オバマがはっきりとおかしい。昨日陸軍士官学校で3万人の増派とNATOなど各国首長にも追加派遣を依頼している。米軍司令部によると作戦に必要な軍隊は後4万人。1万人足りないがそれは各国にお願いする形だ。そのうえで2011年7月には撤退するという。つまりはタリバンに大きな打撃を与え、カルザイ政権を盤石のものにしてから、国内治安を完全に任せてから撤退するという戦略なのだ。増派には1年で約300億ドル(約2兆6千億円)の費用が必要となる。

 しかし、オバマはすでにイラク撤退を決めてアフガニスタンで増加派兵して米軍だけで6万8000人、NATO加盟国など42カ国から5万人が駐留しているのに、アフガニスタンが少しでも安定したのか。タリバンの勢いが止まらない。

 最初にアフガニスタン派兵したときは、タリバンから解放してくれた米軍をイラクとは違い解放者として歓迎したのに、あまりにし烈な攻撃で次々と国民の中に犠牲者が出てどんどん敵に回していった。そしてやがて国内は反米へと傾きタリバンも復活してきたのだ。これを何ら再検討することなく再増派したら勝てると考えること自体おかしい。

 しかもあれほど犠牲者が出て米国への反発が高まっているパキスタンのトライバル地域への無人機攻撃を逆に拡大する方針だ。
 これは同国南西部バルチスタン州に拡大すると米紙が報じているのだ。パキスタンでは「事実ならパキスタン国内が騒乱状態になり、内政、治安は極度に混乱する」という懸念が高まっている。米国に協力的なザルダリ大統領と、攻撃に反発する軍トップのキヤニ陸軍参謀長との対立が決定的となり、同州での反米、反政府蜂起が確実視される。オバマ大統領は「アフガニスタン安定にはパキスタンの協力が不可欠」というが、むしろ、パキスタン情勢の混乱がひろがりアフガン情勢もさらに泥沼化させ、かぎりなく戦いと困難が広がっていく。

 これまではまだ「ブッシュの戦争」が残っていたが、これで、全面的に、「オバマの戦争」と化した。

 古くはベトナム戦争でもジョンソン大統領は増派と北爆の開始と攻撃の何回もの拡大で、何万ものアメリカ軍兵士の死、約60倍のベトナム人の死泥沼の中批判と反戦運動の拡大ま中で再選に立候補しなかった。

 そこまでさかのぼらなくとも前任のブッシュ大統領は、イラクに攻め入り、占領したのはいいが、治安の悪化で死者が続出し、安定のためだと追加派遣していっそうの泥沼に陥った。撤退方針を決めたのはオバマ大統領自身だ。
 そういう戦略だといって追加してもいっそう泥沼化するのは明らかではないのか。

軍事産業と政治の密接に結びついた軍産複合体の中でオバマのできることはこういう事しかないのだろうか。またもや多くの人が死にアフガニスタンの国土が荒れる。
多くの人が暮らしているのだ。戦場化した大地の中で子供は学校にも行けない。
アフガニスタンは戦争をやるためのシミュレーションの場ではない。人が生き生活している大地なのだ。それを完全に忘れている。

 中国やインドなど派遣してない国にもオバマは連絡すると述べたのに日本は入っていない。普天間名基地移転で日本が要求しているのでくだらない意趣返しだと思う。どんなにアメリカ寄りの新聞などのマスゴミが言っても日本は戦争に加担しないことだ。民生支援をどうするか難しいがやりぬくことだ。

 アフガニスタンの人々はまさしく毎日を戦場の中で傷つきながらやっと生きている。それを思い起こすことだ。

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【2009/12/06 23:22】 | 政治・経済
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 8年目の9・11である。

 ビン・ラディンの行方は未だわからない。これはブッシュ政権が政権維持のためサボタージュしているせいだという意見があったが、オバマへと政権が変わっても同じである。ビン・ラディンは人工透析が必要な体でそのくらい自由に逃げ回れる状態ではない。どういうことだろう。

  オバマ政権になって公約のとおりにイラクから撤退計画を進めアフガニスタンで増派して「オバマの戦争」と言われているが、それ以来米軍の死者が急増している。しかもタリバンの力をくじくことは全くできずに、その勢いがますます強まった。米国内の世論はついに9・11の原因ともなったアフガニスタンでの戦争も「継続する価値のない戦争だ」と51%が答えるようになった。これはいかにアメリカ人が戦争疲れしてきたかという証拠だ。

 しかも先月には運輸の列を米軍戦闘機が攻撃して70人以上の民間人の死者を出した。なんとこれを攻撃要請したのは米軍との協力体制でアフガン派兵しているEUドイツ軍であった。ドイツ軍現地司令官は、ドイツ軍基地にタリバンの危険が迫っている明白な情勢があったから攻撃要請したと述べている。反発が反撃を呼びますます泥沼化している。

 オバマもアメリカ的戦争中毒の中で軍事制圧しか考えられない。そして、結局は軍事で何も解決できないという見本を見せている。

 そして今や戦域はパキスタンに広がり、アフガニスタン国境沿いのパシュトン人の自治地帯を連日無人機で攻撃して無関係の民衆に多大の被害を出している。確かにビン・ラディンをかくまう第一候補なのかもしれないがこれはあんまりではないか。それでパキスタンの国民が反発しイスラム原理勢力が大きく勢力を伸ばしザルダリ政権すら怪しくなってきた。ちなみにオバマは選挙の際、パキスタンへの米軍直接派兵に言及している。

 しかし、ベトナム戦争で隣国のカンボジアを物資輸送で協力していると爆撃してポルポト派の台頭を招いてその後のポルポト政権による虐殺を含めた大混乱をさせた歴史を思い起こすような状態だ。カンボジアにすら大規模派兵は計画もしていないのだからますます軍事優先政策は重傷である。このままオバマが軍事オンリイですすめばおしまいである。

 日本もアメリカに付いていくだけで海外派兵してインド洋で軍艦に給油してきた。それで武力で何もならないことがわかったではないか。
 これまで民政支援と平和的な経済進出で見せてきた日本の出番である。
  民主党政権が、16日に成立したら鳩山総理はただちに米国へ行き日米首脳会談で武力は警備だけに限定して、工作隊を派遣して民政支援を行う。地元企業や労働者を雇い、水路や農地整備に全力を挙げる。ペシャワール会のようなNGOの方が効率的なのだが、外国軍によりこれだけ荒らしてしまったら残念ながらそれは不可能なのでイラクで自衛隊がやっていたように軍隊による請負と建設をやるべきである。オバマ大統領にそれを提案すべきである。現在の軍事費の百分の一程度ですむはずである。

最初は、これまでの反発が大きく犠牲者が出るだろうが、年月をかけていけば理解される。
 ただし、日本はアメリカが荒らした後の戦闘地域なので安定しなくては入れない。それはまず軍事で国を潰し回っているアメリカからまず反省して行わなければならない。

 アメリカと真に同盟国なら従属しているだけではダメだ。
 米国国防総省ジェフ・モレル報道官が、記者会見で、経済大国としての責任から給油継続を望むと日本を属国扱いしたことに対し、藤崎一郎駐米大使が切り返したように。

「日本政府が判断すべき問題だ」「(報道官発言に)不快感を示した」
そして、藤崎大使は、現在行なっている給油活動が「日本が主体的に判断した国際貢献であり、(米政府に)要請されてやってきたものでは全くない」と強調。その上で、今後のアフガニスタンへの貢献のあり方に関しては「新政権が発足した時、日本政府として検討することだ」、「日米間のこれまでの信頼関係は、報道官を通じてやり取りするようなものではない」
 こういったようにきちんと言うべき事は言う必要がある。

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【2009/09/11 23:55】 | 政治・経済
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