼネコンが困っているので何とかお願いしたいと知事に訴えるのだ。これは何ら法律的に問題にはならない。
 翌日かその週にアポを取って訪問してもいいのだ。
 すべて偶然にすぎない、ということになる。

 というやり方をする。前知事の増田総務相はそういうことがなかったといっているということなのだ。現内閣の一員がそういう証言をするということは軽いことではないと思うが。

 知事が、業者に会うのだろうかと思われる方もおられるだろう。答えは合う。昔はもっと頻繁だった。挨拶にも来ている。癒着していた業者は顔パスだったりする。
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 通常考えられているよりも、野党になったときの少なくとも1995年くらいから今まで小沢一郎公共事業には関わらないスタンスなのではないか。それは当時新自由主義に傾いていたことと無関係ではないだろう。また民主党に合流した後は、仲のよかった建設企業がつぶれ組合政治家に転身したせいだろう。

西松との関係を否定 献金問題で増田前知事
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岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/
topnews.cgi?20090310_1


 【東京支社】西松建設の巨額献金事件で、前知事の増田寛也氏は9日、岩手日報社の取材に答え、知事在職時代について「関係者との面識や付き合いは全くない。(公共工事をめぐり)働きかけを受けたこともない」と全面否定した。

 同社は1996年度から2005年度にかけて県内で14件の国・県発注工事を受注している。当時現職知事だった増田氏は「会社関係者や、(公設第一秘書が逮捕された民主党代表の)小沢一郎氏の関係者から、働きかけや照会を受けたことはない」と説明。

 「個別の工事で知事のもとになんか来ないだろうし、県は(発注業者の選定過程で)入札を実施しているから(便宜を図るのは)無理だ」と述べた。

 逮捕された小沢氏の公設第一秘書、大久保隆規容疑者とは「秘書になってから、会ったり、話をしたことはないんじゃないか」とし、小沢氏との関係は「知事の2期目からぎくしゃくして、話す機会はほとんどなかった。そもそも、行政運営には関与しない-というスタンスだったと思う」と語った。(2009/03/10)

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【2009/03/13 12:30】 | 政治・経済
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