一ヶ月ぶりに夏休みを取ったら逆にへたばってしまった。とにかく何も出てこないのだ。何とか元のペースに戻りたい。

 麻生総理が、絶えず失言と被災地の視察にいけば遺体を捜せと言ったり、被災民の所に行けばベッドにあごを乗せてみたりと、自爆政治にいとまがない。ありがたいことだ。

 おかげで、民主党は300議席台と財界の広報紙の産経新聞含めて認めるところとなった。

 とにかく攻撃が国旗を党旗に改造したということしかないのだ。民主党政権は確実となった。

 だが民主党はどのような社会を作るのか。それがちっとも明らかではない。

 特にアメリカとの関係をどうするのか。当初のインド洋給油を認める転換も来年までの期限で終了して延長しないと表明している。
 問題の地位協定改訂も引っ込めている。でもそれでいいのだろうか。今後の日本の進路は日米との関係にだけ従属し固守していてすむ話ではない。
 米中戦略対話も開始された。米国そのものが従属するばかりの日本を必要としていない。
 冷戦までは日本は自国の戦略があって日米関係を自立性を持ち、意識的に築いてきた。ところが冷戦終了後に戦略性が無くなり軍事的面を中心にただ付属しているだけになった。

 アジアの中で自立性を持ちアジア各国と関係を結びリードして大きな位置を保つ。
そのうえで中国とも関係を結べる。そういう成熟した政治的な動きのできる日本が必要なのであって、単なるヒステリー状態で中国と敵対する日本が求められてはいないのだ。

 民主党政権はこの一年間は、オバマ政権との対話を重ねてほしい。正直小沢前代表が第七艦隊だけでいいと突然表明したのはあまりに唐突で米国の反発と自民党による悪用を招いただけだった。
 確かに、思いやり予算の減額や沖縄基地の削減と問題と課題は山積みしている。でもアメリカという相手がある話なのだ。オバマ政権と米国国務省を始めとする各段階の責任者と十分な対話を重ねること抜きに現実には何も動いていかない。そして自分たちの問題点と本気で変化させたいと考えていることを十分に相手に伝えることだ。
 その積み重ねの上に、自分たちの主張を展開してほしい。
 基本は戦略的な日米の全面的関係をいかに構築するかなのだ。

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【2009/08/24 23:55】 | 政治・経済
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