やはりこれだけ面白いドラマがなくなったのはオリジナル脚本を書ける人が少なくなったせいではないか。オリジナル脚本のコンクールの応募者が4割も減ったそうだ。それは漫画や小説など原作ドラマや映画ばかりやっているせいだ。オリジナル脚本のドラマは立ち上がりが遅いし、こけたらアウトでリスクが高い。その点、原作ドラマはもともとのファンが見てくれるし、外す可能性は低い。
ところが春からの新ドラマは半分以上はオリジナル脚本だ。ドラマ化出来る漫画のタネが少し尽きたらしい。
なにを言ってる、もっと探せといいたいところだが、とりあえずいい方向だと思う。
期待作は
フジテレビ
「アタシんちの男子」堀北真希主演、脚本:武藤将吾
http://www.fujitv.co.jp/atashinchi/
「BOSS」天海祐希主演、脚本:林 宏司
http://wwwz.fujitv.co.jp/BOSS/index.html
NHK
「遥かなる絆」脚本:吉田紀子 原作はあるが中国残留孤児の娘の手記をドラマ化。
http://www.nhk.or.jp/drama/
dramalist/kizuna.html
「ゴーストフレンズ」福田沙紀主演、脚本:高橋留美 他 見たが、少し軽いなと思う。「QED証明終了」のほうがよかった。
http://www.nhk.or.jp/
drama/dramalist/ghostfriends.html
なお、漫画原作ドラマなら、故杉浦日向子 の「百日紅」(さるすべり)をぜひしてほしい。葛飾北斎と娘お栄のお話だ。時代劇と妖怪幽霊が混然とした傑作なのだ。制作はもう困難極めるだろうね。でも見たいのだ。
ちなみに、「この2年くらい」というのは「のだめカンタービレ」より後ということだ。上野樹理の、のだめを愛している。だから「ラストフレンズ」の岸本瑠可役になじめないし(かっこいいとは思う)、ドラマもDV、自殺とイタクて私としては評価できないのだ。
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