でも、日本でも沖縄高江のヘリパッド建設反対米国大使館デモで、大使館への申し入れの際に、ただ歩道を歩いていただけの参加者二人が逮捕されてしまいました。
実にひどい。
アメリカ大使館が近づくと、人通りが少ない歩道上で突然に赤坂警察署の警官隊が市民の通行を完全阻止しました。
「通せ!」など声が飛び交う中、警官隊が市民2名を逮捕。
何もしてないのに見せしめとしか思えません。
転送・転載お願いします
■2.20アメリカ大使館前での弾圧に対する抗議声明■
2月20日15時45分ごろ、アメリカ大使館申し入れ行動の参加者2名を赤坂警察署が不当逮捕しました。私たち救援会は主催者から事態を以下のように把握し、強く抗議したいと思います。
沖縄・高江では昨年末から米軍ヘリパッド建設工事が強行され、2月は連日、沖縄防衛局が押し寄せ座り込み参加者がケガをする事態にまでなりました。そこで主催者の「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」らは1月から3回に渡って東京のアメリカ大使館へ抗議申し入れ行動を行い、2月20日当日は大使館の目の前を通り申し
入れするデモを計画していました。
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/
しかし東京都公安委員会が直前になって集合場所・デモコース・解散場所を全て変更する暴挙を行い、当日も異常なまでの警備体制をしき参加者への妨害や挑発を繰り返していました。そこで主催者は大使館への申し入れ行動のみに切り替えました。申し入れのアポイントは大使館に当日16時で取れており、赤坂警察も「大使館手前のJTビル前まで全員行って良い」と合意したからです。
ところがJTビル前に到着したところ、赤坂警察が参加者の行く手をふさぎ、いきなり「解散しろ」と圧力をかけてきました。そして参加者に襲いかかって2人を不当逮捕しました。
映像を見てください。1人目は道に押し倒され、髪の毛をつかんで引きずりまわされるなどの暴行を受けました。2人目も強引に引きずられて全身に擦り傷と打撲を負いました。その際2人目が逮捕容疑を問いただした所、赤坂警察は「理由なんて後で良いんだ」と法治国家を根底から否定する暴言を吐きました。市民の正当な権利である申し入れ行動を暴力で弾圧することは絶対に許されません。
不当逮捕後も赤坂警察は差し入れと抗議に行こうとした参加者を赤坂警察署の手前で何の法的根拠もなく2時間以上も止め続けました。ここでも赤坂警察は「また持ってっても(さらに逮捕しても)いいんだぞ」と脅しをかけてきました。そして弁護士が来ても、取調べは終わっているのに「取調べ中」とウソをついて1時間近くも弁護士の接見を妨害しました。そして差し入れすらさせませんでした。
アメリカ大使館は今回の申し入れ書の受け取りを拒否しました。これまでアメリカ大使館は赤坂警察と緊密に連携しながら、「申し入れの警備は全て赤坂警察に任せている」と発言しています。この不当逮捕の責任は赤坂警察とアメリカ大使館、ひいては沖縄に基地を押し付けて反対する全ての声を押さえつける日米両政府にあります。
何が何でも沖縄・高江に注目を集めさせないための弾圧であることは明らかです。
私たち救援会は不当逮捕に断固抗議し、二人の仲間を今すぐ釈放することを求めます。
おって救援カンパのお願いもお送りしますので、みなさまへの幅広い連帯を呼びかけます。
2011年2月20日 「2.20アメリカ大使館前弾圧救援会」
連絡先:ametaiq@gmail.com
(映像は停止されました)
http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/
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前回のエントリで「どんな法律違反でも起訴、逮捕すべきだという変な方もいるが」とか「今は東欧の秘密警察国家一歩手前で危ない社会になろうとしている。どうもブログ論壇でも分かっていない人が多い」にかちんときた方、ごめんなさい。別にあなたのことではないはず。でも法律が適用されるとか警察に縁の薄い善良な方々や、違反などテレビドラマでしか見たことがないということも多い。でも現実にすべての法律解釈権まで警察が持つとどうなるか。
たとえばあなたが道を歩いていた時に、ボールペンでメモしていてボタ落ちがひどくて、手が汚れてしまった。ちり紙で拭いたがそれで何とか取れたが、その拭いた紙をインクが付くのでポケットに入れるわけにもいかない。それですまないと思ったが道端に捨てた。そうすると警官に呼び止められた。
警官「なぜゴミを捨てるのだ」
あなた「すいません、拾います。」
警官「拾いますで済んだら法律はいらない、事情聴取したいので交番まで同行するように」
あなた「そんな馬鹿な、何だというのです。」
警官「「軽犯罪法」の第一条第二十七号 「公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者」にあたる犯罪の現行犯だ。」
あなた「かんべんしてください、これぐらいのことでひどいじゃないですか」
警官「何を抵抗しているんだ、条文のとおりだ、こないのなら連行する」と手を取ろうとする。
あなたは思わず振り払う。
警官「何をするんだ」
あなた「すいません、とっさに振り払ってしまいました」
警官「公務執行妨害で逮捕する。」
あなた「ええっ」
警官「刑法第九十五条 公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。」「条文のとおりだ。」
あなた「手を振り払っただけで暴行も脅迫も加えていません。」
警官「手を振り払って抵抗しただけで十分脅迫と暴行だ、解釈は警官である私がする。」(何とそういう逮捕例があります。)
逮捕されて調べられると友人の傘を持っていたことが分かり、窃盗罪が加わった。あなたは100円傘を借りただけでいずれ返すと思っていた、反論するが聞き入れられない。借りたというが3ヶ月以上経っていて条文のとおりだというのだ。
「刑法(窃盗) 第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。」
そういうことで起訴され懲役十年で判決が下ってしまう。公務執行妨害は軽微だということで情状酌量なのに新聞には路上で公務執行妨害で窃盗犯であるとさんざん悪く書かれた。しかも100円傘を借りた友人が盗難届まで出してきた。なぜこんなことになるのか。
警察は、友人等に聞きこみに行き、盗難届を無理強いするということもあります。
笑っているあなた。かつて過激派あいてにはには実はこんなことをしていたのだ。いっとくが殺人や爆弾魔ではないごく普通の相手にもだ。過激派って市民的自由を守るとか、権利擁護には疎くて、昔の本を見たら成田空港の反対で何でもない抵抗を公務執行妨害にされて逮捕されて拘留のまま1年も起訴もされず入れられたことを得意げに書いていた。こんな人たちではどうしようもない。
近いところでは、オウム真理教の信者がビルの駐車場にしばらく駐車しただけで住居侵入にしました。
非常事態だったから仕方ない。いやそうかもわかりませんがそれが私たちや政治家に向いたらどうなるのかということです。
しかし、いまや普通の人がそういう形でビラを撒きに入って、しかも注意されて回収までしたのに不法侵入で逮捕されたではないか。警察が勝手に解釈して、判断して法を適用するのが警察・検察国家なのだ。そしてそういう動きはどんどん進んでいる。ちり紙を捨てただけで逮捕されるという悪夢もいずれは現実になるかも。
警察・検察国家とは恐ろしいものであなたも人ごとではないはずだ。テレビドラマに出てくる警察とは違うし、テレビでは警察は何でもしてもいいようなドラマが多いが、現実にやられると恐ろしい話なのだ。
あなたも他人事ではないし、そういうことに反対するのは今の内だ。
民主党や小沢一郎の支持者では私もない。多くの人が違うと思うがその行方を心配するのは人事ではないからだ。
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